2月の受験シーズンを前に、1月はどの通信制高校も、説明会やオンラインでの個別相談会が活性化。受験がない代わりに説明会参加が必須、という学校もあるので、希望校の入学を逃さないよう、学校資料は今日取り寄せて確認しましょう。

*早い学校は翌日に資料が届きます。家族で話し合う時間が取るためにも、複数校の資料を取り寄せて検討しましょう。
日本放送協会学園高等学校、東京都国立市ベーシックコースを卒業したリンです。
学校の雰囲気や設備はどんな感じ?と気になる方に向けて、「卒業生の本音」をお話していきます。
学校選びの参考にしていただけると嬉しいです。
日本放送協会学園高等学校本校の基本情報
住所 | 東京都国立市富士見台2-36-2 (最寄り駅:JR中央線国立駅から徒歩18分、JR南武線谷保駅から徒歩8分) |
---|---|
通学コース | ネット学習コース ネット学習Doitコース ネット学習海外コース ベーシックコース 登校コース 教養・海外特科コース |
スクーリング | 1~2回/月 毎月の指定日登校が困難な人に、集中スクーリング(4日間)を実施している。 ネット学習の利用でさらに軽減も可能 |
日本放送協会学園高等学校(通称NHK学園)とは、学校法人日本放送協会学園が運営する、単位制の通信制高校です。
基本的には、NHKのテレビやラジオで放送されている「NHK高校講座」を視聴して勉強します。
教科書を読んでレポートを提出し、スクーリングに参加し、中間・期末試験を受けると単位が認定されます。
全国各地に協力校が設置されているので、全国どこからでも学ぶ事ができます。
1963年に設置され、50年を超える長い歴史があります。
通信制高校が珍しかった当時、労働などの事情があって高校に行けなかった方にとって重宝されていました。
現在では、事情があって高校に行かず働いている社会人だけでなく、小中学校で不登校がちだった方など、様々な方がこの高校で学んでいます。
日本放送協会学園高等学校本校の通学コース
NHK学園には様々なコースがあります。
筆者はベーシックコースで入学し、地方の協力校で学びました。
ネット学習コースはネットでレポート提出しますが、ベーシックコースは手書きでレポート提出します。
手書きでの勉強に慣れている方はこちらが良いでしょう。
ベーシックコースの場合、東京本校もしくは地方の協力校に月1〜2回登校します。
時間割は基本的に全日制高校と変わらず、朝から午後まで授業がありました。
登校コースの場合は、東京本校へ週3日通ってスクーリングに参加します。
毎日学校に行くのは難しいが、たまにしかスクーリングがないと寂しいと言う方にオススメのコースです。
公式ホームページにてスクーリングの1日が公開されています。
朝から授業を受け、学食で昼食をとり、図書館で自習したり部活に参加する、と言うものです。
日本放送協会学園高等学校本校の設備の充実度、専門授業の質
東京本校は食堂や体育館、音楽室、理科室、図書館、教育相談室などが揃っており、比較的綺麗な校舎です。
東京本校は部活動もあり、体育系や文化系などの多数の部があります。
地方の協力校は、通常の高校を貸し切って行うケースが多いので、設備の充実度は学校によって異なります。
生徒数は10名程度でそんなに多くありませんでした。
授業は多くのコースにおいて、英語や数学などの一般的な科目が中心です。
書道や音楽、体育もあります。
体育はバレーボールやバドミントンなどのスポーツもありますが、中高年の生徒も多い事から、無理なく取り組めるようになっていました。
実技よりも筆記テストが重要なので、運動が苦手な方でも大丈夫です。
専門的な科目はほとんど開講されていません。
しかし、ネット学習Doitコースは不登校・ひきこもりの方への独自の教育課程のコースなので、「生活実習」「職業技術」などのユニークなカリキュラムが基本となっています。
日本放送協会学園高等学校本校のイベントや学校行事
東京本校は運動会や夏祭り、学園祭、球技大会など行事が豊富です。
卒業式はあの紅白歌合戦でお馴染みのNHKホールで行われます。
憧れの歌手と同じ舞台に立てるなんてまるで夢のようですよね。
ただし、協力校の場合は入学式・卒業式ともに、その協力校で行われます。
本校および協力校での卒業式は、NHKのニュース番組やWebにて公開される場合もあります。
テレビに映ると思うと緊張しちゃいますね。
地方の協力校の行事は学校ごとに異なります。
ちなみに筆者が通っていた協力校では、スポーツ大会が年に2回と、遠足が年に2回ありました。
スポーツ大会は特定のスポーツをチームに分かれて行います。
スポーツ大会に参加すると、体育の出席時間に加算してくれました。
遠足はバーベキューをしたり、観光地に行ったりしました。
遠足に参加する人は少なかったです。
行事への参加は必須ではありませんでした。
行事でクラスメイトとの親睦を深める事ができます。
日本放送協会学園高等学校本校の雰囲気やいじめ
筆者が通っていた協力校では、クラスメイトは10代や20代から中高年まで、年齢層が幅広くアットホームな雰囲気でした。
みんな仲が良く、いじめは自分が知ってる限りではありませんでした。
特に中高年の生徒は若い生徒に対して話しかけてくれます。
他の通信制高校の場合は、派手な若いギャルが多くて怖い…と言うケースもあるかもしれません。
しかしNHK学園なら、不登校・ひきこもりがちで大人数だと苦手な方でも、クラスに比較的馴染みやすいと思います。
科目の先生は、その協力校に使用している高校で普段から教師として働いている方でした。
どの先生も親切で、怖い先生はいませんでした。
レポートで分からない箇所があれば聞く事もできます。
日本放送協会学園高等学校本校の卒業後の進路
2016年度の合格実績によると、4年制大学に350人、短期大学に40人、専門学校に229人、通信制大学に40人が進学しています。
指定校推薦の数は徐々に増えています。
法政大学や早稲田大学、日本大学に進学する方もいます。
全日制高校の場合、毎日朝から夕方まで授業を受けて、夕方から塾に通うと言うハードな高校生活を送る方も多いです。
しかし通信制高校は時間に余裕を持つ事ができるので、NHK学園で基本的な勉強をする以外の時間で、たっぷりと受験対策をする事もできます。
筆者は通信制の大学に進学しましたが、NHK学園で学んだ内容が大学でも生かされています。
周囲にも大学に進学する人もいました。
就職希望の生徒の就職先探しも行なっています。
だからと言って諦めない事が大切です。
全日制高校に行けなかったからって全て終わりではありません。
通信制高校で学ぶと言う選択肢も残されています。
NHK学園では基本的に自宅で学び、時々スクーリングに参加して、アットホームな場所でクラスメイトとの親睦を深める事ができます。
勉強はそんなに難しくないので、勉強が苦手な方でも大丈夫です。
テレビやラジオのNHK高校講座で楽しく分かりやすく学ぶ事ができます。
ただしレポートには提出期限があるので、自分で計画を立てて効率的に学ぶ事が大切です。
自分はNHK学園に入学して高校の勉強をし、友達と交流する事ができて良かったです。
小中学校は不登校ぎみでしたが、高校では豊かな学校生活を送る事ができました。
NHK学園での経験が、大学生活に生かされました。
NHK学園での日々は自分の人生の中の素敵な財産となっています。
皆さんもぜひNHK学園で楽しい高校生活を送って欲しいと思います。
2月の受験シーズンを前に、1月はどの通信制高校も、説明会やオンラインでの個別相談会が活性化。受験がない代わりに説明会参加が必須、という学校もあるので、希望校の入学を逃さないよう、学校資料は今日取り寄せて確認しましょう。

*早い学校は翌日に資料が届きます。家族で話し合う時間が取るためにも、複数校の資料を取り寄せて検討しましょう。