フリースクールから大学進学は可能?受験資格の取得方法と勉強法を解説

「フリースクールに通いながら、大学を目指すことはできるのだろうか?」
「大学受験に必要な資格や、勉強のサポートは受けられるの?」

不登校からの進路を考える上で、フリースクールは有力な選択肢ですが、その先の大学進学となると、具体的なイメージが湧かず不安に思う方も多いかもしれません。

結論から言えば、フリースクールを拠点にしながら大学進学を目指すことは十分に可能です。重要なのは、そのための正しいルートと方法を知ることです。

この記事では、フリースクールから大学進学を目指すために必要な受験資格の取得方法や、フリースクールをどのように活用して受験勉強を進めるかについて、具体的に解説します。

目次

🎓 最初のステップ:大学受験資格を得る方法

大学を受験するためには、「高等学校を卒業した者」または「それと同等以上の学力があると認められた者」である必要があります。フリースクールに通うだけでは、この資格は得られません。

そのため、フリースクールを活用しながら大学受験資格を得るには、主に以下の2つのルートがあります。

ルート①:通信制高校に在籍し「高卒資格」を取得する

現在、最も一般的な方法です。多くのフリースクールは通信制高校と連携しており、「サポート校」としての機能を果たしています。

生徒は通信制高校に籍を置きながら、日々の学習やレポート作成の支援を通い慣れたフリースクールで受けます。これにより、安心できる環境で自分のペースで学習を進め、3年間で正規の「高校卒業資格」を取得することができます。

この資格があれば、どの大学でも受験することが可能です。通信制高校との連携によって、在宅学習とフリースクールでの対面サポートを組み合わせられるため、不登校のお子さんにとって無理のない形で高卒資格を目指せます。

💡 通信制高校+フリースクールのメリット
  • 正規の「高校卒業資格」が取得できる
  • フリースクールで学習のサポートを受けられる
  • 自分のペースで無理なく学習できる
  • どの大学も受験可能になる

ルート②:「高卒認定試験(高認)」に合格する

もう一つの方法が、「高等学校卒業程度認定試験(高認)」に合格することです。これは、高校を卒業していなくても、同等以上の学力があることを国が認定する試験です。

高認に合格すれば、大学や専門学校の受験資格が得られます。フリースクールの中には、この高認合格に向けた学習サポートを行っているところもあります。

ただし、高認に合格しただけでは最終学歴は「中卒」のままという点には注意が必要です。大学に進学して卒業すれば「大卒」になりますが、高認合格後に進学しない場合は学歴としては中卒のままとなります。

比較項目通信制高校高卒認定試験
取得資格高校卒業資格大学受験資格
最終学歴高卒中卒(合格のみの場合)
期間3年間年2回の試験
学習サポートフリースクールで手厚いフリースクールによる
費用年間20〜40万円受験料のみ(約1万円)

大学受験にフリースクールを活用するメリット

フリースクールは、画一的な学校教育とは異なる環境だからこそ、大学受験においてメリットとなる点があります。

メリット①:受験科目に特化した学習計画を立てられる

大学受験では、志望校の入試に必要な科目だけを重点的に学習することが合格への近道です。

フリースクールでは、学校の授業のように全ての教科をこなす必要はなく、受験に必要な科目に絞って、子ども一人ひとりに合わせたオーダーメイドの学習計画を立てることができます。

例えば、文系志望なら国語・英語・社会を重点的に、理系志望なら数学・理科を集中的に学ぶことで、限られた時間を効率的に使って学力を伸ばせます。

メリット②:自分のペースで学力を伸ばせる

苦手科目は基礎までさかのぼってじっくりと、得意科目はどんどん先のレベルへ。フリースクールでは、周りの進度を気にすることなく、自分の学力に合わせて学習を進められます。

この個別最適化された学びが、効率的な学力向上につながります。不登校で学習に空白期間があったとしても、わからないところまで戻って学び直せるため、確実に理解を積み上げられます。

一般的な学校では集団授業のペースに合わせる必要がありますが、フリースクールなら「わかるまで」「できるまで」じっくり取り組めます。これが受験における大きな武器になります。

メリット③:精神的なサポートを受けながら受験に臨める

大学受験は、学力だけでなく精神的にも大きな負担がかかります。フリースクールのスタッフは、子どもの心に寄り添う経験が豊富です。

学習面の不安だけでなく、受験へのプレッシャーや悩みも相談しやすく、安定したメンタルで受験期を乗り越えるための大きな支えになります。

また、フリースクールには同じような経験を持つ仲間がいるため、「自分だけじゃない」という安心感も得られます。

🔍 大学進学を視野に入れたフリースクールの選び方

大学進学を目標とする場合、フリースクール選びにはいくつか確認すべきポイントがあります。

ポイント①:大学受験のサポート体制

まず、そのフリースクールが大学受験のサポートに力を入れているかを確認しましょう。

「受験対策の専門スタッフはいるか」「どのような教材を使っているか」「模擬試験は実施しているか」「進路指導の体制はどうか」など、具体的なサポート内容を質問することが重要です。

見学や体験授業の際に、実際の授業風景を見たり、在籍生徒や保護者の声を聞いたりすることで、そのフリースクールの受験サポートのレベルを確認できます。

ポイント②:進学実績

可能であれば、過去の卒業生の進学実績を確認させてもらいましょう。どのような大学や学部に進学した生徒がいるかは、そのフリースクールのサポート力を測る一つの指標になります。

ただし、進学実績だけで判断するのではなく、「お子さん自身がそのフリースクールで安心して学べるか」「スタッフとの相性は良いか」といった点も総合的に判断することが大切です。

ポイント③:通信制高校や高認との連携

高卒資格を取得するために、どのような通信制高校と連携しているか、あるいは高認対策のノウハウがどの程度あるかを確認します。

サポートがスムーズに行える体制が整っているかは大切なポイントです。通信制高校との連携がしっかりしていれば、レポート提出やスクーリングのサポートも受けられ、確実に高卒資格を取得できます。

✅ フリースクール選びのチェックリスト
  • 大学受験の専門スタッフがいるか
  • 過去の進学実績を確認できるか
  • 通信制高校との連携体制は整っているか
  • 個別の学習計画を立ててもらえるか
  • 模擬試験や進路指導があるか
  • 見学・体験授業で子どもが「ここなら通えそう」と感じたか

学習支援が充実したおすすめフリースクール3校

大学進学を視野に入れたフリースクール選びの参考として、学習サポートが特に充実している3校をご紹介します。

トライ式中等部

施設数全国120箇所以上
通所頻度週1日〜週5日
通学スタイル通学型・在宅型・オンライン型
費用お子さまに合わせて最適な料金プランを作成。料金プランのご提案・ご相談は無料

トライ式中等部は、不登校の生徒を対象に個別指導やオンライン学習を提供するフリースクールです。家庭教師のトライならではの個別指導や柔軟な通学スタイルが特徴。手厚いサポートで選ぶなら最初に検討したいフリースクールです。

不登校だった私でも、週1回から通学できる柔軟なシステムが助かりました。個別指導で自分のペースに合わせて勉強でき、先生が親身になってサポートしてくれるので安心して学習を続けられました。高校進学も無事にでき、今では自信を持って学校生活を送っています。トライ式中等部のおかげで、自分の将来に希望が持てるようになりました。

子供が不登校になり、どうしたら良いか悩んでいた時にトライ式中等部を知りました。個別指導で子供のペースに合わせた学習ができるので、少しずつ勉強への意欲を取り戻しています。週1~5日の通学スタイルも選べるので、無理なく通わせられる点がとても良いです。高校進学率も高く、将来への道筋が見えてきました。

中学校では不登校でしたが、トライ式中等部ではマンツーマン指導でサポートしてもらい、無理なく勉強を続けられました。在籍していた中学校とも連絡を取ってくださり、無事に中学校を卒業→全日制高校に進学できました。最初は不安でしたが、今では自信を持って新しい環境に挑戦できています。

トライ式中等部の資料を無料請求する

バンタンゲームアカデミー中等部

施設数20箇所12都道府県
通所頻度週1日〜週5日
通学スタイル通学制/オンライン併用可(キャンパス・コースにより異なる)
費用詳しくは資料請求でご確認ください

ゲーム・イラスト・eスポーツなど、クリエイティブ分野に特化した教育を行う「バンタンゲームアカデミー中等部」。

中学生の段階から、制作や表現を中心とした学びに取り組めるスクール。少人数制のクラスで、学校生活に不安を感じているお子さまでも無理なく通いやすい環境が整っています。

CHECK POINT

※ゲーム・イラスト・eスポーツなど専門分野に特化
※実践重視のカリキュラムで「作る力」を育成
※通学日数や学び方を柔軟に選択可能

学校の勉強が合わず悩んでいましたが、好きなゲームやイラストを通して学べる環境だったので、前向きに通えるようになりました。自分から「やってみたい」と言う姿が増えたのが印象的です。「やらされる勉強」ではなく、「自分で作ってみたい」「もっと上手くなりたい」という気持ちが自然と出てきたのが大きな変化です。

少人数制で先生との距離が近く、分からないことをその場で質問できる点がとても安心でした。学校では質問できずに立ち止まってしまうことが多かったのですが、ここでは一人ひとりをよく見てもらえていると感じます。通学日数も無理なく調整できるので、子どものペースを大切にしたい家庭には合っていると思います。

第一学院中等部

施設数37箇所22都道府県
通所頻度オンライン+月1〜4回
通学スタイルオンライン・通学型
費用キャンパスによって異なるため資料請求で確認

第一学院中等部は、オンライン教育が充実しているフリースクールです。ICTを活用した個別サポートが充実しており、月1〜4回の通学指導で不登校生徒にも対応。在籍中学校との連携で、中学校の出席として認められることもおあります。

CHECK POINT

※ICT活用で自宅でも学習可能
※中学校在籍のまま通学できる
※月1〜4回の通学で柔軟に対応

子供が不登校になり、第一学院中等部に通わせることにしました。月1~4回の通学でもオンラインでしっかりサポートしてくれるので安心しています。ICTを活用した授業は子供にも合っているようで、自分のペースで学べる点が良いです。不登校だった子供が少しずつ自信を取り戻し、前向きに学習に取り組めるようになりました

学校には行けなかったけど、第一学院中等部では自分のペースで勉強できる環境が整っています。ICTを使った授業は楽しくて、自宅でもしっかり学べます。月数回の通学も負担にならず、オンラインと組み合わせて無理なく勉強を続けられています。

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まとめ:その子に合ったルートで大学進学は目指せる

フリースクールは、大学進学を諦める場所ではなく、むしろその子に合った方法で目標を達成するための新たな拠点となり得ます。

通信制高校との連携で着実に高卒資格を得るか、高認試験で受験資格を得るか。どちらのルートを選ぶにせよ、フリースクールの柔軟な学習環境と手厚い精神的サポートは、大学受験という大きな挑戦において心強い味方になります。

まずは子どもが安心して学べる環境を確保し、その上で本人の希望する進路に向けて、最適な方法を一緒に探していきましょう。

🌱 大学進学への第一歩
  • 通信制高校との連携があるフリースクールを探す
  • 高認試験の情報を収集する
  • 大学受験のサポート体制を確認する
  • 見学・体験授業で実際の雰囲気を確認する
  • 子どもの「好き」を起点に学びを広げる

「フリースクールに通っている=大学進学は無理」ではありません。子どもに合った学びの形と適切なサポートがあれば、大学進学という目標は十分に達成可能です。

📚 大学進学も目指せる!おすすめフリースクール3校

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記事監修

阪口 裕樹のアバター 阪口 裕樹 編集長

自身の発達障害の経験から「生徒一人ひとりに合った学校選びをサポートしたい」という想いで2013年からサイト運営を開始。卒業生への直接取材と、公式サイトや資料に基づいた徹底的な情報検証を続け、現在は年間110万人が訪れるサイトになりました。このフリースクール選びのサイトでは読者が本当に知りたい情報を、分かりやすく誠実にお届けすることをお約束します。

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