家庭教師の料金相場はどのくらい?小学生の場合(対面/オンライン)

編集長 岡本

小学生の子供に家庭教師が必要かもしれないと考えた時、どういった点を参考に家庭教師を選べばよいのでしょうか。

家庭教師にも対面式とオンライン式、講師の質もプロ講師とアルバイト家庭教師があります。それぞれのメリットデメリット、小学生の料金相場についてご紹介します!

目次

小学生が家庭教師を利用しようと考えるタイミングについて

家庭教師に向いている子供は、

  • 集団塾についていけない
  • 集団では緊張して実力が発揮できない
  • 人見知りが強く、わからないことがあっても質問できない
  • 自宅の慣れた環境の方が落ち着いて勉強ができる

という性格の子供に向いています。

集団塾は、わからないことがあっても、決められたカリキュラムの中で授業が進んでいくので、自分から積極的に学べないと、有効活用できないということがあります。

その点家庭教師の場合、多くが子供と相性の良い先生を選ぶことができ、合わない場合は先生を交代できるなど、大人の側が、子供が学習しやすい環境に気を配り、その子に応じた学習ペースで勉強を進められるようにしてくれます。

授業内容も、オーダーメイドの場合が多く、学校の補習的な授業から中学の受験対策まで対応してもらえます。

自主的に学習が進められるよう、学習計画表を立ててくれたり、授業以外の日であっても、勉強していてわからないところがあればメールやラインでいつでも質問に応じてもらえるといったサービス体制が整っている家庭教師センターもあります。

高学年になると学校の勉強内容に抽象的な問題が多く取り入れられるようになり、グンと難しくなります。

学校の勉強がわからない子供が増えるのもこの時期からです。子供の進路に中学受験を考えている家庭は小学3年生の終わりごろから慣らしで子供を進学塾に通わせ、小学4年生から本格的な受験対策を始めます。

受験をしない子供でも、1つわからないことでつまづいてしまい、そのままにしているうちにわからないところがどこなのかさえわからなくなってしまい取り返しがつかない状態になっているということもあります。

子供が自信をもって学校へ通え、学校生活が楽しめるよう、現状の把握や子供の性格、勉強への意欲、進路など親が把握し、子供に合ったサポートを考えていけると良いでしょう。

プロ講師の特徴と費用

家庭教師にプロ家庭教師とアルバイト家庭教師がいるのをご存知でしょうか。

プロ家庭教師とは、家庭教師を仕事としている社会人のことをいいます。指導力に長けている場合が多く、どんなタイプの子供にも上手に合わせ、授業をしてくれます。

公立校の補習的授業、付属小の授業への対応、受験対策、不登校生対応と子供の現在地を見極め、目標が達成できるよう学習プランを立て、目標まで導いてくれます。

デメリットは、社会人の大人に子供が馴染みにくいことがあるという点と、アルバイト家庭教師に比べ、指導料が高いという点です。

家庭教師センター家庭教師をお願いする場合、かかる費用として考えられるのは、入会時の入会金、指導料、教材費、管理費、講師の交通費実費があります。

入会金の相場は20,000円程度、指導料の相場は1回60分授業、補習的な授業で税込2,000~5,000円、週1回授業をとった場合、月謝は30,000~80,000円となります。

中学受験対策としての授業をお願いした場合、1回60分で税込3,000~10,000円、週1回の月謝は50,000~160,000円が相場です。

家庭教師センターでは、交通費を抑えるために自宅から近隣に住む講師を選択し紹介してくれます。

また教材費に関しては家庭教師センターにより独自の教材を購入し強制的に使用しなくてはならないというところもあり、その場合は費用が発生しますが、学校で使っている教科書やワークを使用しての授業の場合、費用はかかりません。

高額な教材を無理に買わせる家庭教師センターもあるので、注意が必要です。プロ家庭教師は結果を出すため豊富な指導力で上手に子供を導いてもらえるので、料金は高めですがその分きちんとした結果を得たい人におすすめです。

アルバイト家庭教師の特徴と費用

アルバイト家庭教師とは、大学生講師がアルバイトで勉強を教えてくれます。

プロ家庭教師と比べ、指導力という点では劣るかもしれませんが、小学生にとって大学生はちょっと年上のお兄さんお姉さんという存在、子供には親しみやすく相性が良い先生と出会えると楽しく勉強に取り組めるというメリットがあります。

指導料の相場は1コマ60分、補習的な授業内容で1,600~3,500円、週1回で授業をとった場合、月謝は25,000~60,000円です。受験対策の授業をお願いする場合は、1コマ60分3,000~5,500円、週1回の授業で月々50,000~90,000円とプロ講師よりも指導料が安いのが特徴です。

家庭教師センターは子供と講師の相性を大切にしているところが多く、自宅近隣に住んでおり、趣味や性格が合いそうな講師を登録者の中から選び講師として選定しています。

他にも本格的な授業が始まる前に無料体験で講師との相性が試せたり、無料で講師の交代が何度でもできるというシステムの家庭教師センターもあります。

家庭教師センターを通さず、直接大学生のアルバイト講師と家庭教師の契約を結ぶこともできます。その場合は、知り合いの大学生やインターネット、家庭教師紹介所などを利用し、親が子供に合った先生を探すということになります。直接契約の大学生講師の場合、1コマ60分で指導料1,700から2,000円が相場です。

オンライン家庭教師の特徴と費用

オンライン家庭教師を利用する人も増えています。

オンライン家庭教師は、講師の交通費がかからなかったり、お茶出しを気にする必要が無かったりと親が留守にしていても他人が家に入ってくるわけではないので安心して利用できます。

土日や遅めの時間帯でも予約を取ることができ、とても便利です。しかし、対面と比べ、学力向上に関しては、きちんとした結果が得られるよう指導力のある先生、子供と相性の良い先生を選ぶようにするなど慎重に検討する必要があります。

オンライン授業の相場は週1回、60分授業で月謝が約5,000円から15,000円です。

マンツーマンで授業を見てもらえ、授業以外の時でもわからない事が質問できるサポート体制を整えているオンライン家庭教師センターもあります。授業を動画に残せ、後で復習に使うことができるといったメリットもあります。

対面式の家庭教師と同じ質の授業ができる工夫として、手元を映すノート用のカメラと表情を映すためのウエブカメラ、2つのカメラが必要であったり、会話をスムーズにするためのヘッドセットの準備が必要な場合もあります。

もちろん基本設定としてネット環境やスマホ、タブレット、パソコンといった機材は事前準備が必要です。マンツーマンで勉強をみてもらえるシステムの中では、オンライン家庭教師は指導料が安いので、初めての家庭教師におすすめです。

目的に応じた家庭教師選びを

小学校低学年のうちは、家庭学習の習慣を身に着けるためにオンライン家庭教師を利用し、家庭教師というものに慣れ、高学年から対面式を利用するなど見通しを立てた家庭教師の利用方法もあります。

子供の学習サポートにかけてあげられる予算と得られる結果、子供の性格に応じた家庭教師選びをおすすめします。

目次