2月の受験シーズンを前に、1月はどの通信制高校も、説明会やオンラインでの個別相談会が活性化。受験がない代わりに説明会参加が必須、という学校もあるので、希望校の入学を逃さないよう、学校資料は今日取り寄せて確認しましょう。

*早い学校は翌日に資料が届きます。家族で話し合う時間が取るためにも、複数校の資料を取り寄せて検討しましょう。
このページでは、北海道の通信制高校事情(公立・私立)と、学費の安いおすすめ通信制高校をまとめています。
北海道には公立は1校、私立は7校の通信制高校が本校を構えています。私立の通信制高校は、専門授業や大学進学に特化したコースなど選択肢も多いです。
通信制高校は、通学が必要なコースであっても、年に数回はスクーリング(通学)に参加する必要があります。
北海道の場合、遠すぎる学校を選ぶと移動費がかかってしまうので、まずは通える範囲内にある、学費の安い通信制高校を探していくのがおすすめです。
北海道エリアで学費が安い通信制高校(公立編)

自治体が運営している公立の通信制高校として、北海道エリアには北海道有朋高校(札幌市北区)があります。
同校は、中学を卒業する見込みの方以外にも幅広い年齢層の方が通学しているため、通常の学校よりも社会人としてのマナーなどが学びやすくなっているのが特徴です。
学費面では、
入学金:2,100円
授業料:8500円(1単位340円/25単位取得の場合)
合計学費:10,600円(目安)
という値段になっています。公立学校なので、私立とは違って、学校単体で採算をとる必要がないため、相対的に学費が安くなっています。また、この学費は就学支援金の対象になりますので(1単位あたり520円まで支給)、実質的な学費は無料となります。
ただ、公立の通信制高校は生徒一人ひとりへのサポート体制がないことがほとんどで、生徒の中退率も40%ほどとなっています。学校数が少なく通いにくいこともあり、スクーリング(通学)時の負担も大きいです。
一般的には、
「通学圏内にある私立の通信制高校の中から、学費の安い学校から選択する」
ほうが、確実に高校卒業資格を手に入れることができるといえるでしょう。
北海道エリアで学費が安い通信制高校(私立編)

北海道エリアには、2020年時点で7校の通信制高校が開校しています。
その他にも、北海道にキャンパスを持っている通信制高校も多く、私立の通信制高校であれば、通学圏内にある通信制高校を選ぶことができるでしょう。
私立の通信制高校の魅力は、その卒業率の高さとそれぞれの学校が実施しているオリジナルのカリキュラムです。
例えば、芸能活動をしていきたい生徒のために芸能コースを設置している学校や、生徒の得意分野を更に伸ばすために一人ひとりのカリキュラムを設定している学校があります。こちらでは、おすすめの通信制高校(私立)をいくつかご紹介します!
1.クラーク記念国際高等学校(札幌大通/札幌白石)
クラーク記念国際高等学校は、学校法人創志学園が運営している日本最大級の私立通信制高校です。
その生徒数は全国で1万人以上もいるとされていて、北海道の深川市に同校の本部があります。
同校の名前でもあるクラークとは、北海道大学の初代校長であり、「少年よ大志を抱け」の格言が著名であるウィリアム・スミス・クラーク氏からとられています。また、同校はクラーク氏の子孫から正式に認可され交流を深めている唯一の学校です。
芸能活動から難関国立大学への進学まで幅広い進路がある同校には、通信制高校には珍しい「全日型」と呼ばれる通学方法があります。
これは、全日制高校と同じように週5日間通学をおこなうスタイルで、進学を目指す学生や部活動を頑張りたい生徒に人気です。
クラーク記念国際高等学校の学費は下記のとおりです▼
入学金:10,000円
授業料:8000円/1単位
雑費:13,000円
合計額:223,000円
*学費は就学支援金の対象となり、授業料は実質的には無料となるため、実際にかかる年間費用は23,000円となります。
となります。
全日型では、入学金が140,000円、授業料が448,000円、雑費が300,000円、年間の合計額は888,000円となります。こちらも、就学支援金の対象となり、授業料が割り引かれます。

2:星槎国際高等学校(札幌)
学校法人国際学園が、北海道・東北エリアを中心に47都道府県に学習センターを設ける形で運営しているのが、星槎国際高等学校です。
北海道札幌市の本部校を中心に北海道エリアには、3つの拠点が用意されています。生徒数は全国で、数千人規模にまでなっていて、多種多様な目的で通学しています。
学校法人国際学園は星槎国際高等学校のほかにも、神奈川県で大学や高校を運営するなど実績が豊富です。星槎とは、中国の故事に由来する名前であり、槎(いかだの意味)で天空を旅したエピソードのように、生徒一人ひとりが星(希望)を目指して進んでいこうという意味です。
星槎国際高等学校のウリはその卒業率の高さです。卒業率は90%を超えており、私立公立あわせた通信制高校のなかでもトップクラスの実績を誇っています。
星槎国際高等学校の学費は下記の通りです。
入学金:20,000円
授業料:10,000円/1単位
雑費:25,000円
年間学費:295,000円
*学費は就学支援金の対象となり、授業料は実質的には無料となるため、実際にかかる年間費用は45,000円となります。

3:札幌自由が丘学園三和高等学校(上川郡和寒町)
札幌に本部がある札幌自由が丘学園三和高等学校では、少人数に絞って授業を実施しています。なので人間関係が不得意な方でも通学しやすくなっています。
同校は、特殊なコースもなく基本的な通信制高校のスタイルですが、その一方で北海道の大自然をたっぷりと使った授業もおこなっていて、カヌーやヨットなどは特に人気です。通信制高校には珍しく運動会や文化祭などの行事もおこなっています。
学費は下記の通りです▼
入学金:60,000円
授業料:6,000円/1単位
雑費:70,000円
合計年間学費:280,000円
*就学支援金により授業料が実質無料となり、年間学費は130,000円となります。
4.北海道芸術高等学校(札幌)
学費が安い通信制高校ではありませんが、北海道に本校がある「北海道芸術高等学校」は、北海道内でエンターテイメント・芸術を学ぶには最適な学校なので、おすすめ校のひとつとしてご紹介します。
漫画コースでは、まんが甲子園で準優勝経験があり、声優コースでは実際にプロの声優として活躍する人材を多く輩出しています。講師として漫画家や声優による指導もあるので、個人個人の才能を十二分に伸ばすことができるのが特徴です。
北海道芸術高等学校の学費は下記のとおりです▼
入学金:50,000円
授業料:12,000円/1単位
サポート授業料:312,000円
キャンパス施設費:24,000円
実習費:54,000円
行事費:30,000円
合計学費:830,000円
*就学支援金の適用範囲となり、年間470,000円~685,640円が納入学費となります。

2月の受験シーズンを前に、1月はどの通信制高校も、説明会やオンラインでの個別相談会が活性化。受験がない代わりに説明会参加が必須、という学校もあるので、希望校の入学を逃さないよう、学校資料は今日取り寄せて確認しましょう。

*早い学校は翌日に資料が届きます。家族で話し合う時間が取るためにも、複数校の資料を取り寄せて検討しましょう。