2月の受験シーズンを前に、1月はどの通信制高校も、説明会やオンラインでの個別相談会が活性化。受験がない代わりに説明会参加が必須、という学校もあるので、希望校の入学を逃さないよう、学校資料は今日取り寄せて確認しましょう。

*早い学校は翌日に資料が届きます。家族で話し合う時間が取るためにも、複数校の資料を取り寄せて検討しましょう。
学校法人青森山田学園の広域通信制課程を卒業したミモリです。
学校の雰囲気や設備はどんな感じ?と気になる方に向けて、「卒業生の本音」をお話していきます。
学校選びの参考にしていただけると嬉しいです。


青森山田学園の基本情報
住所 | 青森市幸畑2丁目3-1 青森大学4号館(最寄り駅:青森駅) |
---|---|
通学コース | 通信制課 |
スクーリング | 3~4回/月 |
青森大学の所有する施設を一部借りて授業が受けられます。
本人の学ぶ意思を尊重する学校で、やる気さえあれば高校卒業の単位取得を全面的にサポートしてくれる学校です。
進学や就職など、本人の希望に沿った指導をしてくれる頼もしい学校です。
青森山田学園の通学コース
学校に登校し、教室で先生の授業を受けるスクーリングは月に3・4回程度です。
学校の指定する日に授業に出席して、自宅ではレポート(宿題のようなもの)が与えられ、それを提出して単位を取っていきます。
青森山田は、著名なプロスポーツ選手の学習支援をしていることでも知られる学校ですが、原則的にはスクーリング会場のみの登校で卒業となります。
だいたい週に一回、半日授業を受けるくらいなので、仕事やアルバイトをしている人でも、育児をしている人でも無理なく通える学校だと思います。
レポートといっても、負担になるほど多い課題を与えられるわけではないですし、レポートの内容も、難しいものを求められるわけではないので、頑張りすぎなくても卒業することはできます。
担任制ではありますが、教科は各科目ごとの先生から教わり、前期、後期と分けて期末試験とあります。
スクーリングは74単位、特別学習は30単位以上の習得で卒業を果たすことができます。
青森山田学園の設備の充実度、専門授業の質
青森山田高等学校の通信制課程は青森大学の所有する4号館の2階を使わせてもらい、授業を受けています。
新しい施設ではないですが、施設内はわりと清潔感があります。
青森山田高等学校の通信制課程の生徒は、基本的には、与えられた学年の教室と職員室以外の場所は立ち入ることが出来ず、自由に館内を歩き回ったりはできません。
教室は一般的な学校の教室の広さで、中学のときに使っていた教室の、或いは1・2年まで通っていた高校の教室だと思って良いでしょう。
通信課程なので、全日制高校のように定員を設けてクラス分けをしているわけではないので、その学年によってクラスの人数はまちまちのようです。
また、月に何度かしか顔を合わせないので、クラス全員を把握することは難しく、もしかすると仕事や家庭の事情等で止むを得ずスクーリングを欠席する人もいると思うのですが、だいたいクラスには20〜30人前後が在籍し、学年1クラスといったところのようです。
青森山田学園のイベントや学校行事
青森山田高等学校広域通信制課程の学校行事やイベントは、年に数回の特別活動があります。
主なイベントとしては、社会科見学として青森県内にある食品工場などを見学させてもらったり、青森県内の名所をめぐる遠足などがあります。
工場見学の行き先や、遠足の行き先は、学年ごとに行き先が違っていたり、その年によって毎年違っているようです。
私が参加した年にはバスに乗って十和田湖町の奥入瀬渓流に行ってきましたが、わたしをこちらの学校に紹介してくれた先輩が行った遠足の行き先は、津軽方面だったと聞いています。
雰囲気的には、通信課程ということもあり、年齢もバラバラなので、年の近い人や、地元が同じ人同士が固まって行動することが多いようで、各グループがすでに決まってしまっているような感じでした。
やむを得ずに特別活動に出席出来ない人の場合には、その分のレポートを提出することで、単位をカバーできるような体制となっています。
この他、3学年の進学希望者には進学説明会なども実施されています。
青森山田学園の雰囲気やいじめ
学年全体の雰囲気は良好です。
特にいじめや、からかいなど嫌なことをする生徒や、生徒同士のトラブルが起きたのを見たことはありません。
通っている生徒は、主に10代の若い人が多く、家庭の事情で全日制高校に進学出来なかった人や、学力不振で全日制高校に落ちてしまった人、全日制高校の中退者の編入が多いです。
まれに私のように、20代で高校卒業の認定を目指して通っている人もいます。
中には子供を育てながら通っている人もチラホラいて、スクーリングのある人は家族に協力を仰ぎ、子供を預かってもらって通学しているママさんもいました。
仲の良い子が固まっているのもよく見かけたので、同じ中学出身だったり、同じアルバイト先の子が一緒に通学しているのかなとも思いました。
年代が違う生徒同士がすごく仲良くなって交わるということもあまり見かけませんが、だからといって仲が悪かったり、いじめをするような大人気ない人は1人もいないので安心して通うことができます。
青森山田学園の卒業後の進路
私自身は子供を産んでから、20代でこちらの学校にお世話になりました。
一度高校を中退した経験があり、仕事をする為に高校卒業の資格を取得するために入学したので、特に進学の事は考えておりませんでした。
就職活動のサポートも私自身は希望していたわけではなかったので、学校にお世話になることなく、自分で就職活動をして歯科医院で働くことになりました。
若い10代の学生さんの中には、進学を希望している人も多くいたようです。
そのような進学希望の生徒さんには、学校側は手厚いサポートをしてくれます。
主な進学先は、大学でいうと青森大学に進学をする人が多く、全国の私立大学にもたくさんの進学実績があります。
この他、青森明の星短期大学や、大妻女子短期大学、佐賀女子短期大学、札幌国際大学短期大学部などの短大や、青森山田自動車専攻科、青森県ヘアアーチスト専門学校、東京誠心調理師専門学校などの専門学校への進学者も多数です。
やはり有名私立大学や、国立大学に進む人はほとんどおらず、県内の大学〜専門学校に進学するか、就職するかが一般的のようです。
「勉強についていけるか」
「仕事やアルバイトをしながら単位を取ることができるか」
「子育てをしながらの勉強だと、子育てがおろそかにならないか」
などいろいろな不安があるかとは思いますが、こちらの学校は、それぞれの事情を考慮して高校卒業資格認定に向けてサポートしてくれる頼もしい学校です。
進学を希望していたり、将来の目標が明確なのであれば、先生方が希望の進路に近ずくようにサポートしてくれます。
ただし、難関大学の受験となるとかなり厳しいと思われます。
事情がある中でも、優秀で真面目な人は稀に薬学部に進学する人もいると聞いたことがありますが、そこには計り知れない努力が必要だと思われます。
まずは高校卒業の認定があれば、就ける仕事の幅はかなり増えますので、自分の将来のために頑張ってみてほしいです。
2月の受験シーズンを前に、1月はどの通信制高校も、説明会やオンラインでの個別相談会が活性化。受験がない代わりに説明会参加が必須、という学校もあるので、希望校の入学を逃さないよう、学校資料は今日取り寄せて確認しましょう。

*早い学校は翌日に資料が届きます。家族で話し合う時間が取るためにも、複数校の資料を取り寄せて検討しましょう。