2月の受験シーズン前に、1月末はどの通信制高校も、説明会やオンラインでの個別相談会が活性化しています。「入学には説明会参加が必須」という学校もあるので、入学願書はすぐにでも取り寄せて確認しましょう。

*早い学校は、翌日には願書や説明会資料が届きます。家族で話し合う時間が取るためにも、複数校の資料を取り寄せて検討しましょう。
福岡県立博多青松高等学校を卒業したリコです。
学校の雰囲気や設備はどんな感じ?と気になる方に向けて、「卒業生の本音」をお話していきます。
学校選びの参考にしていただけると嬉しいです。


福岡県立博多青松高等学校の基本情報
住所 | 福岡市博多区千代1丁目2番21号(最寄り駅:JR九州吉塚駅) |
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通学コース | 定時制:普通科/情報学科 通信制:普通科 |
学費 | 入学料:470円 授業料:10,000~55,000円 (登録する単位数によって変動) |
スクーリング | 前記後期それぞれ9回(土・日) 特別スクーリング(2日間) |
博多の近くにあり、とても交通の便では便利です。電車で通う場合、吉塚駅で降り博多方面に向かって歩いて10分
地下鉄で通う場合、千代県庁口で降り天神方面とは逆方向に向かって歩いて15分。
申請さえ出せば車通学も可能です。学校帰りには友達と博多で遊んだりできます。さらに私服登校なので学生だと思われたくない方にもピッタリです。
福岡県立博多青松高等学校の通学コース
私は中学の時から毎日学校に通うのが苦痛でした。なので通信制の高校を探して通いました。
面接と筆記に合格したらまず、自分が何年間で卒業するのかを自分でプランを組み立てます。
卒業には74単位を習得しなければならないので、例えば3年間で卒業するとた場合、1年目に30単位、2年目に25単位、3年目に20単位というプランの立て方になります。
ただこのプランだとキツキツに詰めて勉強しなくてはならない為、私は4年間プランで組みました。
科目も国語、数学、理科…ではなく、「現代文Ⅰ・現代文Ⅱ・古典Ⅰ・古典Ⅱ…」「生物基礎・生物Ⅰ・生物Ⅱ…」という風に分かれていて、難しい科目ほど単位の数が大きくなります。
なので時間割もその人その人で異なります。
入学式までに自宅に送られてくる教科書一式の中に、生徒手帳というものが同封され、その生徒手帳には一年間分の時間割がふられています。
なので、何月何日のどの時間になんの教科を受けるのかを1年分プランが出来ます。
福岡県立博多青松高等学校の設備の充実度、専門授業の質
私の通っていた学校は車通学OKだった為、まず1階が生徒専用の駐車場になります。
申請書を出し許可をもらった人だけが停めれるようになっています。
2階はロビーと受付があります。教室や食堂にはエアコンが付いており、冬は暖かく夏は涼しく過ごせますが、ロビーにはエアコンがなく入口とも面している為、外気に触れます。
なので上着を持ってきたり自分で温度調節の出来る服装で通うことをオススメします。
3階には生徒価格、100円で飲み物が買えます!さらに同じフロアには壁に埋め込まれたパソコンの画面が4つあり、生徒情報の載ったバーコードをかざせば、その人の生徒情報、出席日数、テストの点数、レポートの状況などが確認できます。
全日制の高校と同じく30~35人が授業を受けられる広さの教室と、45~50人が授業を受けられる教室の2つがあります。
登録者数の多い科目が優先的に広い教室で授業をするように学校側がプランしてくれるので、狭い思いをして授業を受けるという事はありません。
ただ気を付けなければいけないのは、ギリギリに教室に着いてしまうと席が空いてなく授業が受けれないなんてこともありました。
通信制の生徒は週に2回しか学校に通わないので、先生たちはとても分かりやすくとても丁寧にそしてスピーディーに、プリントを使って授業を進めてくれます。
45分授業と90分授業がありますが、90分の時には必ず休憩も挟んでくれるので、集中できる環境作りが出来ている学校だと感じました。
福岡県立博多青松高等学校のイベントや学校行事
春には遠足があります。地区ごとに分かれてバスに乗り、現地に集合します。
わざわざ学校に行かないでいいのが利点だと思います。例えば筑豊地区だと飯塚市役所に何時に集合と通知が来ます。
さらに子供も参加できますので子連れの方には嬉しい行事だと思います!さらにさらに、お弁当も学校側が用意してくれます。
友達を作るのにはもってこいの行事です。
私の学校には卒業する為に必要な74単位の他に「特別活動」略して特活というものを30時間取得しなければなりません。
遠足に参加するだけでその特活が4時間ももらえます!これは嬉しいですね!
夏には校外学習がありますが、残念ながら私はこれに参加した事がないので詳しくは分かりません。
秋には学校の地下2階で大運動会が開催されます。
全日制と同じく応援団もあり、地区ごとにチアで競ったり、毎年白熱した戦いが繰り広げられています。
こちらもお弁当は学校側が用意してくれるので手ぶらで参加できます。運動会も特活4時間モノなのでぜひ参加してみてください!
さらに冬には予撰会という名の文化祭が行われます。
残念ながらこちらは特活は付かないのですが、先輩たちと過ごす最後の行事となります。
出し物を披露したり、地区ごとで料理対決をしたりします。
他には毎月1、2回、学習会というものも開催されます。
これは地区ごとの公民館や図書館などを借り、そこで2~3時間勉強を教えあったり、レポートでつまずいているところを先生に尋ねたりできます。
こちらも特活2時間付きますので、私は重宝して率先して参加していました。
福岡県立博多青松高等学校の雰囲気やいじめ
私の通っていた高校の通信制は、派手なグループ、一匹狼で行動する人、40~50代のおじちゃんおばちゃんのグループなど、いろんなタイプの人達がいました。
私みたいに1、2年目サボってしまい単位が取れずに6年間通った人や、居心地が良くてわざと5年間通った人など、たくさんの事情を抱えた人たちが通っている学校でしたが、いじめがあるとか誰かがいじめているとか見たことも聞いたこともありません!
むしろ自分とは接点の無さそうな人と仲良くなれたり、授業でたまたまペアになった人と遊びに行くような仲になったり、友達の友達と仲良くなったりと、自分の周りの世界が広がるような感覚でした。
地区ごとの集会も月イチでありますが、委員会の方々や地区長さんも話しかけてくれたり、とても親しみやすい方々ばかりで、全日制の人達とはまた違った青春を過ごせます。
福岡県立博多青松高等学校の卒業後の進路
卒業年次になると、先生から「進路はどうするのか?」「やりたい事はあるのか?」と聞かれますが、あくまで通信制なので先生もしつこく関与はしてきません。
なので最初から最後まで自分で決めて自分で行動しなければなりません。
学校の廊下に、専門学校や大学の募集のポスターであったり、就活に役立つようなポスターもたくさん貼ってあったので、いつでも見れますし困った時は先生も親身になって相談に乗ってくれました。
毎年秋になると特別教室で就職説明会や、進学のセミナーも定期的に開催されています。
先ほど先生はあまり関与しないと言いましたが、私の担任だった女の先生はいつも私たち生徒に気を使ってくれていて、私が就職で悩んでいる時は、電話で相談に乗ってくれたりもしてくれました。
通信制は基本、自分の事は自分でしないといけませんが、いつも一人というわけではありません。
ただ、何度も言いますが自分の事は自分でしないといけないというのが基本なので、「今日めんどくさいからやめとこう」とか「レポート提出し忘れたけどまあいっか」など、自分に甘くしてしまう方にはあまりオススメできません。
あと1単位が足りない為に1年間卒業が伸びてしまったという方を何人も私は見てきました。
同級生たちはもう卒業しているのに、自分はまだ高校に通っている…と私も何度も思いました。
逆に自分の管理をしっかりしたいという人には自信をもってオススメできます!
通信って友達できるの?っていう人、心配しないでください!通信制でも友達はできます。
私は毎日通いたくないからという理由で通信制に通っていましたが、やはり同じ思いで来ていた子もいたので、その子とは親友のように今でも仲良くしています。
学校に通いながら稼ぐという事も可能でしたので、自慢しますが、私は15歳以降、自分の事は自分で行い、学費や自動車なども自分のお金で買うことに成功しました!
2月の受験シーズン前に、1月末はどの通信制高校も、説明会やオンラインでの個別相談会が活性化しています。「入学には説明会参加が必須」という学校もあるので、入学願書はすぐにでも取り寄せて確認しましょう。

*早い学校は、翌日には願書や説明会資料が届きます。家族で話し合う時間が取るためにも、複数校の資料を取り寄せて検討しましょう。