2月の受験シーズンを前に、1月はどの通信制高校も、説明会やオンラインでの個別相談会が活性化。受験がない代わりに説明会参加が必須、という学校もあるので、希望校の入学を逃さないよう、学校資料は今日取り寄せて確認しましょう。

*早い学校は翌日に資料が届きます。家族で話し合う時間が取るためにも、複数校の資料を取り寄せて検討しましょう。
広島県立西高等学校を卒業したういかです。
学校の雰囲気や設備はどんな感じ?と気になる方に向けて、「卒業生の本音」をお話していきます。
学校選びの参考にしていただけると嬉しいです。

広島県立西高等学校の基本情報
住所 | 広島県広島市中区国泰寺町一丁目2−49 (最寄り駅:広電駅中電前) |
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通学コース | 通信制課程 普通科 |
学費 | 受講料:8,000円 教科書代:10,000円 諸経費:4,000円 |
スクーリング | 年間14回。日・月・木のいずれかに参加 |
広島市の中区にあるのでとてもアクセスの良い学校です。
校舎は通信制の高校にしては大きく、隣には国泰寺高校も併設されているため体育館はそちらの物を使用することもあります。
教室は全日制の市立高校と同じように普通の教室から家庭科室や理科室、図書室などもありました。
大きな水槽があり明るい雰囲気のホールなど全日制の高校と同じ施設です。
広島県立西高等学校の通学コース
私は二週間に一度の通学とレポート提出を行い単位を取る普通科を選択しました。
西高校は単位制なので全日制の高等学校から単位を移行することが出来ます。私はそれを選択しました。
年に一度、担任の先生と二者懇談会を行いその年に取る単位数を決め、その後授業を選択するシステムでした。
働いている人や忙しい人は年に取る単位を少なく設定することもできます。
授業は基本、二週間に一度の日曜日と月曜日に決められた授業が行われ自分の選択した教科の授業を受けるシステムでした。
事前に時間割が配られているので自分が取っている教科の授業がなければ登校する必要がない場合もありました。
自分で選択した授業に決まった授業数出なければ単位はもらえないため、自己管理をする必要がありました。
また授業毎に配られるレポートを完成させ郵便で送るか、先生に手渡しするかのどちらかの提出方法を選ぶことが出来ました。
自分が選択した授業以外は自由時間でもあるので登校の日は待ち時間も長かったです。
私は共に転校した人や知り合いがいたため市内に遊びにいって時間を潰したりして自由なスクールライフを過ごしていました。
広島県立西高等学校の設備の充実度、専門授業の質
キャンパス内は広く、入ってすぐのところに大きな鯉の泳いでいる大きな水槽が設置されているホールがあったり学校には開放感がありました。
学校の授業体制もあり待ち時間も多いので椅子やソファ、机が多く設置されていました。
また、大きな多目的室や図書室、パソコンの机など自由に使用できる場所も多くありました。
体育館も大きなものがあり、体育の授業も男女で別れて行われていました。
全日制の高校のような家庭科室や大きな理科室もありそこで実験や調理実習が行われていました。
教室は全日制の高校と同じく40人ほど入れる黒板と机のある教室が3階分ありました。
あまり使われない教室もあったので生徒に対しての合計の教室数は多かったと思います。
授業によって、または日によって生徒数が多い時や少ない時など様々でしたが特に座れなくなることもなく不便なことはありませんでした。
調理実習の授業や化学の授業を選択していましたがそのどちらも高校では充分な設備があったので特に困ることはありませんでした。
広島県立西高等学校のイベントや学校行事
イベントは特にありませんでしたが、学校行事はいくつかありました。
卒業するまでに必要な総合点というものがあり、決められた点数を取らないと単位が足りていても卒業できないため行事や掃除などに参加して点数を取る必要があります。
ただ、私のように転入した生徒は前校での点数がある場合もあるので必ずしも行事に参加しなければならないわけではありませんでした。
主な行事は学園祭と体育祭、西高校は朝鮮学校との繋がりが強かったので日韓校交流会などもありました。
私は体育祭に一度だけ参加しました。
体育祭は先生はほぼ全員が参加していましたが生徒はそこまで参加している人数は多くありませんでした。
体育祭自体は先生方の盛り上げもあり明るい雰囲気ではありましたが、生徒たちは初対面の場合も多いので一部生徒会の生徒が和気あいあいとしているくらいの雰囲気でした。
競技は練習を行うこともほぼないので団体競技はあまりなく個人競技が多い印象でした。
広島県立西高等学校の雰囲気やいじめ
決まったクラスはありましたがその全員が集うことは全くないので顔すら知らないのが一般的でした。
クラスといっても担任が同じなだけで知り合いは一人もいませんでした。
生徒は本当に多くの年代の方がいらっしゃいました。
もう家庭を持っているお父さんだったり、お年を召した方だったり障害のある方や少し派手な暴走族のような方、お子さんを連れてこられているお母さんだったり本当に老若男女幅の広い年代の方が通っているイメージでした。
いわゆるヤンキーと呼ばれるような方はほぼおらず、社会人の方が多いためか落ち着いた雰囲気でした。
授業中に騒ぐ方もいませんでしたし基本的にクラスという概念がないに等しいのでもちろんいじめも全くありませんでした。
正直、他の方と関わる機会がないのでほぼ全員他人のような環境でしたが、だからこそ安心して通える雰囲気ではありました。
広島県立西高等学校の卒業後の進路
私は卒業後、数年フリーターをした後フリーランスになったので就職活動も経験がなく特に困ったことはありませんでした。
アルバイトの面接でも高卒扱いだったので特に困ると思ったことはありません。
私の知り合いは高校卒業後、数年フリーターをしたのちに就職活動を始め無事就職しましたが高卒扱いでしたし卒業校が通信校でも特に困ることはなかったようです。
もう一人の知り合いは高校を退学し、高卒認定を取りましたが高校卒業にならないことも多いようで就職が難しく困っていたようです。
大学や専門学校に入学した知り合いも特に困ることもなく入試に合格したようなので私の周りには通信校だからできないことがあったという方はいませんでした。
ですが、自己管理が苦手な方はすぐに単位を落としてしまうので難しいと思います。
担任の先生もサポートはしてくれますが必ずではないので自己管理ができることが絶対条件だと思います。
自己管理ができて、自由に学びたいという方にはぴったりの校風だと思いますのでおすすめできます。
また、西高校は朝鮮や韓国との交流が多いためか韓国語の授業があり韓国人の先生に教わることができるため韓国語だけでなく韓国の文化や食文化も体験できます。
韓国留学を目標にしている方や将来韓国での仕事をしたい方にはとてもよい環境で学習することができると思います。
2月の受験シーズンを前に、1月はどの通信制高校も、説明会やオンラインでの個別相談会が活性化。受験がない代わりに説明会参加が必須、という学校もあるので、希望校の入学を逃さないよう、学校資料は今日取り寄せて確認しましょう。

*早い学校は翌日に資料が届きます。家族で話し合う時間が取るためにも、複数校の資料を取り寄せて検討しましょう。