卒業生が語る!愛知県立旭陵高等学校ってどんな学校? 学費や通学コース、生徒の雰囲気を解説します。


愛知県立旭陵高等学校を卒業した鏡見です。

学校の雰囲気や設備はどんな感じ?と気になる方に向けて、「卒業生の本音」をお話していきます。

学校選びの参考にしていただけると嬉しいです。

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愛知県立旭陵高等学校の基本情報

住所 名古屋市東区出来町三丁目6-23
通学コース 通信制普通科
学費 入学料(入学時のみ):500円
授業料:年間9,000円程度(1単位あたり336円)
教科書代:年間15,000円程度
その他の学校徴収金:年間8,000円~12,000円程度
スクーリング 年間20日程度(日曜日)

大曽根駅から徒歩15分程度の場所にあり、働きながら教育を受けることができる高校です。

「自学自習」をモットーに掲げ、社会人として働いている成人はもちろん、中学校を卒業したばかりの未成年の方や、お孫さんがいらっしゃる年配の方まで、様々な年代の方が学んでいます。

愛知県立旭陵高等学校の通学コース


旭陵高等学校には通学コースと言えるものはありません。

自宅で勉強を進めながら学校側から渡されたレポート(宿題や問題集のようなものです)を作成して郵送し、学校側がそれを添削して返送してくれるというやり取りをメインに、週1回日曜日に出校して「面接指導(スクーリング)」と呼ばれる授業を受けます。

スクーリングの時間割については、ある程度のルールがありますが、それぞれの生徒が自由に組むことができます。

まず、卒業するためには必修科目を全て受講し単位を取得すること・取得した単位数が合計74単位以上あることの二点を満たす必要があります。

ただ、必修科目を全て合計した単位数は37単位で、必要単位数の半分にしかなりません。

そのため、残りの半分は生徒がそれぞれ選択した科目で単位数を稼ぐことになります。

また、「現代文は1限と4限」「生物は2限と5限」というように、科目によって授業が行われる時間が決まっており、受講する科目と選択した時間に応じて時間割が決まります。

具体的には「理科が好きだから生物と物理と化学を全部受講する」「国語は古典が苦手だから現代文を受講しよう」というように、好みや適性によって科目を選べますし、「朝早く起きるのは辛いから1限は授業を入れないでおこう」「早く帰りたいから午前中に授業を入れてお昼には帰る」といったことも可能です。

人それぞれ時間割の組み方が違うので、入学したら周りと比べてみると面白いかもしれませんね。

愛知県立旭陵高等学校の設備の充実度、専門授業の質


学校設備について言えば、旭陵高等学校は決して充実してはおらず、校舎には図書室や職員室、小さな保健室がある程度。

小規模な役所だとか、古い小学校の校舎のようなちょっと寂れた薄暗い感じを想像してもらえるといいかもしれません。

ただし、旭丘高校の敷地と隣接しているため、授業の大半は旭丘高校の校舎で行われます。

こちらは体育館も大小二つ+武道場、屋外にももちろん広いグラウンド、パソコン室もありますし、しかも教室には冷暖房完備。

今の時代こちらの方がスタンダードかもしれませんが、旭陵の校舎に比べるとかなり立派です。

一クラスの人数は、私が在籍していたころはおおよそ30人程度。

ただ、学年が進むにつれて人数が減っていく傾向があります。

卒業できずに学校を辞めていく人がいるためですが、入学時には4、5組あったクラスが、卒業する時には2、3組程度になっていました。

仕事と学業の両立が難しかったり、家庭の事情で勉強を続けることが難しかったりと事情は人それぞれですが、一緒に入学した同級生が減っていくのはちょっとさびしいですね。

愛知県立旭陵高等学校のイベントや学校行事


そもそも出校する日数が少ないため行事はあまり多くなく、参加も希望者のみ。

学校祭や、夏には林間学校、9月頃には修学旅行、冬になるとスキー・スノーボード学校が行われています。

昔は体育祭も行われていたのですが、2011年度で廃止になってしまいました。

学校祭では美術部や手芸部といった文化部が作成物を展示したり、先生方が大きな鍋で芋煮を作ったり、屋台を並べたり。

けして大規模ではありませんが、その分素朴で和気あいあいとした雰囲気です。

興味があれば出席してみるのもいいかもしれません。

夏の林間学校、冬のスキー・スノーボード学校はそれぞれ乗鞍高原・ひるがの高原で1泊2日の日程で行われます。

ただ、前述のとおり希望者のみの参加ですので、参加者が集まらず予定が中止になることもあります。

全日制の学校のように皆が盛り上がる行事があるわけではありませんが、参加するもしないも自由、というのがこの学校らしいところかもしれません。

愛知県立旭陵高等学校の雰囲気やいじめ


下は10代から上は60歳以上まで幅広い年代の生徒が在籍しており、入学した理由も様々です。

中学でいじめにあい不登校になった人、平日は社会人として働いている人、子供や孫を持っている人もいます。

休み時間も、ずっとお喋りしている人や、一人で音楽を聴く人、昼寝する人もいて、それぞれかなり自由に過ごしていました。

人に迷惑さえかけなければ皆咎めないので、とても楽ですよ。

中には金髪にピアスの一見怖そうな人もいたりしますが、不思議とケンカやいじめの話は聞いたことがありませんでした。

もちろん気が合わなかったり好きになれない相手もいるけれど、そういう人同士はケンカするより、お互い自然と関わらないようにしていました。

皆何かしら事情があって入学しているだけに、そこは暗黙のルールとして共有されていたのかもしれません。

と言ってもそもそも時間割もそれぞれ違いますし、クラスメートといえど一緒に過ごす時間は終業前のホームルームくらいなので、一年間同じクラスでも名前すら知らない人がいたりします。

喋るのが嫌いなら黙っていても誰も責めませんし、ずっと一緒に行動しなくても、気の合った人と都合が合えば一緒にお昼を食べて、午後からはまた一人で授業を受ける、くらいのゆるい付き合い方でも大丈夫です。

愛知県立旭陵高等学校の卒業後の進路


私はアルバイトをしながら勉強していたので、卒業後しばらくはそのまま働き、数年後に正社員の仕事を探して就職しました。

知り合いの大部分は既に仕事に就いている人だったので、そのまま働き続ける人が多かったです。

中には短大や大学に進学する人もいましたが、数としてはほとんどいませんでした。

その一因として、そもそも職に就いている人を対象として作られた学校なので、進学する生徒に対するサポートがないことが考えられます。

進学を考えている方には普通以上の努力が求められるでしょう。

授業の内容とは直接関係ない仕事に就きましたが、ビジネス基礎や簿記などの商業科目は受講しておいてよかったなと感じています。

導入部だけですが、「この場合の瑕疵責任は…」といったことを学んだり、売掛金の簡単な計算ができるようになれば、仕事をする上で損にはなりません。


全日制の学校のように担任の先生が「あのレポートまだ提出してないけど大丈夫なの?」なんて気にしてくれるわけではありませんし、「もっと頑張らないと卒業できないよ」なんて発破をかけてくれるわけでもありません。

自宅で一人レポートを作成し、単位を計算し、出席日数を数えて計画を立てるのは思った以上に大変ですが、自分が自分のために勉強をするんだという意思を保てる人なら、きっと有意義な学校生活を送れるでしょう。

逆に、やっぱり誰かと一緒に勉強したい、高校生らしい青春時代を過ごしたいという人にはあまりおすすめしません。

基本的に人とのつながりは(意識してつながろうとしなければ)薄いですし、皆が一体となって何かを成し遂げるといった面には欠ける学校なので、コミュニケーションを求める人は退屈に感じてしまうかと思います。

旭陵高校は「自分で考えて、人に迷惑をかけない範囲で好きにやりなさい」という雰囲気のある学校です。

皆と同じ方向を向きたければ向けばいいし、そうでなければ一人で反対方向に行ったって、誰も咎めないし、誰も強制しません。

一生懸命やるのも、程々にやるのも、あなたの自由です。

これを読んで下さったあなたが、どうか楽しい学校生活を送れますように。



通信制高校には一般の高校のような受験はありませんが、受け入れ生徒数が決まっているところもあり、募集要項や入試の内容はいち早く取りよせておかないと、後々焦ることも。入学するしないに関わらず、パンフレットだけは早めに取り寄せましょう!


 

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