通信制高校は学校によって出願期間が変わり、長い学校では3月末〜4月末まで受け付けている学校もあります。
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名古屋市立中央高等学校を卒業した氷菓です。
学校の雰囲気や設備はどんな感じ?と気になる方に向けて、「卒業生の本音」をお話していきます。
学校選びの参考にしていただけると嬉しいです。
名古屋市立中央高等学校の基本情報
住所 | 愛知県名古屋市中区新栄3丁目15−4 (最寄り駅:JR・地下鉄千種駅) |
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通学コース | 普通科(単位制) 普通科(学年制) 商業科(学年制) |
名古屋市立中央高等学校は、名古屋市で初めて開設された単位制の高校です。
クラスが決まっておらず、毎回授業の時の生徒の顔ぶれは変わります。
制服もなく、授業も自分の好きなように組めるので、個性を大切にしてくれる学校です。
高校なのに大学へ通っているような感じの学校生活が送れます。
名古屋市立中央高等学校の通学コース
普通科なので高校で受ける必須科目を勉強します。基本的に一限の授業に対し一単位ですが、科目によっては(例えば数学Ⅱと数学A)二つの授業を受ける事もできるので、数学に比重を置いて勉強したい場合は二単位取得できます。
授業は基本的には6限目まであります。1~4限目までがMC(Morning Crew)と5~6限目DC(Daylight Crew)の二つで授業は構成されています。
MCの場合は午前中に通常授業を行い、午後からは特別講座があります。DCは午前中に特別講座があり、午後から通常授業を行います。
クラスが存在しない為、ホームルームやミーティングなどはPH(プライベート・アワー)という2限と3限の間の時間に設けられ、教師からの連絡事項を聞いたりします。
担任の教師も存在しない為、教師が交代で話し、報告や連絡などを伝える貴重な時間です。
名古屋市立中央高等学校の設備の充実度、専門授業の質
学校の内装や設備は外から見ると、何かの施設のような建てもので高校というイメージはありません。中に入ると、エレベーターがあり、二階から四階までが教室があります。
冷暖房が完備され、暑い日も寒い日も快適に授業を受ける事があります。
内履きや外履きの区別がなく、学校内は靴のまま入る事ができます。
教室の広さは他の中学や高校とさほど変わりはありません。クラスがないので、授業を受ける人数はだいたい多くても20人程度です。少ない時には10人ほどしかいない授業もあります。中学と比べると人数が少ないので、広く感じるとおもいます。
教師は色んな方がいらっしゃいます。
私が通っていた時は、大学卒業したばかりの若い先生が多かったと思います。ベテランの先生も多いので、分からない事はしっかりと教えてくれます。
親身になってくれる先生がたくさんいるので、勉強以外でも相談に乗ってもらっていました。
名古屋市立中央高等学校のイベントや学校行事
学校行事は全日制の学校と同じで、体育祭や文化祭などの定番行事がありました。
文化祭は他校の生徒も来る事が可能であり、演劇をしたり、お店を出したりしていました。文化部の生徒は自分の作品を出品したり、演奏会で披露したりなど楽しい行事がたくさんありました。
他には球技大会や映画鑑賞会などもあります。映画鑑賞会は実際に映画館へ行き、公開中の映画を見る事ができました。
行事は生徒一丸となり、どんなイベントも楽しく、力を合わせてやり遂げる事ができました。
生徒は消極的な人が多く、リーダーシップを取る生徒はごく一部で、それでも生徒自ら行動し、どんな行事も楽しめるよう努力していました。先生も生徒と同じように全力で楽しんでくれます。
イベントは、普段怖い先生も笑顔で楽しむ姿が見られます。全力で取り組む事で学校行事が思い出となり、今も色濃く記憶に残っています。
名古屋市立中央高等学校の雰囲気やいじめ
授業中は手を挙げて発言するというよりも、先生から当てられる方が多かったです。消極的な生徒が多いため、先生からの配慮もあったと思います。そのため、学校内で大騒ぎをするような生徒はいなくて、落ち着いた雰囲気でした。
通っている生徒の層は、諸事情を抱えた生徒が多かったです。中学の頃不登校だった生徒、家庭の事情で全日制の学校へ行けない生徒、他校を辞めて新たに入学してきた生徒など理由は様々です。
同い年か年齢の近い生徒がほとんどですが、中には歳の離れた生徒もいます。それでも同じ学年で同じ高校生なので、相手も年齢差を気にせず接してくれます。
私が知る限りではイジメはありませんでした。でも、私の学校は中学の頃イジメられていた生徒もいたので、そういう生徒はとても消極的で大人しいです。
イジメを経験した生徒は全日制のようにクラスがあるよりも、この学校のように単位制でクラスのない学校を選んで来ているのだと思います。
学校生活ははじめての単位制で最初は少しとまどいましたが、慣れるのは早かった方だと思います。慣れるまでが大変ですが、生徒はみんな同じ立場なので安心して通える学校です。
名古屋市立中央高等学校の卒業後の進路
私の学校は普通科なので、就職する人よりも進学する人にむいてる学校です。
工業科や商業科のように、授業を受ける中で資格を取得するという事はできません。
特別講座でパソコンの授業を選択したり、英語の会話力を身につけるという授業もありましたが、資格取得に至る人は個人で受けていました。
周りの生徒も基本的には大学や専門学校へ進学する人がほとんどでした。将来の夢を持っている生徒は、進学を希望し自分の決めた道に進む人が多かったです。
就職を希望していた生徒もいましたが、学校側からの紹介は少ないようでした。
高校を卒業する前からアルバイトをしていて、そのままアルバイトを続けている生徒もいました。
人見知りで話す事が苦手という方でも、クラスがないので学校生活が送りやすいです。
こういう授業のスタイルが人気となり、入学希望者が毎年多いそうです。入学倍率が高かった為、数年前に募集人数を増やしより入学しやすくなりました。
自由度の高い学校ですが、落ち着いた雰囲気の学校で通いやすいです。
学校選びで迷っている方がいましたら、一度視野に入れてみてはいかがでしょうか。
通信制高校は学校によって出願期間が変わり、長い学校では3月末〜4月末まで受け付けている学校もあります。
この時期から通信制高校への入学を考えるなら、通学圏内にある学校資料をまとめて取り寄せ、出願を受け付けている学校があるかをまず探しましょう。早い学校は翌日には願書や資料が届きます。

*受験にあたっては「説明会参加が必須」という学校もあります。受験間際で焦らないよう、入学願書は今すぐ取り寄せ確認しましょう!