通信制高校は学校によって出願期間が変わり、長い学校では3月末〜4月末まで受け付けている学校もあります。
一校ずつ出願を受け付けているか確認するのは大変なので、通学圏内にある学校資料をまとめて取り寄せ、出願を受け付けている学校があるかを急いで探しましょう。早い学校は翌日には願書や資料が届きます。

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学校の雰囲気や設備はどんな感じ?と気になる方に向けて、「卒業生の本音」をお話していきます。
NHK学園高等学校(東京本校)
住所 | 〒186-8001 東京都国立市富士見台2-36-2 (最寄駅:JR中央線国立駅) |
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通学コース | ネット学習コース ネット学習海外コース ネット学習Do itコース ベーシックコース |
学費 | コースによって異なります |
スクーリング | 月1~2日or集中スクーリング |
進学先 | 四年制大学36% 短期大学2% 通信制大学・通信制短大8% 専門学校・他18% |
日本初の広域通信制高校で、NHKのTV放送番組「NHK高校講座」またはラジオ放送番組を視聴することで授業を受ける学習形態を取る通信制高校です。
またスクーリングと呼ばれる登校日も存在し、普段視聴するTV放送やラジオ放送でまかなえない部分もサポートしています。
NHK学園高等学校(東京本校)の通学コースと時間割について
わたしが選択したネット学習コースでは普段の大半の授業はNHK高校講座を視聴し、学校から用意されているレポートを提出し、教員が採点や指導をしてくれます。
この講座はインターネット上でも視聴することができ、また、レポートもインターネットを通して提出することもできます。
各教科には規定の数、登校すべき日数があり、学校で用意された年間スケジュール表と自分の都合を照らし合わせ、登校可能な日にスクーリングに行きます。
普段忙しく、なかなかスクーリングに行けないという方のためにも集中スクーリングといってまとめてスクーリングを受ける日程も組まれています。
基本的に普段の学習は自分の都合のつく時間にインターネット上でNHK高校講座を視聴し、レポートを提出していました。
学校での授業が必要なスクーリングは毎日行われており、用意された時間割と自分の都合を照らし合わせ、スクーリングに通っていました。
そのため、スクーリングがない日は自分の趣味や勉強、アルバイトにつぎ込むことができます。
NHK学園高等学校(東京本校)の設備の充実度、専門授業の質
わたしが通っていた東京本校は、本校だけあって設備や教員の数も多く、充実した環境でした。
また、校庭やテニスコートもあり、部活動もあり、部活動に勤しむ生徒も多く、地方の協力校に比べると活気のある校舎でした。
教室は一般的な会議室程度の広さで、教室内にいる生徒はその授業毎にまちまちです。
好きなときに、自分の都合にあわせスクーリングに通えるので、沢山の生徒がいる日もあれば、教師と2人きりということも無きにしもあらずです。
わたしの通っていた東京本校の教員たちはすべての協力校の採点や指導を行っています。
ただそれだけにいろんな生徒について知っていたり、進学や就職を考える生徒に対し、親身に相談にのってくれました。
授業の内容は一般的な普通科全日制の高校と比べると、初歩的、基本的な部分も多いかと思いますが、幅広い年代の生徒がいるなか親切丁寧に教えてくれました。
また、休み時間なども質問に親身に答えてくれたりととてもフレンドリーな印象でした。
NHK学園高等学校(東京本校)のイベントや学校行事について
主な大きな学内イベントとしては、学園祭と球技大会があります。
これらは地方の協力校では行われず、東京本校のみの行事になります。
学園祭や球技大会は基本的に自由参加のものになりますが、学園祭はホームルームの、球技大会は体育の登校日としてカウントされるので、登校日が足りない生徒に人気で参加人数は多いです。
学園祭ではクラス単位で出し物をします。
食べ物を提供したり、お化け屋敷などの楽しい催しをしたりします。
球技大会では老若男女問わず、みんなでドッチボールやバレーボールなどをして体を動かしました。
優勝したクラスには優勝賞品なども渡されていました。
どの行事での幅広い年代の生徒たちが和気あいあいと楽しく行事に取り組んでいたのが印象的でした。
また年2回、中間試験と年度末試験があります。
これらは登校が必須のため、その時期になると若い生徒から年配の方へ、年配の方から若い生徒へ、それぞれ得意な科目を教え合ったりしていて、いい学習環境だと思いました。
NHK学園高等学校(東京本校)の学校全体・クラスの雰囲気やいじめについて
基本的に普段の授業はTVやラジオ、インターネットを通して行いますが、入学時にそれぞれクラスが割り振られます。
ホームルームのスクーリングはクラスごとに行われていて、進学や就職についての情報や、学内での行事についての話し合いなどを行います。
何度もスクーリングに通っているとお互いに交流するようにもなり、友達も問題なくできます。
わたしがこの学校に通っていて感じたのが、老若男女さまざまな生徒がいるということでした。
他の通信制高校から転学してきた人の話などを聞く限り、本校は年代も幅広く、みな和気あいあいとやっている印象だと。
家庭科の授業や日本史、世界史の授業だと年配の方が活躍したり、体育などの授業では逆に若い世代の人と交流が深まっているようで、とてもいい印象を受けました。
また、とにかく個性があるひとが多かったように思えます。
勉強はそこまで得意ではないけれど、運動で秀でている人、芸能活動に勤しんでいる人、またこの学校は相撲部屋に入って高校に進学しなかった方が、高校卒業のために通っているというのも多かったです。
NHK学園高等学校(東京本校)の卒業後の進路について
通信制高校というと進学は難しいのではないかと思う方もいるかもしれませんが、心配はありません。
事実わたしは医学部に進学することができました。
わたしの場合は昔から勉強は好きだったのですが、とても偏りがあったり、みんなと授業を受けて教員から生徒にと、一方的な方向で学ぶのが苦手でした。
そのため、マイペースに自分自身の力で勉強し勝負したいと思い、日々勉強に勤しんでいました。
基本的に学内の勉強だけでは進学は難しいです。
しかしそれは、通信制高校だからということではなく、どこの高校に通おうと自ら学ぶ気持ちがなければ、たとえ進学したとしてもその先は見えています。
自分はとにかく精神医学に関心があり、それ以外のことは勉強したくないぐらいの気持ちでしたが、普段は自習室で自分の勉強に勤しみ、苦手な分野は教員などのフォローもいただき、固めていきました。
生徒数が多いだけに、その進学先も実にさまざまです。
進学するひともいれば、就職する人、芸能界に進む人、スポーツ選手として活躍する人、実にさまざまです。
しかしながら、どの進路に進むにしても、努力して夢を成し遂げようとしている人というのは他の進路を目指している人の励みにもなります。
普通の学校だとみな大学に向けて勉強することが多いかと思いますが、他の進路に進む人のおもしろい話が聞けたりして楽しいです。
しかしその分、自分自身でどうなりたいか、という点がはっきりしていないと前に進みにくいというのもあります。
自分の夢がはっきりしていたり、まさにいま、これに没頭しないと人生後悔していしまうというような熱中するものや目指すものがあるひとにはおすすめだとわたしは思います。
自分の夢も追いかけられ、また他の夢を追っている人が回りにいることはすごく心強いです。
通信制高校は学校によって出願期間が変わり、長い学校では3月末〜4月末まで受け付けている学校もあります。
一校ずつ出願を受け付けているか確認するのは大変なので、通学圏内にある学校資料をまとめて取り寄せ、出願を受け付けている学校があるかを急いで探しましょう。早い学校は翌日には願書や資料が届きます。

*受験にあたっては「説明会参加が必須」という学校もあります。受験間際で焦らないよう、入学願書は今すぐ取り寄せ確認しましょう!