こんにちは、「通信制高校選びの教科書」編集部員の岡本です。
このページでは、昨年、不登校の娘さんの通信制高校選びを経験された「ユキママさん(東京都目黒区在住)」に、
「どんな手順で、娘さんの通信制高校を選んだのか?」
について伺ってきました。それではユキママさん、よろしくお願いいたします!
こんにちは、昨年、不登校の娘(中三)の進学先に通信制高校を選んだユキママといいます。
「このまま無理して地元の高校に通わせるのは、本人も辛そう…」
「新しい学校でもまた不登校になるのでは…」
という思いから、親子でいろいろと話しあった結果、都内の通信制高校に進学することを決めました。
娘とパンフレットを見比べながら、「どの学校がいいか?」を話し合った結果、娘も納得して通える学校を見つけることができました。
試行錯誤を続けてきた中で、
「こんな手順で学校を探せば、子どもにとって良い学校が見つかるのでは?」
という流れがわかったように思うので、
学校選びで悩んでいるお母さん向けに、私がやってきた手順をまとめてみました。
その1:近くにある通信制高校をリストアップする
まず最初の学校選びのポイントは、「通学圏内にある学校を選ぶ!」ということです。
こんな風に書くと、、、
「【通信制】の高校なのに、通う必要あるの?」
なんて思われるかもしれませんが、、、
通信制高校といっても全く通学が必要ないわけではありません。
通信教育がメインとなる学校では、年2-3日程のスクーリング(合宿のようなもの)に参加するだけでいいのですが、
通常は週1-5日、生徒に合わせたペースで登校します。
子どもがひとりで勉強を進めていくのは大変ですし、卒業単位(74単位)すべてを取得するのも時間がかかります。
そのため、わからないことをわからないままにしていると、そのままやる気を失って、通信制高校であっても卒業ができなくなってしまうこともあるのだそうです。

「学校生活は送ってほしい」
「外の世界と関わる機会をつくってほしい」
という想いがあったので、通える範囲にある通信制高校を探しました。
「住んでいる地域+通信制高校」で検索すると、その地域の学校が出てきます。まずは通学圏内で、通える範囲にある通信制高校を探してみました。
その2:複数校のパンフレットを取り寄せる
次に、
「気になる学校のパンフレットを取り寄せる」
ことをやりました。
最初は私も、インターネットで学校の情報を見ていたのですが、、、
パソコンに不慣れなこともあって、情報が比較しにくかったり、学費の情報が見つけられずイライラ。

学校資料は各学校に電話をしてももらえるそうですが、私は一括で資料請求ができるサイトを利用しました。

- 通える範囲にある通信制高校を検索できる
- 自分の情報を各学校毎に入力する必要がなし
- 電話問い合わせも必要なし
と、学校選びをより効率よく進めることができます。
ちなみに、
最初は通信制高校に興味を持たなかった娘も、資料で紹介されていたアニメや漫画などの専門授業に興味を持ち、進学に積極的になってくれました。
夫と会話をする上でも資料があった方がやはり便利です。
インターネット上でも学校情報は見れますが、家族と相談する上では紙の資料は必要だなと感じました。
その3:学校訪問をして子どもと一緒に確かめる!
最後に、
「学校を訪問して、子どもと一緒に雰囲気や設備を確かめる」
ことをしました。

これは、先輩ママに聞いた話しですが、
「子どもは内気な性格なのに、入学してみたら生徒達の雰囲気が子どもにあわなくて、また不登校になってしまった…」
ということもあるそうです。
私も娘と一緒に学校見学をしたり、娘が一緒にいけない時は、先生や生徒の雰囲気を確認しに出かけていきました。
こうしたことを意識しながら学校見学をしていったことで、自然と、子どもが行きたい学校を絞ることができました。
まとめ
ということで、
私が娘と一緒に見てきた通信制高校選びの流れをお話しました。

- 通える範囲にある通信制高校をリストアップする
- 複数校のパンフレットを取り寄せる
- 学校訪問をする
という手順です。
よくある質問1:パンフレットに申し込んだ後の電話について

と私自身感じていたので、こちらについて補足します。
パンフレットは、申し込んだ翌日には届く学校が多いのですが、届いてしばらくした後で、電話がかかってくる学校が多いです。
電話がかかってくることにマイナスなイメージをお持ちの方もいるかと思いますが、私は逆に、
「娘のことを相談できるし、学校の雰囲気を確かめるチャンス!」
と思って、職員の方とお話することにしました。
うちの娘は不登校だったので、
- 不登校の生徒に対して、どんなサポート体制がありますか?
- 不登校の生徒でも、卒業や進学をしている例はありますか?
- 学校や生徒さんの雰囲気はどんな感じですか?
ということを尋ねていました。
複数の学校と話していると、だんだんと学校の特徴がわかったり。それもひとつの学校選びの判断基準になりました。
もし、元の学校に戻るかどうか迷っている方や、子どもの意思が確認できていない段階であれば、
「まだパンフレットを読んでいないので、読んでからこちらから電話します」
「まだ子どもと相談していないので、こちらからお電話します」
などと一言いえば、電話はかからなくなりますよ。
よくある質問2:パンフレットが届くタイミングについて
お友達のママから、「家族にパンフレットが届くのを見られたくないんだけど、届くタイミングは?」と質問をもらいました。
パンフレットは、基本的には申し込みをした翌日ー2日後には届きます。

気をつけておきたい受け入れ定数について
通信制高校には一般の高校のような受験はないのですが、受け入れ生徒数が決まっている学校もあり、申し込みが遅くなると、すでに受付を停止していた!ということもあったりします。

元の学校に戻るにせよ、通信制高校に通うにせよ、娘が今こうして楽しそうにしていることが、親としてとても嬉しく思っています。