「勉強が苦手で、高校の授業についていけるか不安」「勉強嫌いだけど、高校選びはどうすればいい?」と悩んでいる人は少なくありません。
結論からいうと、勉強が苦手でも、自分に合ったサポートのある通信制高校を選べば高校卒業はめざせます。大切なのは、なぜ勉強が苦手なのか(したくないのか)という理由に合わせて学校を選ぶことです。
ひと口に「勉強が苦手・したくない」といっても、生徒によってその理由が異なります。
主な理由としては、
・不登校で学校に行けず、勉強についていけなくなったから
・普通科目よりも専門科目を勉強したいから
・そもそも勉強が嫌い、やりたくないから
という3つのパターンに分かれます。
編集部 川村この記事では、それぞれのパターンにおける通信制高校の選び方について解説していきます。
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勉強できない・勉強しない人でも通信制高校は卒業できる?


通信制高校は、全日制高校のように毎日決まった時間に授業を受ける学校ではありません。レポート(課題)の提出・スクーリング(登校しての面接指導)・単位認定試験の3つで単位を取り、3年以上在籍して74単位以上を修得するなどの条件を満たせば卒業できます。
レポートは教科書を見ながら取り組めるものが多く、自分のペースで進められるため、「授業のスピードについていけない」「勉強できないまま中学を卒業してしまった」という人でも取り組みやすい仕組みです。
ただし、通信制高校は自分で勉強を進めることが前提です。まったく勉強しないままではレポートが出せず、単位が取れません。勉強しない・続かないことが心配な人ほど、
・先生がレポートの進み具合を確認して声をかけてくれる
・週に数日通えるキャンパスや、サポート校で勉強を見てもらえる
・小中学校の内容から学び直しができる
といった、学習を支える仕組みがある学校を選ぶことが大切です。そのうえで、勉強が苦手な理由ごとに、どんな学校が向いているかを見ていきましょう。
1.不登校で学校に行けなかったから、勉強が苦手という生徒の学校選び
まず、中学時代不登校などで学校に通うことができず、勉強が苦手になってしまった生徒向けの学校選びについてです。
このタイプで勉強が苦手な人は、勉強よりも、不登校サポートをしっかりしてくれるかどうかで学校を選ぶことをおすすめします。
通信コースは「自宅自習」が基本となるため、ある程度自己管理ができる生徒向けのコースになります。
そもそも高校の勉強についていけてない、授業そのものがわからないという場合、こうした通信コースにただ入学しても、勉強も不登校も何も解決しません。
そのため、
・不登校専用の通信コースを用意している
・カウンセラーが常駐している(先生がカウンセリング資格を持っている)
・先生が自宅まで訪問して勉強を教えてくれる
といった、学校に来れない人用のカリキュラムを用意している学校や、不登校サポートの体制が整っている通信制高校を選びましょう。
通信制高校には不登校を経験した生徒も多く、わからない科目は小中レベルに戻り、自分のレベルにあった指導を受けることができる学校もあります。
こうしたサポートに力を入れている学校は「不登校を経験した人の学校選び」のページでまとめていますので、合わせてご覧ください。
2.自分の好きなものを勉強したい、だから一般科目の勉強が苦手な生徒
次に、専門授業を本格的に学びたい、だから一般科目は苦手、という生徒の通信制高校選びについてです。
このタイプで勉強が苦手な人は、サポート体制はもとより、専門を学べる環境が整っているかどうかで学校を判断されることをおすすめします。
「アニメや漫画、ダンスなどの専門が色々学べます」
と書いてある学校でも、実際に入学してみたらトライアルの授業しかなく、専門スキルが全く身につかないようなこともあります。
単に専門授業を学ぶことができるだけでなく、
・どのレベルまで専門を掘り下げて学ぶことができるのか
・その学校の授業を通じてプロになった生徒はいるのか
・学校内の設備はどうか(スタジオなど)
を、学校訪問でチェックするのは必須といえるでしょう。
3.そもそも勉強が嫌い・勉強したくない、という生徒
最後に、「単純に勉強するのが面倒で、勉強が嫌い…」という生徒向けの学校選びについてです。
勉強は苦手で嫌い、でも、高校だけは卒業だけはしておきたいという人もいると思います。
しかし、何も考えずに通信制高校を選ぶと「なんで俺、また学校に通ってるの?」と、中途退学したくなるので注意です。
このタイプの生徒には、色々な分野のトライアル授業が受けられる、勉強以外の経験がつまみ食いできる通信制高校がおすすめです。
基本的には通信コースでゆるく勉強しつつ、興味があるトライアル授業があるなら参加してみる。そうして色んな授業や生徒に触れていくうちに、何か気になるものが見つかるかもしれません。
具体的な学校名を挙げると、たとえば「飛鳥未来高等学校」では、登校は年20日くらいのスクーリングのみ、アニメや美容やスポーツなどの専門トライアル授業をいつでも受けることができる環境が整っています。
学校法人角川ドワンゴ学園の「N高等学校」も、エンターテイメント系の授業が揃っている他、ニコニコ超会議が文化祭の会場になるなど、普通科目では学べない経験をすることができますよ。
勉強嫌いの人の高校選びでは、「勉強しなくてよさそうな学校」を探すよりも、「ここなら通ってみたい」と思える授業や行事がある学校を探すほうが、結果的に卒業まで続きやすくなります。
勉強が苦手な人の通信制高校選びでよくある質問
- 勉強できない・勉強が苦手でも通信制高校に入学できますか?
-
多くの通信制高校は、書類選考と面接(作文)が中心で、学力試験を重視しない入試を行っています。勉強が苦手な人でも入学しやすいですが、入試の内容は学校によって異なるので、出願前に確認しましょう。
- 通信制高校で勉強しないとどうなりますか?
-
レポートの提出やスクーリングへの出席、単位認定試験の受験をしないと単位が取れず、進級・卒業ができません。勉強しない・続かないのが心配な人は、先生が進み具合を見てくれる学校や、通学して勉強を教えてもらえるコースを選ぶと安心です。
- 勉強嫌いな人の高校選びで大事なことは何ですか?
-
なぜ勉強が嫌いなのか、理由をはっきりさせることです。不登校で勉強が遅れたなら不登校サポート、好きな分野があるなら専門授業、やりたいことが見つかっていないならトライアル授業が充実している学校が向いています。
まとめ:勉強が苦手な理由に合わせて通信制高校を選ぼう


以上、「勉強が苦手」「勉強したくない」という生徒向けの通信制高校の選び方を解説してきました!
●不登校などで学校に行けなかったから、勉強が苦手
⇒不登校サポートが充実している学校を選ぶ
●やりたいことだけ勉強したいから、一般科目の勉強が苦手
⇒専門授業が本格的に受けることができる学校を選ぶ
●そもそも勉強が嫌いだから、勉強が苦手
⇒トライアル授業が充実している、勉強以外の経験が豊富な学校を選ぶ
という判断基準で学校を探してみることをおすすめします。



余談ですが、、、
私が通信制高校に入学したときの話ですが、やりたいことが見つかりませんでした。
たまたまトライアルで受けてみた「WEBデザイン」の授業が面白く、そのままパソコンをいじっていたら、いつのまにかWEBの仕事をやっていた、、、という。
そのときはまったく興味がなくても、「やってみたら面白かった」というものにきっと、いくらでも出会えると思います。
そのためにも、通信制高校選びはしっかりと考えて、少しでも面白そうな学校、自分に向いていそうな学校を探してくださいね。
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