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通信制高校って何?

2022年版 通信制高校の学費はいくら?授業料の安さでランキング

  • 通信制高校の学費はいくら?
  • 私立と公立の学費平均はどのくらい?
  • 学費の安い通信制高校はどこ?

自分の住んでいる地域で安い通信制高校はどこなのか、入学を希望する通信制高校は平均と比べて安いのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

通信制高校を選ぶ上で学費の安さは大事なポイントですが、

「学費が安いから」

という理由だけで学校を選んでしまうと、思うような学生生活が送れなかったり、サポート体制がないために学校を中退/転校することになる可能性もあります。

このページでは、卒業率が高い(90%以上)通信制高校のみに絞って、学費の平均や、学費の安い学校をランキングにしました。

ここでは、各学校の「2021年度(2022年入学)の募集要項」を実際に取り寄せ、学費とサポート内容を比較し、解説しています。

通信制高校の学費はいくら?基本の考え方

通信制高校の授業料は、1単位あたりの費用で計算されます。

私立の通信制高校の授業料平均は、1単位あたり9,000円。年間約25単位を取得することを考えると、授業料は年間225,000円となります。

ただ、こちらの授業料は、国から支給される「就学支援金制度」により減額されます。

通信制高校の学費が安くなる就学支援金

就学支援金とは、高校に通う費用の一部を国が負担してくれる仕組みです。

具体的な支給額は以下のとおりです。

就学支援金の支給額
  • 1単位あたりの支給額:4,812円〜12,030円
  • 年間25単位履修した場合の支給額 :120,300円〜300,750円

就学支援金は、世帯年収によって支給金額が変わります。この支給金額は2020年4月に改定になり、590万円未満の家庭では1単位12,030円が支給となります。

世帯年収に応じた支給金額は次のとおりです。

世帯年収が590万円未満:1単位/12,030円

世帯年収590〜910万円未満:1単位/4,812円

世帯年収910万円以上:支援金なし

通信制高校のほとんどは単位制で、授業料は1単位12,030円以下の学校が約97%を占めています。

そのため、世帯年収が590万円未満の家庭では、授業料は全額免除(無料)となりました。

通信制高校にかかるその他の費用

授業料は就学支援金によって無料〜大幅に削減されますが、通信制高校の通学にかかる費用は授業料だけではありません。

特にオンラインではなく、通学するタイプの学校は、授業料以外にも以下のような費用が学校生活にかかります。

授業料以外にかかる費用
  • 入学金
  • 施設費
  • 特別活動費(イベント参加)
  • 教育充実費
  • 専門科目の授業料

基本的には、通学頻度が高くなればなるほど授業料以外の費用は高くなり、通学のないネットコースは安くなります。

世帯年収を把握した上で、授業料以外の費用を計算していきましょう。

年収590〜910万円未満の世帯への支給額は、「1単位あたり4,812円」となっており、910万円以上の世帯には就学支援金は支給されません。

通信制高校の学費を調べるときは、世帯年収に応じて、授業料の部分から就学支援分を差し引いて計算をしましょう

通信制高校の平均学費はどのくらい?

通信制高校で勉強する女生徒の写真

通信制高校は登校頻度を自由に選ぶことができる他、一般科目に加えて専門授業を受けることができるコースがあるなど、バラエティに富んだカリキュラムが特徴です。

通信制高校の学費の考え方としては、

通学のない通信コースメイン=学費が安くなる

通学メインのサポート重視=学費が高くなる

と考えるのが良いでしょう。

その上で、通学コースが増えるとどう学費が変わるのか、平均学費の例を下にまとめてみました。

通信制:自学型(通信)コースの平均学費

入学金 50,000円
授業料 225,000円 ※25単位習得 やじるし
補修費やその他の費用 なし〜50,000円
合計 275,000円

就学支援金を差し引いた年間学費 ▶ 100,000円〜154,700円

 通信制:週3日通学コースの平均学費

入学金 30,000円
授業料 225,000円 ※25単位習得
補修費やその他の費用 230,000円
合計 485,000円

就学支援金を差し引いた年間学費 ▶ 260,000円〜364,700円

通信制:週5日通学コースの平均学費

入学金 50,000円
授業料 225,000円 ※25単位習得
補修費やその他の費用 520,000円
合計 795,000円

就学支援金を差し引いた年間学費 ▶ 570,000円〜674,700円

*****

この一覧をみると、通学のない通信コースの学費のほうが安く済みますが、通学なしのコースを選択するかはよく考えて決めるようにしましょう。

というのも、通学しない場合、自分でスケジュールを決めて勉強をしていかないと単位修得ができないため、わからないことが出てくると、そこで止まってしまい、ついていけなくなってしまうこともあるからです。

そのまま時間が経ち、最悪の場合は通信制高校も辞めないといけなくなっていしまった、、、という声もたまに聞きます。

高校卒業資格を確実に取るためにも、月数回〜週1回は最低でも登校することをおすすめします。

最近では、通信コースといっても、わからないことはオンラインで先生が指導してくれるような通信制高校も増えてきました。通信コースを選ぶ場合は、学校が用意しているサポート体制を確認するようにしましょう

通信制高校+サポート校の平均学費はどのくらい?


サポート校、というのは、

通信制高校卒業を”サポートするための”支援学校

です。

通信制高校のように文科省に認可されている学校ではないため、高校卒業に必要な単位習得をすることはできません。

提携している通信制高校に入学し、テストなどはそこの高校を受けながら、普段はサポート校で勉強を受けたり、専門授業や課外授業などを受けながら勉強していきます。

サポート校に入学する場合は、提携している通信制高校にも入学する必要があります。

年間25-35万円という通信制高校の年間学費に加えて、20-70万円程度(通学頻度に寄って金額が異なります)の年間学費が上乗せされます。

サポート校+通信制高校に通う場合の平均学費

週1日通学 280,000円
週2日通学 390,000円
週3日通学 548,000円
週5日通学 785,000円

*上記以外に通信制高校の学費が必要になります。

サポート校の授業料にも就学支援金は適応される?

就学支援金はサポート校の授業料には適応されません

支給対象となるのは、公立・私立の高校(全日制・通信制・定時制)や高等専修学校となっています。

サポート校は対象になっていませんが、サポート校に入学すると自動的に提携先の通信制高校にも入学することになるので、そちらの授業料が割引され、結果的に負担が軽くなります。

就学支援金はサポート校の対象になりませんが、県によっては、サポート校を利用する低所得世代の経済的負担の軽減するための補助金を用意しているところがあります。

例えば、長野県の「通信制高校サポート校等就学支援事業」では、サポート校利用者につき年1回/10万円を上限とし、合計4回まで補助金が支給される制度があります。

就学支援金と比べてサポートを受けられる家庭は限られますが、経済的な負担を軽くする制度が住んでいる自治体にあるかは確認しておきましょう。

就学支援金だけでは足りない!他の学費免除措置はある?


就学支援金の他にも、都道府県が独自に用意している学費免除補助があります。

こちらは、地域によって学費免除の内容や対象とする学校が異なります。私立の通信制高校に関して、授業料減税の対象措置がとられているのは、全国25府県にとどまっています。

例:大阪府の補助金

たとえば大阪府は、世界年収が590万円未満の場合は、国の就学支援金と大阪府補助金を合わせて、私立学校の学費が無償となる設定がなされています(私立高校生等に対する授業料等の支援について)。

例:東京都の事例

東京都でも、都が認可する私立通信制高校の授業料軽減助成の対象とするようになりました(私立都認可外通信制高校在学生授業料助成金)。

世帯年収590万円〜910万円未満の世帯に対して、在学校の授業料を上限に、国の就学支援金と合わせて25万8000円まで助成されます。

こうした仕組みがありますので、まずはお住まいの県の補助金や助成金を探してみましょう。

こうした助成金を受けるためには、各自治体が認可をしている私立通信制高校に限ります

助成金の申請を考えている方は、入学を希望する学校がこうした助成金の対象学校になっているか、学校説明会などで確認されるようにしてください。

公立の通信制高校の平均学費はどのくらい?

公立の通信制高校の学費についても解説します。

公立通信制高校は、地方自治体(都道府県)が運営しており、全国に78校が開設されています。

公立通信制高校は地方自治体の予算内で運営されているので、入学者はその地域に住んでいる人か、在勤者となります。その地域の中学卒業、またはそれと同等の人なら誰でも入学することができます。

学費は、私立の通信制高校同様に就学支援金の対象となっていますが、授業担当総額の就学支援金(1単位あたり336円、月額520円)により、授業料は無料になることがほとんどです。

年間にかかる学費は、入学金、教材費、その他の会費など含めて、年間1〜5万円程度となります。

公立の通信制高校に通う場合の注意

ただ、公立の通信制高校に入学する生徒は、「自分のことは自分でする」という心構えが必要です。

担任制度もあるのですが、平均すると生徒67人につき教員1人となり、生徒の自学自習が前提とされています。

中学時代に不登校であったり、勉強についていけるかどうか不安という生徒は、公立の通信制高校を選んでしまうと卒業できないケースも多いです。

私立の通信制高校も、安い学校であれば年間学費10万円程度で通うことができるので、

自分は自主学習前提の公立校でやっていけるか

という部分で判断し、不安な生徒は私立校を含めて広く学校を探すようにしましょう。

2022年度版 学費の安い通信制高校ランキング!

全国にキャンパスのある通信制高校に限定】をして、年間学費の安い順番にTOP3をまとめてみました。

今回は、卒業率が平均で80%を超える、私立の通信制高校に絞って、年間学費を安い順番に並べています

通信制高校の学費は、「高等学校就学支援金制度」によって、実際にかかる学費よりも実際にかかる負担額は【120,300円〜300,750円(年間25単位取得の場合)】安くなります。

今回は、この就学支援金を差し引いた金額でランキングをしています。

*学費が安いからといって、卒業率の低い公立の通信制高校は除外しています。(公立の通信制高校の卒業率は、平均で60%前後ともいわれています)

1位:鹿島学園高等学校(124,700円/年

鹿島学園高等学校のトップページ画像

学費の安い通信制高校第1位は「鹿島学園高等学校」です。

初年度学費:97,252円

3年間のトータル学費:215,756円

*世帯年収590万円未満の家庭の場合

入学金を含む初年度の学費は10万円以下、3年間のトータルでもこの価格で学ぶことができる通信制高校です。

通学を希望する場合は、全国200箇所以上の学習施設(サポート校・有料)の中から選ぶこともできます。

学費で通信制高校を選ぶのであれば、まず最初にアプローチしたい学校といえるでしょう。

鹿島学園高等学校の通信制ってどう?評判や学費・口コミを調べました鹿島学園高等学校ってどんな通信制高校? 学校評判や卒業生の口コミ、学費、入試情報などをわかりやすくまとめました。...

2位:N高等学校 (132,700円/年

N高等学校のトップページ画像

学費の安い通信制高校 第2位は「N高等学校」です。年間学費は、253,000円。就学支援金を差し引いた実質的な学費は、【132,700円】となります。

N高等学校の学校運営は、ニコニコ動画の運営元であるdwangoと、文芸やエンターテイメントで有名なKADOKAWAが提携して行っています。通学コースの方は、プログラミングや文芸創作授業など、専門学校で学ぶ内容を高校在学中に学ぶことができます。

通信コースは、N高校独自の映像授業を受けながら、確認テスト+レポート提出を繰り返しながら単位取得をしていきます。通学のないコースにはなりますが、生徒一人ひとりにオンライン上で担任がつき、電話やメール、Slackなどで質問可能です

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3位:NHK学園高等学校(150,700円/年

NHK学園高等学校のトップページ画像

学費の安い通信制高校 第3位は「NHK学園高等学校」です。年間学費は、272,000円円。就学支援金を差し引いた学費は【150,700円】となります。

NHK学園高等学校は、日本最大の通信制高校であり、歴史も古い学校です。これまでの累計卒業生は76000人超という、「誰でも入学しやすく、学びやすい通信制高校」といえるでしょう。

カリキュラムは、NHK「Eテレ」「ラジオ第2」で放送されている「NHK高校講座」と連動。PCやタブレットにも対応した教育システムで勉強を進めていきます。オンラインを中心とした自宅学習+レポート提出による単位取得という、通信制高校と聞いてイメージするやりかたで卒業を目指します。

自由度は高い一方、NHK学園高等学校は通学できるキャンパスが限られているため、気軽に相談がしにくいというのがデメリットでもあります

電話相談はできるのですが、勉強についていけるかわからない、通学に慣れていって不登校を克服したいといった生徒には、別のサポートが充実している学校の方が適しているかなと思います。

NHK学園高等学校ってどう?評判や学費・口コミを調べました。NHK学園高等学校ってどんな通信制高校? 学校評判や卒業生の口コミ、学費、入試情報などをわかりやすくまとめました。...

通える範囲内の通信制高校のパンフレットを取り寄せてみよう!

通信制高校の資料請求写真

通信制高校の正確な学費は、パンフレットにだけ掲載している学校も少なくありません。

実際にパンフレットを取り寄せたら、実際には想定より高くて焦った!という声もよく聞きますので、自分が通う地域にあるキャンパスの正確な学費は、資料を早めに取り寄せて確認するようにしましょう。

また人気校は受け入れ生徒数が限られているため、動き出しが遅かったために、願書を出す頃にはすでに受付締め切られていた!という例も

行きたい通信制高校が決まっている、決まっていないに関わらず、通える範囲にある学校の資料だけは今すぐ取り寄せましょう。

おまけ:有名通信制高校の学費一覧

全国にキャンパスのある有名通信制高校(私立・卒業率が90%以上の学校)の学費を調べてみました

学費は、2020年度のパンフレットや募集要項を参考に掲載しているものです。各学校 、様々なコースを用意していますが、こちらでは【学費の安い通信コース(通学なし)】に絞って掲載しています。

各学校をクリックすると、その学校の詳細ページに進むことができます。

全国にキャンパスのある通信制高校の学費一覧(2021年度4月調べ)

鹿島学園高等学校 245,000円
N高等学校 253,000円
 クラーク記念国際高校 260,000円
日本ウェルネス高等学校 260,000円
NHK学園高等学校 272,000円
中央国際高等学校 305,000円
ヒューマンキャンパス高等学校 314,500円
飛鳥未来きずな高等学校 400,000円
第一学院高等学校 426,000円
飛鳥未来高等学校 440,000円
ルネサンス高等学校 445,000円
一ツ葉高等学校 550,600円
精華学園高等学校 570,000円
北海道芸雨術高等学校 800,462円
さくら国際高等学校 110,0000円

*この学費は就学支援金を引く前の金額になります。実際の学費は、ここから約120,300円程度が引かれた金額になります。

*別途教材費やスクーリング費がかかる場合がありますので、詳しい学費は各学校にお問い合わせください。

通信制高校の学費についてのよくあるQ&A

通信制高校の「進学コース」などには授業料以外の費用がかかりますか?

かかります。

私立の通信制高校では、生徒の大学進学を指導する「進学コース」「特進コース」を設置している学校が増えてきました。通信制高校の年間学費は、1単位5,000円〜12,000円程ですが、進学コースを希望する場合は、この授業料とは別に指導料がかかることがほとんどです

通信制高校は、全日制の学校と比べてカリキュラムを自由に組むことができるため、志望校の受験に集中したカリキュラムをつくることもできます。指導形態も個別指導、少人数指導など、生徒のレベルに合わせることができるような形態がとられることが多いです。

進学コースを選択する場合は、

卒業生の実績に志望校への進学実績があるか

どの偏差値レベルの大学まで対応しているか

をよく調べた上で検討しましょう。