「通信制高校なんてどこも同じでしょ?」
「高校が卒業できるならどの学校でもいいよ!」
そんな風にあなたも思っていませんか?
もしあなたがそんな風に思っているなら、次の3つの手順で学校を選んでみてください。
通信制高校は、一般の高校では考えられないような「自由なカリキュラム」が特徴です。
適当に学校を選んでしまうと「全然思ってたのと違う」とギャップを感じて、転校や退学をする生徒も少なくありません。
ここではあなたに合う通信制高校を見極め、選んではいけない学校を選ばないための、学校選びの手順をお話します。
ステップ1:近くにある通信制高校をリストアップしよう

まず最初のステップでは、「通える範囲内にどんな学校があるか?」を探すことをしていきます。
通信制高校というと、
「自宅で学習をしたりレポートを書くなら、この学校でもいいじゃん」
なんて思われるかもしれませんが、、、
自分ひとりで勉強を進めていくのはなかなか大変ですし、定期的に通学して、わからないことは先生に聞いたほうが3年間で高校を卒業しやすいです。
また、高校卒業の単位を取得するためには、「年間20日間は登校しましたよー」という証明が必要になります。
これを通信制高校では「スクーリング」といいます。聞いたことがあるかもしれませんね。
学校によってはこのスクーリングを2泊3日程度の合宿で済ませることができる学校もありますが、
通える範囲にキャンパスがあった方がスクーリング(登校)はしやすいですし、単位習得の試験(期末テストのようなもの)勉強もしやすいです。
進路相談にも乗ってもらえますので、結果として卒業しやすい傾向があります。
「住んでいる地域+通信制高校」と検索すると、その地域にキャンパスがある学校が出てきます。まずは、無理なく通える範囲にある通信制高校を探してみましょう。
ステップ2:複数校のパンフレットを取り寄せよう

次に、学校の資料請求をしていきます! 気になる学校が見つかったら、どんどんパンフレットを取り寄せていきましょう。
学校によって全然雰囲気やカリキュラムが違いますので、いくつかの学校を比較するためにも3~5校ほどまとめて取り寄せてみることをオススメします。
お住まいの地域の通信制高校はこちらのページからまとめて請求することができます。

学校の情報はインターネットでも閲覧できますが、やっぱり紙のパンフレットの方がわかりやすいです。

通信制高校はキャンパスによって学費が違うところも多く、インターネットでは学費を掲載していない学校も多くあります。正確な学費は資料請求をするのが一番わかりやすいですね。
パンフレットで特に見ておくこととしては、、、
- 正確な学費は年にいくらかかるか(スクーリング費を含む)
- 専門スキルが学べる授業な週に何時間か、資格は取得できるか
- 進学コースの大学進学実績はどれくらいか
- 不登校や引きこもりのサポートはどうか(スクールカウンセラーの有無など)
などですね。
もし特別な専門や、留学をしたい!という目的があるなら、それが学べるかを必ず確認するようにしましょう。
その3:学校訪問をする

最後に、実際に学校を訪問して、雰囲気や学校設備を確認していきます。
通信制高校では、定期的にオープンキャンパスを開催したり、常に学校見学を受け入れている学校も多いです。
学校の雰囲気があなたに合うかどうか、見極めることはとても大事です。
「自分は大人しいのに、入学してみたら周りはみんな金髪・メイク。全然自分に合わなかった……」
なんて話もよく聞きます。
また、美容やメイク、漫画や声優など「専門スキル」を学びたい方は、この学校訪問をしっかりやるようにしてください。

なぜなら、「専門が学べます」と言っても、その授業の質はピンキリだからです。
入学はしたものの全然思った勉強ができず、結局その学校を退学してしまった、、、というような声もあるほどです。
- その学校はどんな設備を持っている?
- あなたが受けたい専門の授業は、週にどれくらいある?
- どんな経歴の先生が教えてくれるの?
こうしたことを意識しながら学校見学をしていくと、あなたのイメージに合う学校が見つかるはずです。
「通信制高校なんて、どこも同じでしょう?」と思わず、ワクワクしながら学校を選んでみてくださいね!
まとめ:あなたが選んではいけない通信制高校を、選ばないために
ということで通信制高校を選ぶ3つの手順についてお話してきました。
これまでの流れをまとめると、
- 通える範囲にある通信制高校をリストアップする
- 複数校のパンフレットを取り寄せる
- 学校訪問をする
という手順になります。
この流れで学校を探すことによって、あなたにピッタリの学校が見つかる可能性はぐっと高まりますので、ぜひこの手順通りに学校を選んでみてくださいね。
失敗しない通信制高校選びのコツ

通信制高校選びに失敗した生徒の口コミをみると、「学校の雰囲気が自分にはあわなかった」「不登校や発達障害があるのに、サポートのない学校に入って苦労した」といった声が目立ちます。
通信制高校は、自学自習が基本の学校から、不登校や大学受験などのサポートに力を入れている学校まで様々。学校選びに失敗しないためには、「自分が住んでいる地域にどんな学校があるのか」を正確に把握することが大事です。
まずは通学圏内にある学校資料をまとめて請求・比較するところからはじめましょう。

*資料請求をしたあとは、気になる学校の説明会に参加してみましょう。学校の雰囲気を知ることで生徒も安心しますし、入学後に後悔することも少なくなります。
*学校によっては「出願には説明会の参加が必須」としているところもあります。資料は早く取り寄せ、募集要項は確認しておきましょう。