通信制高校の面接試験、服装や質問事項は?落ちることはあるの?

通信制高校の面接試験、服装や質問事項は?落ちることはあるの?

通信制高校では、選考方法の一つとして面接試験を実施しているところが多いです。

学力試験の比重が大きい全日制高校の入試とは面接の目的が異なるため、「面接にはどんな服装で行けばいいの?」「どんなことを聞かれるの?」「面接で落ちることはあるの?」と気になる人も少なくありません。

今回は、そんな通信制高校の面接試験の服装や質問内容、親子面接のポイント、入学後の入学式・体育・大学受験での服装まで、まとめて解説していきます。

この記事のポイント
・通信制高校の面接の服装は、中学校(今の学校)の制服が基本。制服がなければ清潔感のある私服でOK
・保護者も参加する親子面接では、保護者もスーツや落ち着いた服装が無難
・聞かれるのは志望動機・通信制高校を選んだ理由・入学後の目標など。面接時間は短めのことが多い
・常識的な服装と受け答えができれば、面接で落ちることはほとんどない

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目次

通信制高校の面接試験の目的は?

通信制高校の多くは学力を測るための筆記試験がない代わりに、書類選考と面接試験、学校によっては作文で選考を行っています。

たとえば飛鳥未来高校の選考は書類審査と面接試験、屋久島おおぞら高校の選考は書類選考・個別面接・作文・プレイスメントチェックです。また、クラーク記念国際高校のように、入試の内容がキャンパスごとに異なる学校もあります。

そのため通信制高校に合格するかどうかは面接試験に大きくかかっていると考えられているのですが、そもそも面接試験を行う目的は、生徒の人柄や「この学校で学びたい」という気持ちを知るためだとされています。

通信制高校側は希望している生徒を受け入れる姿勢を持っているため、基本的に面接試験で落ちるということはほとんどありません。

通信制高校の面接で落ちる場合

ただ、どんなに通信制高校に入りたいと生徒側が考えていても、学校としては入学してから問題を起こす生徒を受け入れることはリスクが高いなどの理由で避けたいと考えています。

このため通信制高校の面接試験は、

・入学してから学校側に迷惑をかける
・問題を起こすような生徒ではないかどうか

を見定めるためにも行われています。

これまで学校生活で問題を起こしてきた生徒の場合は、入学してからは問題を起こしたり迷惑をかけたりしないことを、自分の言葉で伝えることが大切です。

このように面接の目的や落ちるポイントを理解しておけば、試験対策も考えやすくなります。

通信制高校の面接試験ではどのような服装が望ましいのか

通信制高校の面接の服装の選び方(制服がある場合・ない場合)

通信制高校では服装や髪形などを自由にしてもいいというところが多いため、面接試験の時の服装もそこまできちんとしておかなければいけないということはありません。

ただ、どんなに自由な服装が許されていても、面接は学校の先生と初めてきちんと話す場です。ある程度服装について考えておく必要はあります。

例えば新入学の場合は中学校の制服で臨んだ方が無難だと考えられていますし、転入学や編入学であれば今まで通っていた高校の制服で臨む方がいいとされています。

このように制服がある場合は制服で面接試験に臨んだ方が、常識的な服装と判断されやすいのです。

飛鳥未来高校やおおぞら高校など、学校ごとに服装の決まりがあるのか気になる人もいますが、多くの場合「この服装でなければいけない」という指定はありません。迷ったら制服、制服がなければ次の章の服装を目安にし、心配なときは出願前の個別相談で学校に確認しておくと安心です。

制服がない場合の面接試験の服装は?

では制服がない場合や制服があっても着ることができない場合はどうすればいいのかというと、その場合は常識的な範囲での服装を意識する必要があります。

分かりやすく言えば、

「カジュアル過ぎないシンプルかつ清潔感のある服装」

を指していて、例えば襟付きのシャツやブラウスに、チノパンやスカートといった組み合わせが挙げられます。

襟付きのシャツがなくても清潔感のあるものであれば面接の際に咎められることもありませんし、服装で問題があると判断される可能性は低いです。ただ、学生らしさをアピールしたいからとジャージで面接試験に臨むのは避けた方がいいです。

ちなみに髪型や髪の色に関しても常識的な範囲のものであれば、基本的に落ちる心配はありません。とはいえ面接の日は派手な髪色や奇抜な髪形、濃いメイク、大きなアクセサリーは控えておくのが無難です。

おすすめ避けたい
服中学校・前の高校の制服/襟付きシャツやブラウス、無地のニットジャージ、ダメージジーンズ、露出の多い服、大きなロゴやキャラクターの服
靴ローファー、きれいなスニーカーサンダル、汚れた靴
髪・身だしなみ寝ぐせを直す、前髪が目にかからない派手な髪色、濃いメイク、大きなアクセサリー

親子面接(保護者同伴の面接)の服装は?

通信制高校の中には、本人だけでなく保護者も一緒に面接を受ける「親子面接」を行う学校や、面接の前後に保護者との面談がある学校もあります。親子面接の有無は学校やキャンパス、入試の種類によって違うので、募集要項や個別相談で確認しておきましょう。

親子面接の場合も、生徒本人の服装は制服、制服がなければ清潔感のある私服で問題ありません。保護者の服装は、スーツやジャケットに落ち着いた色のシャツ・ブラウスなど、学校の説明会や三者面談に行くときのような服装が無難です。必ずしもスーツでなくてもかまいませんが、普段着すぎる服は避けておきましょう。

親子面接では、保護者に家庭での様子や通信制高校を選んだ理由、入学後のサポートについて聞かれることもあります。親子で志望理由がずれないよう、事前に話し合っておくと安心です。

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面接試験でされる質問内容は?

通信制高校の面接でよく聞かれる質問

通信制高校の面接試験にかかる時間は学校によって違いますが、10分程度と短めのことが多いようです。

深い部分まで質問されることは少ないため、あまり難しいことを考える必要はなく、質問された内容に関して素直に返答していくというスタイルで問題ないと言えます。

そんな通信制高校の面接試験でほぼ確実に聞かれるのが、志望動機です。

通信制高校側にとって最も重要なのは、どのような理由で入学しようと思ったのか、入学してからどのようなことを学びたいと考えているのかなど、自分たちの学校を選んだ理由とされています。

志望動機を答えるときのコツ

この質問は難しく考えて返答するよりも、簡潔に答えた方が好印象を与えやすい傾向が見受けられます。

そのため長々と志望動機を答えるよりも、理由をはっきりとわかりやすく伝えることが大切です。

志望動機以外に面接試験で聞かれる質問としては、次のようなものがあります。

・なぜ通信制高校を選んだのか
・中学校(前の学校)での生活や、欠席・転校の理由
・趣味や得意なこと
・入学後に頑張りたいこと、通学のペース
・卒業後の進路(大学・専門学校・就職など)

いずれも素直に簡潔な返答をすることが望ましいと考えられているので、自分の思っていることや気持ちをあらかじめまとめておくことがおすすめです。不登校や転校の理由を聞かれても、正直に話したうえで「これからどうしたいか」を伝えれば問題ありません。

質問内容に答えるときの注意

ちなみに質問内容に対してため口で返答することはNGとされているため、きちんと敬語で受け答えできる練習をしておく必要があります。

さらに面接試験中はスマホの電源を切っておくことが基本となるので、質問に答えられないからとスマホをいじることは厳禁です。

通信制高校に落ちるケースはある?

通信制高校の面接で落ちないケースと落ちる可能性があるケース

基本的に学校側に迷惑を掛けたり問題を起こすようなことがないと判断されれば、面接試験で落ちることはほとんどありません。

また面接試験で常識的な返答をした場合も、落ちることはほとんどないと言えます。

ただ通信制高校の面接試験の目的は生徒の人柄を知るためのものであり、入学してから問題が起きないかどうかを見定めるためのものでもあります。

このため面接試験の際に常識的な返答ができなかったり、ふざけた服装や態度を取るような生徒は落ちる可能性があります。おおぞら高校や飛鳥未来高校などの人気校でも、面接で見られるポイントは同じです。

面接試験以外の落ちる可能性

また面接試験以外にも作文の提出を選考方法に入れている通信制高校も少なくありません。

そのような場合は作文の内容がテーマや課題に沿っていなかったり、作文の内容を質問して答えられなかったりすると、落ちる可能性もあるようです。

ほかには以前通っていた学校での素行が問題ありと判断された場合も、面接試験の内容が良かったとしても落ちる可能性が高くなります。

例えば授業を真面目に聞いていなかった、サボることが多かった、法律違反を犯してしまったり対人トラブルをよく起こしていたなどのケースです。

先生たちがみている「対人トラブル」を起こしそうな生徒かどうか

通信制高校は学校に直接通うことは少ないため、対人トラブルがあっても問題はないと思う生徒もいます。

ただ通信制高校を利用する生徒の中には、学校でのいじめや人間関係が原因で全日制高校に通えなくなった生徒も多く、学校側としては対人トラブルの有無に厳しい傾向が見受けられます。

このため対人トラブルを起こしやすい生徒はほかの生徒に危害を加える可能性があると判断され、落とされてしまうことがあるようです。

入学後の服装は?入学式・体育・大学受験の場面別に解説

通信制高校の入学後の場面別の服装(入学式・体育・大学面接)

面接に合格して入学したあとも、「入学式は何を着ればいいの?」「体育の授業は?」と服装に迷う場面があります。よくある場面ごとに目安をまとめました。

通信制高校の入学式の服装

制服がある通信制高校(制服を選んで購入できる学校を含む)なら、入学式は制服で参加するのが一般的です。制服がない学校や制服を買っていない場合は、面接のときと同じように襟付きのシャツやジャケットなど、きちんと感のある私服で参加すれば問題ありません。

保護者も参加する場合は、スーツやセレモニー向けの落ち着いた服装が無難です。学校から服装の案内が届くこともあるので、入学前の書類も確認しておきましょう。

通信制高校の体育(スクーリング)の服装

通信制高校でも体育は必修科目なので、スクーリングで体育の授業を受けます。体育のときは、学校指定の体操服がある場合はそれを、ない場合は動きやすいジャージやTシャツ、運動靴を用意するのが一般的です。

体育館用の上履き(室内シューズ)が必要な学校や、集中スクーリングで着替えを持参する学校もあるので、スクーリングの案内に書かれた持ち物を確認しておきましょう。

通信制高校生の大学受験・大学面接の服装

通信制高校から大学受験をするとき、総合型選抜や学校推薦型選抜の大学面接で何を着ればいいか悩む人も多いです。制服がある学校なら、大学面接も制服で受けるのが基本です。

制服がない通信制高校の場合は、黒や紺などのスーツ(リクルートスーツ)に白いシャツを合わせるか、ジャケットを合わせたきちんとした服装が無難です。私服で受けても通信制高校だから不利になるということはありませんが、清潔感と「きちんと準備してきた」印象が伝わる服装を選びましょう。

筆記試験だけの一般選抜であれば服装の決まりはないことが多いので、長時間座っていても疲れにくく、温度調整しやすい服装で受験して大丈夫です。

通信制高校の面接についてよくある質問

通信制高校の面接は私服でもいいですか?

制服がない場合や着られない場合は、私服でも問題ありません。襟付きのシャツやブラウスなど、カジュアル過ぎないシンプルで清潔感のある服装を選びましょう。ジャージや露出の多い服は避けた方が無難です。

親子面接のとき、保護者は何を着ればいいですか?

スーツやジャケットに落ち着いた色のシャツ・ブラウスなど、学校の説明会や三者面談に行くときのような服装が無難です。親子面接があるかどうかは学校やキャンパスによって違うので、募集要項や個別相談で確認しておきましょう。

通信制高校の面接で落ちることはありますか?

常識的な服装と受け答えができれば、面接で落ちることはほとんどありません。ただし、ふざけた態度や服装、作文の内容に答えられない、以前の学校での素行に大きな問題があるといった場合は、落ちる可能性があります。

面接ではどんなことを聞かれますか?

志望動機はほぼ確実に聞かれます。ほかには、通信制高校を選んだ理由、中学校(前の学校)での生活、趣味、入学後に頑張りたいこと、卒業後の進路などがよく聞かれます。簡潔に、敬語で答える練習をしておきましょう。

入学後の体育の授業は何を着ればいいですか?

学校指定の体操服があればそれを、なければ動きやすいジャージやTシャツと運動靴を用意するのが一般的です。室内シューズが必要な場合もあるので、スクーリングの案内で持ち物を確認しておきましょう。

通信制高校の面接試験は基本やポイントを押さえておけば問題はない

通信制高校の面接試験は生徒の人柄を把握するためのものなので、落とすために行われるものではありません。

服装は制服、制服がなければ清潔感のある私服を選び、志望動機を明確にして面接試験の基本を押さえておけば、落とされることはほとんどないと言えます。安心して試験対策をすすめていきましょう!

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阪口裕樹のアバター 阪口裕樹 通信制高校選びの教科書 編集長

自身の発達障害の経験から「生徒一人ひとりに合った学校選びをサポートしたい」という想いで2013年に当サイトを創設。卒業生への直接取材と、公式サイトや資料に基づいた徹底的な情報検証を続け、現在は年間110万人が訪れるサイトとなりました。読者が本当に知りたい情報を、分かりやすく誠実にお届けすることをお約束します。

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