高知県立高知北高校に偏差値はある？学費は高い？口コミ評判を卒業生が解説

高知県立高知北高等学校の基本情報

高知県立高知北高校は、高知県内に2校ある公立通信制高校の内の1校です。

週1回〜2回程度のスクーリングと各授業で出されるレポートの提出で単位を取得します。

服装や髪色の規定は無く、制服のような服であったりジャージであったりと各々が好きな服装をすることができ、髪色も黒や茶、赤、金、青など自由に染めることが出来る自由な学校です。

高知県立高知北高等学校に偏差値はある？入試内容を解説

高知県立高知北高等学校は公立の通信制高校なので「偏差値」と呼ばれる基準はありません。

高知県立高知北高校の入学願書は本校にて配布されます。必要事項に記入の上、高知県立高知北高校に提出すると出願でき、受験資格が与えられます。

公立高校のため、他の公立高校や高知県立高知北高校の定時制との併願は不可となっています。

入試内容は【筆記試験】と【面接】になります。筆記試験の難易度はあまり高くなく、問題を解けているかどうかよりも問題を解こうとする姿勢があるかどうか、を確認していると入学後に教えられました。

面接については通信制担当の先生3名と受験生1人の面接となっており、なぜ通信制の入学を希望するか等の基本的な事を聞かれました。

高知県立高知北高等学校の学費について

入学料	500円
授業料	330円/1単位
教科書代	※学校毎に金額が異なります
学校徴集金	※学校毎に金額が異なります
初年度学費	20,000円程度 ※就学支援金適用時

高知県立高知北高等学校は、公立の通信制ということもあり、学費はかなり安く抑えることができます。

就学支援金を活用することで、授業料は実質無料。教科書代などの諸費用のみで通学することができます。

高知県立高知北高等学校のカリキュラム

高知北高校は通信制なので特徴といえばレポート提出があることです。これは全日制の時とは大きくスタイルが異なっていて慣れるまで少し大変かと思います。

高知県立高知北高校の通信制は週1回のスクーリングと自宅学習(レポート)が基本です。

スクーリングは水曜日と日曜日に設定されています。クーリングⅠとスクーリングⅡの時間割に分けられており、スクーリングⅠの週の水曜日と日曜日には全く同じ内容の授業を実施するため、同じ時間に実施される授業を2つまでなら履修することが可能です。スクーリングⅡの週についても同様です。

私の場合は必修科目が同じ時間に被っていたこともあり、基本的に毎週2回通学していました。

レポートはスクーリング時の授業内で使用するプリントや教科書からの穴埋め問題が多く、1つの授業につき年間で10~16枚程度の提出が求められます。

教科書やプリントの文章そのままの出題が多かったため、あまり難しくて困るようなことも無ければ時間がかかりすぎることも少なかったです。

また、どうしても分からない所があれば手空きの先生に声を掛ければ職員室前の空き教室で教えてもらいながら解くことも出来ます。

自宅で期限までに計画を立ててレポートを完成させるのが難しい生徒も授業の空きコマにはその教室に行き、レポートを解いている姿が見られました。

レポートの提出は郵送か職員室前のポスト投函の2つから選べます。

郵送はレポートの提出期日必着のため、私はスクーリングついでに提出期日の17時まで提出出来る職員室前のポストに投函していました。

高知県立高知北高等学校の設備・学習環境はどう？

学校の設備は中学の頃の全日制と変わり映えしませんでした。きっと皆さんが想像している普通の学校からイメージは外れないでしょう。

高知県立高知北高校の学校設備は定時制昼間部･定時制夜間部と共用のため全日制の学校とあまり変わらない程度の設備が整っていました。

校内は土足での移動で、個人のロッカーや机などは無かったためその日必要な教科書を持って移動していました。

各クラスはおよそ20人程度居ました。

しかしホームルームや掃除の時間も特別活動時間数という卒業に必要な単位に含まれていたため時間数が足りたら出なくなる、もしくは時間数が足りなくなるギリギリまで出席しない人が大半だったため全員が顔を合わせたのは入学式の時くらいでした。

授業も必修科目はあれどどの学年で取得するかは特に決まっておらず、教室もバラバラなためクラス内の交流はほぼありませんでした。

授業は大体10名〜15名程度に先生がついて教えてくれますが、なるべくゆっくり噛み砕いて話してくれるため、授業についていけず困ることはほとんどありませんでした。

私は体育が大の苦手だったため体育館の端で見学していましたが、授業内容や実施している子達を見ての感想文を記入すればそれも出席としてカウントしてくれたためとても助かりました。

高知県立高知北高等学校のイベント・学校行事

よくあるイベントは高知北高校にもありましたが、私がイベントに興味がなかったためどれも参加していません。これはイベントは不参加が許されるということです

高知県立高知北高校は校外スクーリングと呼ばれる遠足であったり、レクリエーション大会、文化祭、体育祭などがありました。

それぞれ特別活動時間数の時間に含まれていたので、みんなが参加すると言うよりは必要であれば出席する程度のものでした。

そのため必ず出席しなければならないという雰囲気もなく、団体行動が苦手だった私は殆ど参加せずにいました。

また出席しても必ず人と関わらなければならないわけでもなく、集合時間さえ守れば1人での行動も割と自由がきいたため参加だけしてのんびり過ごす、という選択もとれます。

もちろん仲のいい子が出来ていて何人かで行事参加している人も居ましたし、兄弟や姉妹だけで行動するといった学年に縛られない行動ができるのも魅力の一つでした。

高知県立高知北高等学校にいじめはある？

私は当初からクラスメイトには不干渉でいると決めていましたから付き合いはかなり淡泊でした。仕事をしつつの編入だったため、最初から学校の人とはあまり関わらないと決めて入学しました。

そのためスクーリングに行っても授業中疲れて寝てしまっていたり、空きコマでも空き教室で音楽を聴いたり本を読んだりとかなり自由に過ごしていましたが誰も私に注目はしていませんでした。

授業の合間に自分の車で寝ている人もいましたし、空きコマで学校の近所の友人宅に遊びに行っている人が居るという話も聞いたことがあります。

またみんなが周りに注目しないため、シングルマザーの方が乳児を連れてスクーリングに来ていたのを見かけたこともあります。それら全てが自由でした。

先生達も無理に人と関わらせようとはしませんでしたし、先生達自身も必要以上にこちらに関わろうとはしませんでした。

通信制高校に通う人達にはそれぞれの理由があるため、みんなお互いのことはとりあえず気にせず、それぞれが学校を卒業することを目標に通学していた形でした。

そのためいじめももちろん無かったですし、授業が滞るようなこともありませんでした。

高知県立高知北高等学校 卒業後の進路について

私の通信制に通うことに決めた理由が、今後転職する際に高校卒業程度認定試験よりは高校卒業しました、と言えた方が有利かなと思ったためだったので進路に学校生活が大きく影響することはありませんでした。

高知県立高知北高校卒業後は元々勤めていたところに継続して勤めていました。

周りの生徒の進路としては未成年は進学、成人は就職が多い傾向にありました。

進学先としては専門学校が多く、特に授業で興味が出てきたと言ってIT系や調理系に進む人が比較的多かったです。

私も在学中にやりたいことが出来たため進学と少し迷ったことがあり先生に相談しましたが、奨学金制度や仕事を続けながら通える学校の情報など色々一緒になって探してくれてとても心強く感じました。

高知県立高知北高等学校に進学を考えている生徒へ

自分の時間を大事にしたい人におすすめです。

スクーリングやレポートに取られる時間があまり多くないためアルバイト含め仕事の時間を確保したり、趣味の時間を確保したりしやすかったです。

レポートを家できちんとできるか不安、という方でも先生方のサポートがかなり手厚いので安心して通うことが出来ます。

他にやりたい事、やらなければいけない事はあるけれど高校も卒業したい！という方はぜひ高知北高校への進学を考えてみてください。