
地球環境高等学校を卒業したハナです。
・地球環境高等学校の学費は?
・地球環境高等学校に偏差値はある?
・学校の雰囲気や設備はどんな感じ?
と気になる方に向けて、「卒業生の本音」をお話していきます。学校選びの参考にしていただけると嬉しいです。
失敗しない通信制高校選びのコツ


通信制高校選びに失敗した生徒の口コミをみると、「学校の雰囲気が自分にはあわなかった」「不登校や発達障害があるのに、サポートのない学校に入って苦労した」といった声が目立ちます。
通信制高校は、自学自習が基本の学校から、不登校や大学受験などのサポートに力を入れている学校まで様々。学校選びに失敗しないためには、「自分が住んでいる地域にどんな学校があるのか」を正確に把握することが大事です。
まずは通学圏内にある学校資料をまとめて請求・比較するところからはじめましょう。


*資料請求をしたあとは、気になる学校の説明会に参加してみましょう。学校の雰囲気を知ることで生徒も安心しますし、入学後に後悔することも少なくなります。
*学校によっては「出願には説明会の参加が必須」としているところもあります。資料は早く取り寄せ、募集要項は確認しておきましょう。
地球環境高等学校ってどんな学校?


学費 | 216,700円〜 *通信コース/就学支援金適用時 *通学にかかる費用はキャンパスによって異なります |
スクーリング | 週1日、週3日、集中スクーリング |
入学時期 | 新入学:4月 10月 / 編入転入:随時 |
本校所在地 | 野県佐久市中込2923−1 |
キャンパス | 長野、飯田 |
自分のペースで勉強や部活動に励むことの出来る通信制高校です。
以前通っていた高校で馴染めなかったり、発達障害や健康上の問題がある生徒一人一人に合ったサポートを積極的に行ってくれるため、無理なく楽しみながら高校卒業を目指すことが出来ます。学校の名前にある通り地球環境について学ぶ機会が多く、環境に対する知識や意識を向上させることが出来ます。
地球環境高等学校の学費は?


週1日/集中スクーリング型の学費
入学料 | 50,000円 |
授業料 | 9,000円/1単位 ※25単位取得で225,000円 ※就学支援金適用で減額〜最大無料 |
教育充実費 | 55,000円 |
通信教育費 | 35,000円 |
諸経費 | 22,000円 ※保険、健康診断料、生徒会費、同窓会等 |
年間合計 | 216,700円〜387,000円 |
週3日スクーリング型の学費
入学料 | 50,000円 |
授業料 | 9,000円/1単位 ※25単位取得で225,000円 ※就学支援金適用で減額〜最大無料 |
教育充実費 | 55,000円 |
通信教育費 | 35,000円 |
週3日型教育費 | 210,000円 |
諸経費 | 22,000円 ※保険、健康診断料、生徒会費、同窓会等 |
年間合計 | 372,000円〜597,000円 |
地球環境高等学校に偏差値はある?





地球環境高等学校には偏差値はありません。偏差値の基準となる学力による選考が入学試験でないためです。
週1日型スクーリング/集中型スクーリングは「書類審査、作文、面接」のみ。週3日スクーリングでは、「書類審査、学力検査、作文、面接」となります。週3日スクーリングコースでは学力検査(国語、数学、英語)がありますが、試験ではなく「検査」になり、現在の学力を把握することが目的のテストです。
中学時代の勉強の復習はひととおりやったほうが良いですが、試験の内容が悪くても、それで不合格になることはなく、書類と面接、作文の総合評価によって決まります。
週1日スクーリング/集中型スクーリング 選考方法
書類審査 | 新入生は出願書類の中で自己PR文(本校所定様式)が必要です。 |
作文 | 400字~600字/テーマは選考日に提示します。 |
面接 | 未成年は、保護者同伴で面接 |
週3日スクーリング 選考方法
書類審査 | 新入生は出願書類の中で自己PR文(本校所定様式)が必要です。 |
学力検査 | 国語、数学、英語 |
作文 | 400字~600字/テーマは選考日に提示します。 |
面接 | 未成年は、保護者同伴で面接 |
地球環境高等学校の授業内容・時間割





私は佐久本校の週1スクーリングを選択していました。
毎週月曜に行われるスクーリングは午前のみ授業が行われることが多く、3科目ほど授業を受けます。
授業の内容は全日制の高校の授業と大差はありませんが、分からないことがあった際には気軽に先生に質問することが出来たので、苦手な教科の理解を深めることが出来ました。
スクーリングは週に1回しかありませんが、登校しない間には課題としてレポートが配布されるので自宅学習が必須になります。
このレポートは教科書を読めばこなせる内容ではあるものの、分からない部分があった場合は先生に聞きながら進めることも可能なので勉強が苦手な私でもきちんと提出することが出来ました。
また試験は年に2回ほどあり、各2日間に渡って行われます。
試験の内容はレポートで学習した内容の中から出題されることが多いので、レポートの内容を理解し暗記さえしていれば点数をとることが出来るようになっていたため、試験対策がしやすかったです。
地球環境高等学校の設備・学習環境はどう?





教室などの設備に関しては、全日制の高校とほぼ変りはありません。
校内はいつも清潔に掃除がされており、大変気持ちよく勉強に励むことが出来ました。
私が通っていた週1のスクーリングでは、生徒が約20人前後だったため、30人1クラスを想定して設けられている教室の机には少し余裕がある状態でした。
また、学校は3階建てで、階ごとに学年が分けられているため他の学年の生徒たちとは、あまり関りがなかったです。地球環境高校は通信高校なので生徒数はあまり多くなかったため、音楽室や体育館といった設備は校内にありません。
そのため高校に隣接している市営の体育館で体育の授業を受けることが多かったです。しかし、グラウンドは校舎の隣に設けられていたので、サッカーなどの球技をする際はそこで体育の授業を受けることもありました。
最後に先生方の質に関してですが、非常に高いなと感じました。数学や物理といった専門的な科目に関しても、私が理解を出来るまで先生方が向き合って教えてくれたので苦手を克服することが出来ました。
地球環境高等学校のイベントや学校行事





地球環境高校では学園祭やボランティア活動・修学旅行などのイベントが定期的に開催されています。
しかし、こういった催しへの参加は強制ではなく任意なので、行きたくないと感じる生徒は無理をして参加する必要がありません。
学園祭に関しては全日制の高校と同様の雰囲気でしたが、参加人数自体はかなり少なかったこともあり、少し寂しい雰囲気だった記憶があります。
またボランティア活動に関しては、地域の子供たちや老人などと一緒にイルミネーションの飾り付けを行ったり、地域の催しの交通整理などを行いました。
通信制高校の生徒と言うと色眼鏡で見られることも多いのですが、私が参加したボランティア活動で出会った方々は大変優しく接してくれこともあり、いい経験が出来たなと感じます。
また学校内で関りのなかった他の学年の生徒たちと仲良くなれたり、地域に貢献する喜びを感じたりすることができ、とても有意義なものになりました。修学旅行はディズニーランドに行ったのですが、参加者がかなり少なかったこともあり、かなり自由に遊ぶことが出来ました。
引率の先生方もリラックスした雰囲気で、生徒と先生の垣根を超えて一緒に楽しんだ感じです。通信制高校に通う生徒であっても学園祭や修学旅行に参加出来たことで、普通の高校生らしい青春を味わうことが出来ました。
地球環境高等学校にいじめはある?学校の雰囲気について





通っていた生徒の多くは家庭内にトラブルを抱えていたり、発達障害や健康上の理由で地球環境高校を選択していました。
また、以前の高校でイジメを受けたり、何らかの事情によって全日制の高校を退学になった生徒も多く在籍していました。
しかし、中にはスポーツで海外へ遠征するために通信制高校を選んだ生徒や社会人などもおり、色んな背景を持った生徒が通う高校というイメージを持ちました。
クラスの生徒たちは全体的に明るく元気な印象でしたが、2学期以降になると徐々に登校をしなくなり、最終的に退学をしてしまう生徒も全体の20%前後はいたと思います。
しかし陰湿なイジメ等はなく、比較的穏やかな雰囲気の高校です。
また何かトラブルがあった際に担任の先生に相談・報告をするとすぐに対処してくれるため、安心して通うことの出来る高校です。
地球環境高等学校 卒業後の進路


生徒たちの多くは短期大学や専門学校に進学していましたが、高校卒業と同時に就職をする生徒も少なくありませんでした。
美容系の専門学校や介護職につくための学校が人気だった記憶があります。
私の場合は地元の大学への進学を希望し、そこで看護師の資格を取得しました。
試験に臨む際も小論文などに関しては試験前から現代国語の先生に指導していただいていたこともあり、苦戦せずに作成することが出来ました。
その他の科目に関しても、地球環境高校は全日制と大差ないカリキュラムなので、きちんと勉強さえしていれば特に困ることなどなく試験問題を解くことが出来ます。
また、面接の対策なども担任の先生と事前に行っていたため本番でも緊張せず自分らしい受け答えをすることが出来たため、先生方には感謝しています。



今通っている高校が合わないと感じていたり、どうも周りと馴染めないという方は地球環境高校をおすすめします。
それぞれのペースや個性を尊重しつつも、きちんとした勉強カリキュラムが組まれているので進学の際に不利になることもありません。
また、修学旅行や学園祭などもありので青春を謳歌することも出来るので、楽しみながら高校卒業を目指すことが可能です。
失敗しない通信制高校選びのコツ


通信制高校選びに失敗した生徒の口コミをみると、「学校の雰囲気が自分にはあわなかった」「不登校や発達障害があるのに、サポートのない学校に入って苦労した」といった声が目立ちます。
通信制高校は、自学自習が基本の学校から、不登校や大学受験などのサポートに力を入れている学校まで様々。学校選びに失敗しないためには、「自分が住んでいる地域にどんな学校があるのか」を正確に把握することが大事です。
まずは通学圏内にある学校資料をまとめて請求・比較するところからはじめましょう。


*資料請求をしたあとは、気になる学校の説明会に参加してみましょう。学校の雰囲気を知ることで生徒も安心しますし、入学後に後悔することも少なくなります。
*学校によっては「出願には説明会の参加が必須」としているところもあります。資料は早く取り寄せ、募集要項は確認しておきましょう。