代々木高等学校の年間学費
50,100円~/年間
※上記は通信コース/就学支援金適用時の金額
※住所を入力すると通学県内にある学校高校の資料をまとめて請求できます。
代々木高等学校(よよこ〜)は、東京代々木・大阪本町に通学キャンパスを持つ通信制高校です。
1993年に不登校生徒を支援する「オルタナティブスクール」として設立、2005年からは広域性の通信制高校になりました。設立から30年に渡り、不登校生徒のサポートをはじめ、様々な環境下にある生徒の教育にあたっています。
・前の学校に馴染めなかった
・不登校を経験して学校に行くのが億劫/苦手になった
・通学頻度は自分のペースで決めたい
という生徒でも、安心して通うことが通信制高校といえるでしょう。
学費 | 50,100円〜 ※就学支援金適用時 |
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キャンパス | 志摩夏草、東京代々木、大阪本町 |
スクーリング | 月1回〜 |
通学コース | 【通信一般コース】月に1〜2回登校 【通学型コース】週1日〜週5日登校 【その他】奨学金コース/プロアスリートコース/海外留学コース |
学校URL | https://yoyogi.ed.jp/ |
SNS | Twitter/Instagram |
代々木高等学校ってどんな学校?通学コース解説
1993年、学校が行けない子どもたちを対象にした、小さなオルタナティブ・スクールとして設立された代々木高等学校。
卒業率は全国の通信制高校でも屈指の「98%」となっており、高卒資格の取得に向けて、一人ひとりへのサポートを充実させている通信制高校のひとつです。
代々木高等学校の学びには、次の3パターンがあります。
1.代々木高等学校の「通信コース」で卒業を目指す(スクーリングは年1回)
2.通信制サポート校「代々木高等学院(東京/大阪)」に通学する(週1〜週5日)
3.代々木高等学校が提携する「全国のサポート校」に通学する(週1〜週5日)
以下、それぞれのコース詳細について解説していきます。
1.通信コース(在宅型コース)
通信コース(在宅型コース)は、自宅学習をメインにしたコースです。
- 芸能活動やスポーツなど学校外に活動拠点がある生徒
- 海外在住の生徒
- 日本の高校卒業資格をとりたい生徒
に適しています。
学費が安いことが特徴で、年間学費は50,100円〜(就学支援金適用時/世帯年収590万円未満の家庭の場合)と、他通信制高校の学費と比べてもリーズナブル。
勉強サポートについてですが、東京ではレポート補習のために、月一度の投稿日(土曜日)が用意されています。
質問機会が月一度しかないため、「通学は極力ないほうが良い」「学費はなるべく安く抑えたい」という生徒向けのコースといえます。
レーサーを目指している生徒が素敵な写真を提供してくれました‼️
かっこ良過ぎです😆
合宿やレースが平日にある為、自分のスケジュールに合わせて学べる通信制高校を選んだそうです📖
通信制高校ならではの利点は沢山あります🌟#通信制高校 #夢 #レーサー #レーシングカート #車 #サポート校 pic.twitter.com/c6Qdebf7sy
— 代々木高等学校 公式アカウント (@4450hs) September 14, 2022
2.通信制サポート校「代々木高等学院(東京/大阪)」の授業内容・時間割
代々木高等学校には、通学できる通信制サポート校として「代々木高等学院」があります。
キャンパスは、東京代々木、大阪本町の2ヶ所にあるため、キャンパスに通える範囲内に住んでいる生徒が対象となります。
代々木高等学院の東京キャンパスでは、次の4つのコースが用意されています。通学には通信コースとは別途、サポート費用が必要となります。
1.オルタナティブコース(週5日通学)
発達障害・HSC・不登校生徒向けのコースで、代々木高等学校が一番力をいれているコースともいえます。
高校卒業に向けた勉強だけでなく、プロジェクト型のグループワークや、各専門分野・大学の先生を招いた特別授業も受けることができます。
東京福祉専門学校さんが介護福祉の出張授業を行って下さいました🙋
介護の際の力の入れ方はとても興味深く、実際に生徒同士でやってみた際には驚きの声が聞こえてきました👂️
明るくて優しい講師の方から、人柄も大切な要素だということを学びました😊#介護 #福祉 #通信制高校 #東京福祉専門学校 pic.twitter.com/9yApVKgmk1
— 代々木高等学校 公式アカウント (@4450hs) September 10, 2022
2.通学コース(週3日通学)
3年間で確実に高校卒業を目指すための「学習サポート」が中心のコースです。週3日(火・木・金)自由に登校することができ、レポート指導やメディア授業を受けることができます。
また、週5日通学の生徒と一緒にプロジェクト授業を受ける機会もあるので、「自分のペースで無理なく登校もでき、友達も作ることができる」、通信と通学のバランスがとれたコースといえます。
こちらの男の子のグループですが、各々週3日通学コースと週5日通学コースの生徒です😃
コースが違ってもレポートの授業やスポレク・プロジェクト授業での接点があるので、この様に仲良くなれます😉
頭を亀のように服の中に入れているのはポースです(笑)🐢#通信制高校 #サポート校 #高校生 #友達 pic.twitter.com/4TKtaTgguA
— 代々木高等学校 公式アカウント (@4450hs) September 15, 2022
3.奨学金コース
代々木高等学校が提携している企業やお店で働く代わりに、その会社が学費を建て替えてくれるユニークなコースです。働くことと学ぶことが一体になった、代々木高等学校ならではのコースといえます。
奨学金コースで働くことができる企業・お店の例を挙げると、
- バイクメカニック
- 伊勢志摩料理人コース
- 左官
- テーマパーク
- 伊勢志摩漁師
- 銀座寿司職人
などがあります。手に職をつけながら、学費も支援してもらえるという、他の通信制高校にはない取り組みです。
4.アスリートゴルフコース
代々木高等学校のゴルフ部に所属できるコースです。
高校卒業に向けての勉強は通信コース同様に進め、ゴルフコースならではの以下のようなイベントに参加することができます。
- 年数回のゴルフ部での合宿
- アジアジュニアゴルフ協会と提携
- 高校ゴルフ連盟の大会会場で練習ラウンド合宿
- 個人のスケジュールで各種大会に出場可能
- 各分野の専門家(スイング・パター・海外遠征等)の紹介可能
など、ゴルフに打ち込みたい生徒を支援する仕組みが整っています。
ゴルフをテーマにした通信制高校は少ないので、プロゴルファーを目指す生徒は検討してみましょう。
3.全国の提携サポート校に通学する(週1〜週5日)
代々木高等学校が提携する全国のサポート校に通学するコースです。
こちらの通学内容は、提携するサポート校の校風やカリキュラムによって大きく異なります。
学習サポートだけでなく、テニス、美容、芸術、医療、福祉など、提携先のサポート校によって様々な専門授業を受けることができます。
代々木高等学校の「提携校ページ」には、提携できるサポート校の一覧が地域ごとに掲載されています。お住まいの地域に興味がある学校があるか探してみましょう。
なお、通学には代々木高等学校の年間学費(50,100円〜)他、各サポート校の学費が発生します。通学頻度やコースによって異なりますので、詳しくは学校説明会時にお問い合わせください。
代々木高等学校の学費について
通信一般コースの学費(初年度)
入学金 | 10,000円 |
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授業料 | 264,000円 ※就学支援金対象 |
教科書代 | 10,000円 |
登録手数料 | 2,000円 |
諸経費 | 1,100 |
メディア視聴費用 | 7,000円 |
スクーリング会場運営費 | 20,000円 |
就学支援金 | ▲264,000円 |
年間学費 | 50,100円 ※就学支援金適用時 |
代々木高等学校は国の「高等学校就学支援金制度」の対象校となり、授業料が減額〜無料になります。
世帯年収によって支給金額が異なり、年収590万円未満の家庭は【授業料無料】に、910万円未満の家庭は【118,800円(25単位分)】が支給されます。
通学コースの学費(代々木高等学院の学費)
通学コースを希望する場合は、提携の通信制サポート校である代々木高等学院に通うことになります。上記の年間学費に加えて、下記のサポート料金がかかります。
週3日通学 | 360,000円 |
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週5日通学 | 660,000円 |
代々木高等学校には学費免除制度はある?
代々木高等学校には学費免除制度はありませんが、以下のような学費支援制度を活用し、授業料負担を軽減することができます。
1.よよこ〜学費支援制度
代々木高等学校では、国の就学支援金制度は別に、学校独自の学費支援制度を用意しています。
対象となるのは、
- 生活保護世帯
- 非課税所得世帯
となります。金額は明記されていませんが、該当となる家庭は学校説明会などで詳細を確認されてください。
2.私立高等学校等授業料軽減助成金
東京都に在住の生徒は、就学支援金とは別に東京都の「授業料軽減助成金」を受けることができます。
世帯年収が910万円未満の家庭は、最高で11万8800円の授業料が軽減される制度で、この制度を適用すると授業料は以下のようになります。
年収910万円未満の家庭の場合
代々木高等学校の授業料 | 264,000円 |
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就学支援金 | ▲118,800円 |
授業料軽減補助金 | ▲118,800円 |
合計授業料 | 26,400円 |
このように、大幅に授業料を削減することができます。
3.各種教育ローン
その他、提携教育ローン/学費サポートプラン提携教育ローンを用意しています。
代々木高等学校の学費は一括支払いが原則ですが、提携教育ローン(オリココーポレーション)経由で支払うことにより、分割で学費を返済することができるようになります。
代々木高等学校の口コミ・評判
代々木高等学校には通信制でもいろんなコースがあって、自分のやりたいようにやっていくことができます。アルバイトを中心にした生活をしたかったので、自分にはありがたい環境でした。(通信制一般コース)
高校へ通いきれるかどうか心配でしたが、代々木高等学校にはいろんなサポートシステムがあったので無事に卒業することができました。前の高校を中退したときには大学進学もあきらめていたのですが、希望していた4年生大学にも進むことができ、新しい人生が拓けて行ったように思います。(通信制一般コース)
思い出に残っているのは、カナダでホームステイしながら、語学学校にも通っていた時のことです。はじめての海外で不安を感じていたのですが、その間もメールやLINEでサポートをしてもらえて嬉しかったです。(カナダ留学コース)
私は仕事をしながら高校に通っていました。実際に学校に行って授業を受けるのは年間で1ヶ月もなかったです。自分のスケジュールに合わせたコースで通えるので助かりました。
学費の面はとても低額だと思います。他の通信高校に比べても安い点がいいと思います。低額なのに、しっかり先生方は一人一人わからない点や疑問に思った点などわかりやすく丁寧に説明してもらいとても良かったと思います。
学校設備はとても綺麗で通っている時は気分よく通学することができ、とても満足しています。
代々木高等学校
向いている生徒
代々木高等学校は、発達障害・HSC・不登校生徒向けの通学コースを用意している、数少ない通信制高校です。
臨床心理士をはじめ、家族支援カウンセラー、セラピスト、発達障害学習支援サポーターなど有資格者も常駐しています。
・発達障害やHSCの性質があるけれど、通学に挑戦してみたい
・不登校を経験したけど、少しずつ学校に行けるようになりたい
といった生徒が安心して通える学校といえるでしょう。
向いていない生徒
代々木高等学校は、一人ひとりに寄り添った教育指導をしてくれることが魅力ですが、
・難関大学への進学を考えている
・高校卒業以外の専門授業を受けたい
という生徒には、授業内容がものたりなく感じられる可能性があります。
大学進学については、通学コースの生徒にはサポートがありますが、難関大進学に適した授業が学校側で用意されているわけではないので、別途塾などに通う必要が出てきます。
週5日通学のサポート料金は660,000円ですが、この価格帯で進学コースを用意している通信制高校は多いので(例:N高等学校/第一学院高等学校など)、そうした学校とも比較しながら選んでいきましょう。
代々木高等学校のまとめ
代々木高等学校は、
1)通信コースの年間学費が安い(50,100円〜)
2)東京キャンパス(代々木高等学院)の通学コースが充実している(発達障害や不登校専門の通学コース/奨学金コースなど)
という、大きく2つの特徴がある通信制高校です。
入学は全国からできますが、「学費は安く、通学は極力少なくしたい」という生徒か、「よよこ〜の理念に共感するので、東京代々木のキャンパスに通いたい」という生徒か、どちらかのタイプの生徒に向いている学校といえるでしょう。