スクーリングなし(登校なし)で卒業できる通信制高校ってあるの?

スクーリングなし(登校なし)で卒業できる通信制高校ってあるの?

通信制高校といっても、すべての授業を通信(インターネットやテキスト課題)で済ませるのではなく、「スクーリング」という、年に数日〜各学校が定めている日数を登校する必要がでてきます。

とはいうものの、

「まったく学校に通わずに卒業したい!」

と考える生徒もいると思うので、スクーリングなしで通信制高校を卒業できるのか、ということについてお話します。

通信制高校を検討している
すべての家庭に読んでほしいこと

「通信制入ったけど子どもが辞めた」

全日制と比較して自由に学べると評判の通信制高校ですが、中には失敗したという声もあります。

その後悔の声は「学校と合わなかった」に集約されます

不登校支援がある学校を選べば良かった

「通信制高校は不登校生徒を受け入れてもらえる」という安易なイメージで選ぶんじゃなかった。自主学習が基本、不登校生徒へのサポートはなし、やる気がある人だけ引き上げるという感じ。不登校支援がある学校、時間かけて選べば良かったなあ

学費の安さで公立を選んで失敗

通信制高校ならどこも一緒でしょと、公立を選んだら大失敗。家から遠いし、週2日は通わないと単位取れないし、勉強もつまらない。3年間とても保ちそうにない…。

近所にあるから、学費が安いから、そんな理由で比較をせずに選んでしまうと、学校と合わずに辞めてしまうことも多いです

後悔しないためには、通学エリアにある学校を3~5校比較するのは必須

通信制高校の一括資料請求サービスを活用すれば、住所を入力するだけで、通学エリアにある学校のパンフレットを簡単に取り寄せることができます。

学校のパンフレットを見比べるだけでも特徴はわかりますし、「この学校だけは違うな」と取捨選択もできます

簡単に取り寄せることができるので、通信制高校の比較がまだできていない家庭は、利用してみてください

人気校は早めに募集を締め切る学校もあります。出願には学校説明会の参加が必須、など学校によって条件があることもあるので、募集要項は急いで取り寄せ確認しましょう

目次

スクーリングなしの学校は存在していない

いろいろな理由があって、通学制の高校に通えなかったり通いたくなかったりする場合に力になってくれるのが通信制高校です。

自宅での勉強が可能で、基本的には学校に通う必要はないため、通学が難しい方でも便利に利用ができます。

しかし、通信制といってもすべての単位を自宅で取得できるわけではなく、学校に通って授業を受けることで取得できる単位もあります。この『学校に通うこと』をスクーリングというのですが、通信制高校に通うのならば必ず必要になっているので気をつけましょう。

スクーリングでの単位取得は卒業の絶対条件

ただ、スクーリングが必要ではない単位を取れば卒業できると考える方もいるでしょう。単位制の通信制高校ならば単位さえ取れば卒業できるといわれているので、そう考えても不思議ではありません。

ところがすべての通信制高校で、通学することで得られる単位が卒業条件となっているため、スクーリングなしでは卒業できないです

例外はないので通信制高校に通う場合も、ある程度の通学は必要になると覚えておきましょう。ただし、通学制とはまったく異なったシステムなので少ない日数で済ますことも可能です。

スクーリングには種類がある

通学制の高校が嫌な方は、通学を求められるスクーリングも嫌だと感じてしまうかもしれません。学校に通わなければいけないのなら、通学制とほとんど同じだと思ってしまいガッカリした方もいるでしょう。

しかし、スクーリングにはいくつかの種類があり、どれを選んだとしても通学制高校に通うよりもずっと負担は少ないです。

スクーリングのせいで通信制高校を諦めるのはもったいないので、それらの方法を知ってから通えるかどうかを判断しましょう。こちらでは三つの形式を紹介します。

1.週や月に数回通わなければいけない形式

定期的に行われるスクーリングの中で、通う頻度が高いのは毎週通学しなければいけない形式です。

週に一回のところもあれば、週に三回通わなければいけないところもあります。週に何回か行われていても、まったく授業が同じで自身が通いたい曜日を選べるところもあります。かなり学校を訪れなければいけない頻度が高いので、もっとも通学制に近い形式だといえるでしょう。

また、月に三回程度スクーリングを受ける形式の通信制高校もあります。毎週通うのは無理でも月に数回ならば問題なく通える方にはぴったりの選択肢です。

いくつかのスクーリング形式をお伝えします。

2.まとめてスクーリングを受けられる形式

月や週など、定期的に通うのが難しい方もいるはずです。

そのような方が便利に利用できるのが、年に一回まとめてスクーリングを行ってくれる形式です。五日間などの時間を取って、その間に集中的にスクーリングを行ってくれるシステムになっています。

集中コースなら年にまとめて数日間だけ学校に通えばよいので、スクーリングに参加する回数をできる限り減らしたいなら第一候補となるでしょう。ただし、『期間中にやるべきことが多い』というデメリットがあるため、利用を考えるなら忙しさを理解しておきましょう。

3.毎日通える形式の通信制高校もある

『通信制のシステムを利用したいけれど、通学制のような高校生活に憧れている』という方におすすめできるのが、毎日通える形式を採用している通信制高校です。

毎日スクーリングが行われるわけではありませんが、さまざまな授業やレクリエーションが提供されています。友人作りや部活など楽しめることが盛りだくさんなので、高校生活をエンジョイしたいなら利用を考えましょう。

スクーリングは学校によって異なる

通信制高校によって、提供されているスクーリングの種類は異なります。

もしも、自身が望むスクーリングの形があるのなら、それを提供してくれるところを探さなければいけません。各通信制高校の公式ホームページを読めば分かるようになっているはずなのですが、あまりにも簡易的な表現で、詳しいことが分からない場合もあります。

そのときは電話をかけて、学校側から直接スクーリングについて詳しく聞いてみましょう。もしくは学校説明会やオープンキャンパスなどに参加をして、担当してくれた方に聞くこともできます。頻度だけではなく授業の中身もきちんと聞いておけば、通信制高校を選ぶときの参考になります。

スクーリング会場を調べてみよう!

スクーリングを受けるためには、学校を訪れなければいけません。

そのため、カリキュラムが魅力的で入学したい通信制高校があっても、学校が遠いので無理だと諦めている場合もあるでしょう。

しかし、別途スクーリング会場(分校や提携校)を用意してくれて、そちらで授業を受けられるようになっているところもあります。

つまり、近所にお目当ての通信制高校のスクーリング会場が用意されているかもしれないので、調べる前に諦めるのはもったいないです。公式ホームページにスクーリングを受けるための場所の説明も載っているため、しっかりと目を通すことをおすすめします。

通いやすさをチェック

また、近くにあるのなら実際に足を運んでみて、通いやすさをを確かめておきましょう。特に通学頻度が高いスクーリング形式を選ぶのなら、通いやすさは重要になるのできちんと確かめておくことをおすすめします。

卒業のためには必須

スクーリングなしの通信制高校はありませんが、工夫をすればできる限り少なくすることはできます。

スクーリングを終わらせなければ卒業できないので、まずは各通信制高校の公式ホームページを調べて、自身に合った形式を提供してくれるところを探しましょう。

通信制高校を検討している
すべての家庭に読んでほしいこと

「通信制入ったけど子どもが辞めた」

全日制と比較して自由に学べると評判の通信制高校ですが、中には失敗したという声もあります。

その後悔の声は「学校と合わなかった」に集約されます

不登校支援がある学校を選べば良かった

「通信制高校は不登校生徒を受け入れてもらえる」という安易なイメージで選ぶんじゃなかった。自主学習が基本、不登校生徒へのサポートはなし、やる気がある人だけ引き上げるという感じ。不登校支援がある学校、時間かけて選べば良かったなあ

学費の安さで公立を選んで失敗

通信制高校ならどこも一緒でしょと、公立を選んだら大失敗。家から遠いし、週2日は通わないと単位取れないし、勉強もつまらない。3年間とても保ちそうにない…。

近所にあるから、学費が安いから、そんな理由で比較をせずに選んでしまうと、学校と合わずに辞めてしまうことも多いです

後悔しないためには、通学エリアにある学校を3~5校比較するのは必須

通信制高校の一括資料請求サービスを活用すれば、住所を入力するだけで、通学エリアにある学校のパンフレットを簡単に取り寄せることができます。

学校のパンフレットを見比べるだけでも特徴はわかりますし、「この学校だけは違うな」と取捨選択もできます

簡単に取り寄せることができるので、通信制高校の比較がまだできていない家庭は、利用してみてください

人気校は早めに募集を締め切る学校もあります。出願には学校説明会の参加が必須、など学校によって条件があることもあるので、募集要項は急いで取り寄せ確認しましょう

運営者情報

通信制高校選びの教科書は、通信制高校の卒業生にインタビューをしてまとめた情報サイトです。不登校生徒や発達障害の気質を持つ生徒、一般の高校では学べない専門授業を学びたい生徒向けに、学校選びと進路選択のサポートを行っています。2013年から運営を開始、現在は年間110万人が訪問するサイトになりました。

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