ひと口に「勉強が苦手・したくない」といっても、生徒によってその理由が異なります。
主な理由としては、
・不登校で学校に行けず、勉強についていけなくなったから
・普通科目よりも専門科目を勉強したいから
・そもそも勉強が嫌い、やりたくないから
という3つのパターンに分かれます。
この記事では、それぞれのパターンにおける通信制高校の選び方について解説していきます。
通信制高校を検討している
すべての家庭に読んでほしいこと
「通信制入ったけど子どもが辞めた」
全日制と比較して自由に学べると評判の通信制高校ですが、中には失敗したという声もあります。
その後悔の声は「学校と合わなかった」に集約されます。
不登校支援がある学校を選べば良かった
「通信制高校は不登校生徒を受け入れてもらえる」という安易なイメージで選ぶんじゃなかった。自主学習が基本、不登校生徒へのサポートはなし、やる気がある人だけ引き上げるという感じ。不登校支援がある学校、時間かけて選べば良かったなあ
学費の安さで公立を選んで失敗
通信制高校ならどこも一緒でしょと、公立を選んだら大失敗。家から遠いし、週2日は通わないと単位取れないし、勉強もつまらない。3年間とても保ちそうにない…。
近所にあるから、学費が安いから、そんな理由で比較をせずに選んでしまうと、学校と合わずに辞めてしまうことも多いです。
後悔しないためには、通学エリアにある学校を3~5校比較するのは必須。
通信制高校の一括資料請求サービスを活用すれば、住所を入力するだけで、通学エリアにある学校のパンフレットを簡単に取り寄せることができます。
学校のパンフレットを見比べるだけでも特徴はわかりますし、「この学校だけは違うな」と取捨選択もできます。
簡単に取り寄せることができるので、通信制高校の比較がまだできていない家庭は、利用してみてください
1.不登校で学校に行けなかったから、勉強が苦手という生徒の学校選び
まず、中学時代不登校などで学校に通うことができず、勉強が苦手になってしまった生徒向けの学校選びについてです。
このタイプで勉強が苦手な人は、勉強よりも、不登校サポートをしっかりしてくれるかどうかで学校を選ぶことをおすすめします。
通信コースは「自宅自習」が基本となるため、ある程度自己管理ができる生徒向けのコースになります。
そもそも高校の勉強についていけてない、授業そのものがわからないという場合、こうした通信コースにただ入学しても、勉強も不登校も何も解決しません。
そのため、
・不登校専用の通信コースを用意している
・カウンセラーが常駐している(先生がカウンセリング資格を持っている)
・先生が自宅まで訪問して勉強を教えてくれる
といった、学校に来れない人用のカリキュラムを用意している学校や、不登校サポートの体制が整っている通信制高校を選びましょう。
通信制高校には不登校を経験した生徒も多く、わからない科目は小中レベルに戻り、自分のレベルにあった指導を受けることができる学校もあります。
こうしたサポートに力を入れている学校は「不登校を経験した人の学校選び」のページでまとめていますので、合わせてご覧ください。
2.自分の好きなものを勉強したい、だから一般科目の勉強が苦手な生徒
次に、専門授業を本格的に学びたい、だから一般科目は苦手、という生徒の通信制高校選びについてです。
このタイプで勉強が苦手な人は、サポート体制はもとより、専門を学べる環境が整っているかどうかで学校を判断されることをおすすめします。
「アニメや漫画、ダンスなどの専門が色々学べます」
と書いてある学校でも、実際に入学してみたらトライアルの授業しかなく、専門スキルが全く身につかないようなこともあります。
単に専門授業を学ぶことができるだけでなく、
・どのレベルまで専門を掘り下げて学ぶことができるのか
・その学校の授業を通じてプロになった生徒はいるのか
・学校内の設備はどうか(スタジオなど)
を、学校訪問でチェックするのは必須といえるでしょう。
3.そもそも勉強が嫌いだから勉強が苦手、という生徒
最後に、「単純に勉強するのが面倒で、勉強が嫌い…」という生徒向けの学校選びについてです。
勉強は苦手で嫌い、でも、高校だけは卒業だけはしておきたいという人もいると思います。
しかし、何も考えずに通信制高校を選ぶと「なんで俺、また学校に通ってるの?」と、中途退学したくなるので注意です。
このタイプの生徒には、色々な分野のトライアル授業が受けられる、勉強以外の経験がつまみ食いできる通信制高校がおすすめです。
基本的には通信コースでゆるく勉強しつつ、興味があるトライアル授業があるなら参加してみる。そうして色んな授業や生徒に触れていくうちに、何か気になるものが見つかるかもしれません。
具体的な学校名を挙げると、たとえば「飛鳥未来高等学校」では、登校は年20日くらいのスクーリングのみ、アニメや美容やスポーツなどの専門トライアル授業をいつでも受けることができる環境が整っています。
角川ドワンゴが運営している「N高等学校」も、エンターテイメント系の授業が揃っている他、ニコニコ超会議が文化祭会場など、普通科目では学べない経験をすることができますよ。
まとめ:
以上、「勉強が苦手」という生徒向けの通信制高校の選び方を解説してきました!
●不登校などで学校に行けなかったから、勉強が苦手
⇒不登校サポートが充実している学校を選ぶ
●やりたいことだけ勉強したいから、一般科目の勉強が苦手
⇒専門授業が本格的に受けることができる学校を選ぶ
●そもそも勉強が嫌いだから、勉強が苦手
⇒トライアル授業が充実している、勉強以外の経験が豊富な学校を選ぶ
という判断基準で学校を探してみることをおすすめします。
余談ですが、、、
私が通信制高校に入学したときの話ですが、やりたいことが見つかりませんでした。
たまたまトライアルで受けてみた「WEBデザイン」の授業が面白く、そのままパソコンをいじっていたら、いつのまにかWEBの仕事をやっていた、、、という。
そのときはまったく興味がなくても、「やってみたら面白かった」というものにきっと、いくらでも出会えると思います。
そのためにも、通信制高校選びはしっかりと考えて、少しでも面白そうな学校、自分に向いていそうな学校を探してくださいね。
通信制高校を検討している
すべての家庭に読んでほしいこと
「通信制入ったけど子どもが辞めた」
全日制と比較して自由に学べると評判の通信制高校ですが、中には失敗したという声もあります。
その後悔の声は「学校と合わなかった」に集約されます。
不登校支援がある学校を選べば良かった
「通信制高校は不登校生徒を受け入れてもらえる」という安易なイメージで選ぶんじゃなかった。自主学習が基本、不登校生徒へのサポートはなし、やる気がある人だけ引き上げるという感じ。不登校支援がある学校、時間かけて選べば良かったなあ
学費の安さで公立を選んで失敗
通信制高校ならどこも一緒でしょと、公立を選んだら大失敗。家から遠いし、週2日は通わないと単位取れないし、勉強もつまらない。3年間とても保ちそうにない…。
近所にあるから、学費が安いから、そんな理由で比較をせずに選んでしまうと、学校と合わずに辞めてしまうことも多いです。
後悔しないためには、通学エリアにある学校を3~5校比較するのは必須。
通信制高校の一括資料請求サービスを活用すれば、住所を入力するだけで、通学エリアにある学校のパンフレットを簡単に取り寄せることができます。
学校のパンフレットを見比べるだけでも特徴はわかりますし、「この学校だけは違うな」と取捨選択もできます。
簡単に取り寄せることができるので、通信制高校の比較がまだできていない家庭は、利用してみてください