ID学園高等学校は、「生徒の夢を教育すること」を目標に学校法人郁文館夢学院によって運営されている通信制の高校です。
学校活動に留まらず、企業インターンシップや海外留学など学外の活動に尽力しているという特徴があります。
ここでは、そんなID学園高等学校について、学費や偏差値などの観点からどういった学校なのか評価をまとめました。
このページではID学園高等学校の学費や偏差値などを紹介します。
ID学園高等学校の学費・授業料について
ID学園高等学校の学費は、各コース共通の基礎費用と各コースで異なるコース費用の合算です。
基礎費用
入学金 | 50,000円 (入学時のみ) |
本校学費 | 6,900円 (1単位) |
本校教育充実費 | 48,000円 (年額) |
1年で24単位を取得するケースで基礎費用は213,600円かかります。
通信型オンライン学習コース
通信型オンライン学習コースは基礎費用のみ必要です。
通学型コース
通学型は以下の5つのコースに分かれています。
- 週1日コース
- 週3日コース
- 総合進学コース (週5日コース
- グローバルコース
- 起業・ビジネスコース
通学型コースは初年度入学金の他に通学型登録費(100,000円)が必要です。
週1日コース
通信型プログラム費 | 67,200円 |
通学型教育充実費 | 45,600円 |
基礎費用とコース費用で一年でおおよその学費は年間326,400円です。
週3日コース
通信型プログラム費 | 202,800円 |
通学型教育充実費 | 136,800円 |
基礎費用とコース費用で一年でおおよその学費は年間553,200円です。
総合進学コース
通信型プログラム費 | 388,800円 |
通学型教育充実費 | 228,000円 |
基礎費用とコース費用で一年でおおよその学費は年間830,400円です。
グローバルコース
通学型コース学費 | 588,000円 |
通学型コース教育充実費 | 228,000円 |
※グローバルコースは2年次の海外留学で学費は渡航先や為替により変動します。しかし渡航費込みで平均350万円前後が目安になります。
起業・ビジネスコース
通学型コース学費 | 588,000円 |
通学型コース教育充実費 | 228,000円 |
※起業・ビジネスコースも2年次からの海外留学で学費は渡航先や為替により変動します。しかし渡航費込みで平均350万円前後が目安になります。
ID学園高等学校徹底評価!
自分に合った学習スタイルが選べるID学園高等学校
結論から言うと、ID学園高等学校は「学びやすい自由な学校」というのが総合的な評価です。
理由は、目的や希望進路に合わせて選択できるコースの種類の豊富さにあります。
数多くのコースがあるID学園高等学校ですが、主なコースは通信型コースと通学型コースの2つに分けられます。
通信型コースは、通信制・全日制・定時制の高校を合わせたハイブリッドな教育を受けられるのが特徴です。
例えば全日制・定時制の課題でもある時間帯と学習場所の制約も、通信型コースではリモートや自己学習の学習スタイルを推進することによって解消しています。
さらに全日制高校も運営しているため、もしものときは転籍することも可能です。
基本的に在宅でオンライン学習をすることになりますが、スクーリングの科目・授業も充実している上、希望であれば全日制の校舎を利用して勉強することもできます。
生徒のライフスタイルに合わせて、柔軟な学校生活を送ることが可能なのです。
ID学園高等学校でビジネスを学ぶ
広告で「ID学園高等学校」というところが出てきた。
通信制だけど既存校の全日制と転籍可能らしい。
留学プログラムが売り、起業部あり、授業はスタディサプリ。これからどんどん増えそう。
それにしてもなぜみんな英語の名称にするんだろう— きなこ (@Kinako0x0) November 22, 2020
通学型コースの特徴は、高いビジネススキルを磨くことができるところです。
NIEという課題発見力や思考力を養うカリキュラムや、コースによって席上留学など英会話スキルを身に着けられる授業も組み込まれています。
さらに、ID型探求ゼミという活動も行っており、生徒が学外で活動しながら実社会と繋がり、社会に貢献していける人材の育成にも注力いるのも特徴です。
通信コースと違ってオンラインでの学習環境はそれほど整っていませんが、4つのコースが用意されているため、自分に合った学習スタイルが選びやすいのも魅力だと言えます。
ID学園高等学校の入試・偏差値情報
ID学園高等学校は通信制の学校なので、具体的な偏差値などは存在しません。
中学校の成績や学力などは特に関係なく、入試を受けることができます。
通信型コースの場合は書類選考のみ、通学型コースの場合は書類選考の後に面接試験を行い、合格すれば入学可能という流れです。
出願方法ですが、基本的にはWebからの出願を受け付けています。
通信型・通学型どちらのコースもWeb出願ができます。
ID学園高等学校が向いている生徒、向いてない生徒は?
ID学園高等学校では、自由な学習スタイルが魅力です。
そのため、「自分の夢を叶えつつ高校に通いたい」という方におすすめできます。
例えば、サッカーなどのプロになるため、クラブでの練習を行いながら学校に通いたい方もいるでしょう。
しかし、もし日中にクラブでの練習がある場合は全日制の高校に通うことはできません。
ID学園高等学校であれば、日中は練習をしつつ夜間に授業を受けたり、日中に練習がない日は昼間に学習したりと自由に学習スタイルを変えていくことができます。
「何かを目指しながら高校を卒業する」という目的に、ID学園高等学校はピッタリな学校なのです。
同様に、不定期に働いている生徒や自分のペースで学習したいという生徒にも、ID学園高等学校をおすすめします。
ビジネススキル・英語力を伸ばしたい人にも向いている
また、通学型コースでは多様なビジネススキルを磨けるのもID学園高等学校の魅力です。
日々の生活の中でビジネススキル・英語力を伸ばしたいという方にも、ID学園高等学校はおすすめできます。
ID学園高等学校では海外留学のカリキュラムも採用していますが、それとは別にオンラインで手軽に外国人と接することができる席上留学といった授業も行っています。
生徒にレベルに合わせて英語の技能を伸ばしてくれるので、「中学のころから英語が苦手だった」という生徒でも大丈夫です。
さらにNIEやID型探求ゼミなどの活動を通し、高校生から社会人になるためのスキル・考え方もしっかり学んでいくことができます。
ID学園高等学校が向いてない生徒は?
ID学園高等学校にはメリットが多いですが、一方で生徒によってはおすすめできないこともあります。
例えば、「友達をたくさん作りたい!」と考えている生徒です。
ID学園高等学校は通信制の学校でありながらも、生徒の交流を重視し、友達ができる環境を用意しています。
しかし、やはり一般的な全日制の高校に比べると在籍している生徒数が少なく、交流の機会はあっても気が合う友達と出会える可能性は少なくなってしまうでしょう。
積極的に話しかけていける方であれば問題なく交友関係を築いていけますが、そうでない生徒の場合、寂しい学校生活を送ることになるかもしれません。
ID学園高等学校を目指す受験生へのメッセージ
通信制の学校と聞くと、全日制と違っていたり、特殊だったりといった印象を持つ方もいるでしょう。
しかし、ID学園高等学校は限りなく全日制の学校に近い高校です。
クラスメートとともに課題や学習を進めていける他、ID学園高等学校の生徒に向けて制服も配布されます。
それでいて、一般的な高校に比べても高レベルな英語・ビジネス学習に取り組むことが可能です。
しかし、交友関係を築くのが難しいといった通信制でありがちな課題が残っている学校でもあります。
夢を優先したい、優秀なビジネスパーソンを目指したいという方にはおすすめですが、そうでない生徒の場合は資料や口コミをよく参考にしながら入学を決めるのが良いでしょう。