NHK学園高等学校の年間学費
98,100円~/年間
※上記は通信コース/就学支援金適用時の金額
※住所を入力すると通学県内にある学校高校の資料をまとめて請求できます。
NHK学園高等学校は、60年の歴史を持つ日本で一番歴史のある通信制高校です。
わかりやすいと評判の映像授業「NHK高校講座」を中心に学ぶだけでなく、日々の学習管理やメール・ビデオチャットで気軽に質問ができる「N-gaku ONline Space」を活用し、効率よく高校卒業資格の取得を目指すことができます。
通学コース(週3日)は東京キャンパスのみで、他地域の生徒は、ネット学習を中心に、月1-2回のペースで全国の協力校でのスクーリングに参加します。
NHK学園は20年以上前からネット学習の整備を進めていることもあり、学習コンテンツのわかりやすさ、オンラインでのサポート体制、担任制度など、学びやすい環境が整っています。
「通学をしない、ネット学習という自由な環境で、高校卒業資格を目指す」
のであれば、まず入学候補に挙げたい通信制高校といえるでしょう。
NHK学園高等学校ってどんな学校?
年間学費 | スタンダードコース:98,100円〜 ライフデザインコース:148,000円〜 登校コース:319,380円〜 |
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スクーリング | 月1-2回 or 年1回の集中スクーリング(4日間) |
通学コース | ネット学習コース/ライフデザインコース/登校コース |
協力校 | 全国40ヶ所以上 |
進学先 | 慶応大学、早稲田大学、同志社大学、明治大学他 |
学校URL | https://www.n-gaku.jp/sch/ |
NHK学園高等学校は毎年1000名以上の卒業生を輩出しているという日本最大規模の通信制高校です。
仕事がある人や、自分のやりたいことが明確に決まっている人、主婦の人などがまず最初に検討すべき通信制高校といえるでしょう。
授業は「NHK高校講座」を使って進めていくので、自宅でもどこでも受講可能。
スクーリングも年4日、提携キャンパスに通うだけでOKなので、忙しい人でも自分のペースで高校卒業を目指すことができます。学費もコースによっては10万円代で済むため、経済的な負担も少ないのが大きな魅力です。
NHK学園高等学校の学費・授業料
1年次生(24単位取得時)
受講料 | 288,000円 |
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施設設備充実費 | 10,000円 |
教育運営費用 | 30,000円 |
生徒会費 | 2000円 |
合計 | 330,000円 |
2年次生(26単位取得時)
受講料 | 312,000円 |
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施設設備充実費 | 10,000円 |
教育運営費用 | 30,000円 |
生徒会費 | 2000円 |
合計 | 354,000円 |
3年次生(24単位取得時)
受講料 | 288,000円 |
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施設設備充実費 | 10,000円 |
教育運営費用 | 30,000円 |
生徒会費 | 2000円 |
合計 | 330,000円 |
※上記のほか、教科書代等で1科目あたり2,000円程度かかり、その送料1,100円(年額)が必要になります。
就学支援金を受給した場合の実質的な負担額
就学支援金は世帯年収によって支給金額が変わります。下記は、年収区分別の就学支援金一覧です。
〜250万円 | 240,000円の支援 |
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約250〜350万円 | 230,976円の支援 |
約350万円〜590万円 | 173.232円の支援 |
590万円〜910万円 | 115,488円の支援 |
これを踏まえた上での、実質的なNHK学園高等学校の年間学費は以下の通りです。この金額は通信制高校の平均学費と比べても【安い】水準となります。
〜250万円 | 32,000円 |
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約250〜350万円 | 41,024円 |
約350万円〜590万円 | 98,768円 |
590万円〜910万円 | 156,512円 |
NHK学園高等学校のコース/授業内容
NHK学園高等学校の特徴として、
・インターネットを利用した自宅学習がメインのネット学習コース
・週3日程度登校し授業を受ける登校コース
といった複数のコースから自分に合ったものを選べることが挙げられます。
スタンダードコース&ライフデザインコース
スタンダードコースとライフデザインコースでは、NHKのEテレやラジオ第2で放送している「NHK高校講座」を視聴して勉強を進めます。
NHK高校講座はHP上でスマホでも見られるため場所や時間にとらわれず、自分の好きなペースで学習できるのが最大の強みです。
自分がどの科目をクリアしたかなどの学習の達成具合ははインターネット上で確認します。またレポートの提出も同じくインターネット上で行います。このレポートは記述式の問題となっていて、紙でのレポートと比べ、遜色ありません。
教師はメールを通じて質問に答えたり、解説するだけではなく、テレビ電話を通じてリアルタイムで勉強を教えてもらうことができます。
スタンダードコースのスクーリングは月1~2回で、全国にある協力校か、東京本校に登校します。あるいは10月から12月に行われる、4日間の集中スクリーニングに参加することもできます。
一方、ライフデザインコースのスクーリングは年間2~4回でNHK学園高等学校のコースの中で最低限の登校日数で済みます。
NHK学園高等学校のオンライン授業について(生徒の口コミ)
ユウトさん 2020年卒業・登校コース
評価:
NHK高校講座の動画を視聴後、配られた簡易的な問題集に答えを書き込み、郵送する形で授業は進みます。切手はついていて、無料で送れます。NHK高校講座の動画は飽きないような工夫がされており、内容も非常に充実した素晴らしいものでした。今思えば、大学入試にも全然通用する応用の効いた授業だったと思います。
動画の形式は登場人物の個性的な先生と十代の自分と同じくらいの男の子女の子が進めていくものです。例えば、理科や化学、物理の科目では、身近な現象にふと十代の登場人物が疑問を感じ、個性的な先生が登場しそこから勉強内容がスタート。前置きはいつも長めだなと感じましたが、内容は不思議と頑張らなくとも頭に入ってくるものでした。
ゲストの先生も有名な大学の教授だったり、しっかり勉強できます。科目によってはラジオで学習を進めていました。
登校コース
登校コースでは、週3日(水・木・金)登校し、勉学に励みます。
1クラス20~25人の少人数制で、生徒の学力に合わせたクラス編成が行われます。これにより授業の難易度が適切になり、少人数指導も合わさって「勉強についていけない」と生徒があきらめてしまう時も安心です。
タブレットを使用したIT授業も取り入れており、更にはAIにより生徒の苦手分野を発見し、生徒一人ひとりに合わせた専用の問題集を与えられ効率的な学習が行えます。
放課後には授業で分からなかったことを質問できたり、部活動を行ったり、学園祭や遠足があったりと、学校生活を楽しむことが出来ます。
NHK放送センターで番組制作現場を見学するというNHK学園高等学校ならではの行事も。また、先生やカウンセラーの先生に直接、気軽に相談することもできます。
NHK高等学校の施設・設備について(生徒の口コミ)
マキさん 2019年卒業・登校コース
評価:
NHK学園高等学校は、通信制高校ながら、校舎・設備ともに充実しています。グラウンドや図書館、食堂、理科実験室など、全日制の学校と同様の設備が揃っています。ただ、学校の雰囲気は「高校」というわけではなく、高齢者の生徒もいるためか学内にはエレベーターもありました。階段が急なので、十代の私も一生懸命上っていた記憶があります。
グラウンドは結構広く、校舎がL字型になっており、その中が全てグラウンドになっています。サッカーゴールやらサッカーボールやら備品も充実しており、体育の授業をするには十分です。通信制高校にしてはかなり贅沢な校舎といえるでしょう。
どんな境遇の生徒でも通いやすい環境
<NHK学園>
本日、相撲教習所で「NHK学園高等学校 日本相撲協会クラス」の授業が行われていました。NHK学園高等学校では、高等学校卒業資格を希望する力士などが学べる特別の教育プログラムを実施。
本日は照樹(伊勢ヶ濱)、若荒輝(錣山)が勉学に励んでいました。#sumo #相撲 pic.twitter.com/z6Z9VcVlMf— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) June 11, 2019
またこの学校には10代から80代までの人が通っており、
「色んな年代の人が学んでいるのが普通」
という雰囲気になっています。
他の通信制高校でも社会人受け入れがある学校は多いのですが、やはり現役中高生の年代(15歳〜18歳)が多くなります。ここまで幅広い年代が通っているのはNHK学園だけといえるでしょう。
逆に、あまりに色んな年代の人が学んでいるので「学校」という雰囲気はなく、高校生で転編入する人は、戸惑うこともあるかもしれません。
このあたりは、あなたがどんなキャンパスライフを送りたいか?を意識しながら、他の学校と比較してみてください。
NHK学園高等学校の進学実績
NHK高等学校からの進学実績ですが、さすがに年間大勢の卒業生を輩出しているだけあって、慶應大学、早稲田大学、同志社大学、明治大学などの私立大学を中心に卒業生を輩出しています。
2021年度実績
国公立大学
岡山県立大学、小樽商科大学、北九州市立大学、埼玉大学、東京海洋大学、東京都立大学、弘前大学、広島市立大学、琉球大学 など
私立大学
青山学院大学、愛知医科大学、大阪医科薬科大学、大阪芸術大学、学習院大学、神奈川大学、関西大学、関西医科大学、神田外語大学、北里大学、京都外国語大学、近畿大学、慶應義塾大学、神戸薬科大学、芝浦工業大学、女子美術大学、聖マリアンナ医科大学、多摩美術大学、津田塾大学、東海大学、東京工科大学、東京工芸大学、東京女子大学、東京電機大学、東京農業大学、東京薬科大学、東京理科大学、中央大学、中部大学、日本大学、日本医療科学大学、日本獣医生命科学大学、日本薬科大学、兵庫医科大学、広島工業大学、法政大学、武蔵野美術大学、明治学院大学、明治大学、立教大学、立命館アジア太平洋大学、立命館大学、早稲田大学 など
母数も大きな学校になりますし、学費も安いこともあり、大学進学を希望する生徒は予備校や塾と併用していることも多いです。
大学受験に特化したコースもないので、どれだけのレベルの大学を狙えるかは進学前に確認しておきましょう。
NHK学園高等学校の口コミ・評判
マキさん 2019年卒業・通信コース
評価:
オーストラリアにバレエ留学しているのですが、NHK学園には海外からでもインターネットを通じて学べるeコースがあり、海外からでも単位取得ができるので助かっています。他にも何人かバレエ留学をしているようなのでライバルの存在を感じながら勉強とバレエを続けています。
ユウトさん 2018年卒業・通信コース
評価:
高校には行かずに整備士として働いていたのですが、整備士の資格だけは高卒資格が必要と知り、もう一度高校入学を決意しました。働きながら高校の勉強を進めるのは大変でしたが、NHK学園には年代の違うたくさんの人が通っていたので「自分もがんばろう」と思い勉強を続けてきました。卒業証書がもらえたときは感動で身体が震えるほどでした。
マリコさん 2019年卒業
評価:
幅広い世代の方が通っているので「これが高校生活?」というほど地味な毎日でした。ふつうの高校生活を想像するとギャップで拍子抜けしてしまうと思います。NHK学園は社会人やお仕事をしている人が多く通っているので、高校中退後になんとなく来てしまったり、ハッキリとした目的意識がないと続かないかもしれません。
マサトさん 2017年卒業・通学コース
評価:
僕はいじめによる不登校で中学校にはほとんど行くことができませんでした。高校受験の頃には更に入院もしていたので、高校に入るのは正直諦めてました。
NHK学園ではそんな僕でも自分のペースで通うことができ、授業もとても楽しかったです。今は大学4年生なのですが、小学校の先生を目指しています。NHK学園では、少しでもいいので自分の出来ることをこつこつやっていくことが大事だということを学びました。
ケイトさん 2020年卒業・通学コース
評価:
福岡の協力校に通っていました。学校は綺麗で広くエレベーターもあり、学食が充実しています。通学は月に2回、後はレポート提出、またテレビ、ラジオでNHK高校講座を視聴しレポート作成し、郵送する必要があります。
レポートは教科書を見れば、大体が回答できるものばかりで、そこまで難しく感じることはありませんでした。不定期ですが、本校の先生が、協力校に訪問して下さることもあり、学習や単位の相談にものっていただきました。働きながら通うことができるので、生徒の年齢も幅広く、風通しがよかったです。
カナミさん 2020年卒業・全日制
評価:
学費は受講する科目数にもよりますが、大体1年に30〜35万程度です。通信制高校ということで色々な不安がありましたが、先生方がとても優しく、レポートの添削なども丁寧でした。
ただし、授業はスクーリングで通う学校の先生から受けることになるので、そこは当たり外れがあるかもしれません。課題や進路の相談は本校(NHK学園)の先生にすることができ、やはり丁寧にサポートしていただいていた記憶があります。
進学実績なども知ることができ、NHK学園高等学校から国公立大学に進学した人も何人もいるようでした。通学制よりも学費はリーズナブルですし、その割にしっかりしたサポートと質があったと思います。古くからある通信制高校なので、そこも安心できるポイントです。
明宏さん 2020年卒業・通学コース
評価:
学費がそこまで高くないにも関わらず、レポートの添削もしっかりしており、登校した際も先生のケアは手厚かったです。学校自体が大きく、教室数も多かった印象です。音楽室や調理室、もちろん体育館やグラウンドも揃っておりどこも清潔感はあったし不足感はありませんでした。
大学受験の際も、非常に気にしてくださり、面接練習をお願いすると快諾してくださった上に入退室から受け答えまで指導してくださいました。全体的に支払う学費に対して不満はほぼなく、むしろ妥当、もしくはそれ以上のことをしてくれる通信制高校だと思います。
先生方も一人一人に寄り添って接してくださるのでそういった点でも通いやすく、続けやすい学校だと思います。
※独自調査のアンケートにより集めた口コミから抜粋
NHK学園高等学校にいじめはある?
NHK学園高等学校の登校コースを卒業した生徒の口コミ
ユウトさん 2020年卒業・登校コース
評価:
自分のクラスはいじめは特になく、各々がグループになったり個人で動いたり本当にそれぞれでした。NHK学園高等学校は生徒の年齢差があり、社会人やお年寄りの方もいるので、いじめに発展するような雰囲気ではそもそもありません。
僕は、少し年上のお兄さんとのみ喋ったりしていました。校舎に行っても基本誰かと喋ることはほぼなかったです。学校に行っても話すことがないので、いつも一人で音楽を聴きながら次の授業まで課題を進めたり、図書館にいたり、スマホのゲームをしたり気ままに過ごしていました。
いじられキャラは一人いて、柄の悪い二人組によく揶揄われていましたが、いわゆる「いじめ」という雰囲気ではなかったです。クラスも平和で同じクラスという団結感はなんとなくありました。が、誰もが仲良しでよく喋り合うことはなく、みんなそれぞれ個人主義でした。それぞれいろんなバックグランドがあるためか、友人というほどの距離感の人はあまりいない様子でした。連絡先の交換も僕はしてません。体育でたまに活躍すると、さっきの柄の悪い二人組に気に入られがちでした。
NHK学園高等学校が向いている生徒・向いていない生徒
向いている生徒
NHK学園高等学校は、週5日決まった時間に登校する必要がない学校です。
・中学校でつらい思いをして登校拒否となった
・起立性障害などにより決まった時間に登校することが難しい
といった生徒におすすめできます。
また、インターネットを利用してどこからでも授業を受けることができるため、より多くの時間を夢をかなえるための努力時間に充てたい人や、海外で頑張っている方にもおすすめと言えます。
少ない日数で定期的に登校し、学校生活も楽しみたいという方にも、東京周辺に在住の方であれば合っていると言えるでしょう。
向いていない可能性がある生徒
一方で、全ての人におすすめできるとも言えません。NHK学園高等学校には様々な世代の方が在籍し、学びを深めています。主婦の方、社会人の生徒も多いため、一般的な「高校」と思って入学するとイメージが異なる可能性が高いです。
・同じ高校生の年代の人を中心に関わりたい
・通信制高校でも学校行事やイベントをたのしみたい
という方は、違う学校を調べてみた方が良いかもしれません。
また、登校コースを行っている学校は東京本校だけですので、東京周辺に在住でない方は、週3日登校するコースは選択できません。東京周辺以外に住んでいる方で、少ない日数で定期的に登校したい方にはおすすめできません。