明聖高等学校は、自主自立を教育の目標として掲げている通信制の高等学校です。
千葉県初の私立通信制高校として2000年に開校し、現在では東京都中野区にもキャンパスがあります。
不登校になった生徒も楽しく自分のペースで学習が出来るように、一人一人のサポートを学校全体で取り組んでおり、明聖高等学校を卒業した生徒は6000人以上超えています。
明聖高等学校では、生徒に合わせた学習スタイルを取り入れていて、全日制のように毎日通って基礎学力を学べる全日コースや、自分のペースで卒業出来る通信制のコースがあります。
また、週5日学校に通いながらゲームプログラミングやCG、ロボット製作や映像編集などの学習を中心としたカリキュラムを行う全日ITコースがあるのも特徴的です。
学費 | 830,000円 |
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スクーリング | 約年間60時間から |
通学コース | 全日制コース・全日ITコース・通信制コース・3日制コース・webコース |
専門授業 | 基礎科目、一般教養、IT |
所在地 | 千葉県千葉市中央区本千葉町10-23(本校) |
明聖高等学校はどんな学校? 特徴を解説
明聖高等学校は高校進学の新しい形を目指し、どんな生徒でも楽しく学校生活を過ごせるようにサポートを行っていることが特徴的です。
学校生活を通して、苦手やできないと感じていたことも楽しいと思えるように、生徒へのサポートや環境作りに取り組んでいます。
生徒一人一人の状況やライフスタイルに合わせた学習スタイルを取り入れるため、全日制から通信制、webでの学習など様々なコースがあります。
また学力の向上にも力を入れており、自分のペースに合わせながら、個々の習熟度に合わせた学習方法によって基礎学力を向上させ、例年高い卒業率と進路決定率です。
勉強だけでなく多彩な行事や体験学習、部活動も行えるので、様々な経験を身につけられるでしょう。
生徒ひとりひとりが快適にすごせる環境づくり
学校生活全体が充実した日々を過ごせるように、環境作りにも配慮しています。
千葉県にある本校の校舎は、施設内全体が明るく柔らかい色合いを使っていて、清潔感を感じられる空間です。
毎日ワクワクして通えるようなインテリアが生徒にも人気を集めています。
設備も充実しており、先進の学習設備も設置しているので、基礎学習から高度なIT知識や技術まで得られることが出来ます。
またその他の特徴として、明聖高等学校は生徒の心にも寄り添えるように、教員がカウンセリングの資格を取得しているところが他の通信制学校と大きな違う点です。
中学時代に不登校を経験した生徒でも楽しく通えるように、悩みを一緒に向き合ったり見守ってくれるので安心して学校生活が過ごせます。
明聖高等学校のコース/カリキュラムについて
明聖高等学校のコースは千葉の本校と中野キャンパスで一部異なります。それぞれのコースを概要です。
千葉本校
- 全日コース:週5日の登校。3年間の高校生活を通じて健康な身体を目指します。
- 全日ITコース:週5日の登校。プログラミング、ロボティクス、コンピュータグラフィックなどが学べます。
- 通信コース:月2日の登校(金曜日)。自宅での自学自習が基本です。個別学習相談やメールでの質問が可能です。
中野キャンパス
- 全日デザインコース:週5日の登校。アナログ・デジタル両方のデザイン・アート表現が学べます。2021年4月に開設された新しいコースで、少人数制です。
- 全日ITコース:週5日の登校。プログラミング、ロボティクス、コンピュータグラフィックなどが学べます。
- 全日総合コース:週5日の登校。千葉本校の全日コースと似た特徴があります。
- 3日制コース:週3日の登校。通信制と全日制の間のようなコースです。毎日人に会うのは疲れる、好きな趣味を極めたい、などなど自由な時間の使い方ができるコースです。
- WEBコース:年4日程度の登校。スクーリングの会場は千葉本校、東京、大阪の3か所です。学習はWEB配信型の動画授業で進めていきます。
明聖高等学校の「全日コース」
明聖高等学校では生徒のペースや希望に合わせ、様々なコースを選べることが特徴的です。
全日制コースでは、一般的な全日制同様に毎日学校に通って基礎学力を身につけ、仲間と一緒に学校生活を過ごせます。
体験講座や学校行事などのイベントも充実しており、楽しく成長出来ることが全日制コースの目的です。
自宅での学習を基本としている通信制コースでは、月2回年間20日の通学で卒業することが出来ます。
レポート提出とスクーリングの出席、単位認定試験の3つの方法で、自分のペースで学習を進められるところがメリットです。
また、不登校生徒でも無理をせず卒業出来るように、生徒の性格やペースに合った学習スタイルを取り入れています。
明聖高等学校のオリジナル教材で中1~3年の内容を学びなおし可能です。
カウンセリングやメンタルヘルスの資格を取得している教員が在籍していたり、集団生活が苦手な生徒のために個別学習室での少人数体制でサポートを行っているため、以前の学校で不登校を経験した生徒でも安心です。
明聖高等学校の「全日ITコース」
明聖高等学校は全日制や通信制だけでなく、全日ITコースという独自のコースがあることも特徴の一つです。
全日ITコースとは、基礎学力に加えてIT基礎やプログラミングなどの専門的なカリキュラムによってITについての基礎知識やスキルを身につけることが出来ます。
IT業界で活躍しているプロの講師が基本から教えてくれるので、将来ゲームプログラミングやロボット開発など、ITの世界で働きたい方におすすめです。
またその他にも、スマホで学習を行うwebコースや、中野キャンパスの週に3日通うコースなどがあり、自分のライフスタイルに合わせた学習方法を選べます。
明聖高等学校の学費は高い?
明聖高等学校の学費は、一般の通信制高校と比較すると多少は高くなっています。
例えば本校のコース別の年間学費は以下の通りです。
- 全日デザインコース/全日ITコース/全日総合コース(中野キャンパス):830,000円
- 3日制コース(中野キャンパス):530,000円
- 通信コース(千葉本校)/WEBコース:230,000円
通信制の場合、年間230,000円~530,000円の学費は必要です。
通信制高校の平均学費は約252,000円~405,000円なので、比較すると多少は高くなると考えられますが、そこまで高額になることはありません。
週5日通う全日制コースや全日ITコースも、830,000円に対して平均の学費が約860,000円なので、他の通信制高校と変わりない学費で通うことが出来ます。
高等学校等就学支援金を利用して学費の負担を軽減
明聖高等学校は、一般の通信制高校の平均学費を支払えば通えますが、経済的に不安があるため学費の支払いが困難だという方もいます。
ただし、経済的困難を抱えている生徒に向けて、高等学校等就学支援金という国の制度によって学費の一部を負担してくれるため、通常の学費よりも安く済むかもしれません。
例えば全日制コースの場合、通常では830,000円の学費のところ制度を利用すると自己負担が711,200円です。
さらに、世帯収入の平均額によって変わってくるので、年額で約470,000円に抑えられる可能性もあります。
他のコースでも3日制は約350,000円まで、通信制やwebコースは50,000円まで減額されます。
また転入生や編入生の場合、過去の高等学校在籍期間により支給期間が減月される場合があるので、通常よりもへ安い学費での入学が可能です。
明聖高等学校のサポート体制ってどう?
明聖高等学校は一人一人が自分のペースで卒業出来るように、基礎学力の向上と不登校生徒へのサポートに強化しています。
基礎学力に対してのサポートでは、個々の習熟度に応じての授業や中学の総復習で苦手を克服し、全ての生徒が楽しく学べるような体制を整えています。
放課後に行うステップUP教室や、学習面や進路の相談も可能です。
全日ITコースでは、ゲーム開発エンジンUnityでゲームプログラミングを学んだり、アプリ開発など次世代の学びを導入しているので、社会に出た後も安心です。
不登校生徒へのサポートでは生徒の心と向き合い、無理のない登校日数や登校時間を教員と相談しながら決めていきます。
校内にはカウンセラーが常駐していたり、教員がカウンセリングなどの専門研修を取得しているので、学校生活の全体を通して見守り、必要に応じて対応してくれます。
明聖高等学校のメリット(向いている人)
明聖高等学校は通学スタイルが豊富なので、一人一人のペースに合わせた学習を行えるところがメリットです。
全日制のように勉強や行事を楽しみながら週5日通いたい生徒や、月2回の通学で学校と自分の時間を両立させたい場合など、どんな生徒でも向いていることが挙げられます。
また、学校生活や集団行動が苦手だという生徒でも通いやすい環境を整えています。
個別学習室の設置やカウンセラーが駐在しており、学校生活やプライベートでの悩みにも対応してくれるので、不登校を経験している生徒にもおすすめです。
明聖高等学校のデメリット(向いていない人)
きちんと学習したい場合や自分のペースで通いたいなど、どんな生徒でも通いやすい明聖高等学校ですが、中には向いていないと感じる生徒がいるかもしれません。
明聖高等学校ではどんな生徒でも楽しく通い卒業出来るように、基本的な校則があります。
全日コースは頭髪や装飾品、制服などのルールが明確に決められているので、自由な見た目を好む生徒や校則に縛られるのが苦手な場合は、学校生活が窮屈だと感じてしまう可能性があります。