天王寺学館高等学校の学費
51,000円〜/年間
※上記は通信コース/就学支援金適用時の金額
※住所を入力すると通学県内にある学校高校の資料をまとめて請求できます。
天王寺学館高等学校は大阪府の通信制高校です。全日制・定時制・通信制の枠を超えた独自の一校づくりを目指して2002年に開校しました。
生徒個々の現状を理解し自主性や自律性を育てることを教育目標として、生徒一人一人に合わせた登校日数やコースを選択できるようになっています。
入学した生徒の多くが進学を希望している学校のため進路指導の役割が大きく、中学時代は登校できなかった生徒のための学び直しの場を設けることを重視しています。
ただ単位をとるだけでなく豊かな学校生活を送ることができるよう、学校行事や部活動を充実させているという点で他の通信制高校とは一線を画しているので、進学を見据えて学びながら学校生活を楽しみたい生徒に向いています。
失敗しない通信制高校選びのコツ

通信制高校選びに失敗した生徒の口コミをみると、「学校の雰囲気が自分にはあわなかった」「不登校や発達障害があるのに、サポートのない学校に入って苦労した」といった声が目立ちます。
通信制高校は、自学自習が基本の学校から、不登校や大学受験などのサポートに力を入れている学校まで様々。学校選びに失敗しないためには、「自分が住んでいる地域にどんな学校があるのか」を正確に把握することが大事です。
まずは通学圏内にある学校資料をまとめて請求・比較するところからはじめましょう。

*資料請求をしたあとは、気になる学校の説明会に参加してみましょう。学校の雰囲気を知ることで生徒も安心しますし、入学後に後悔することも少なくなります。
*学校によっては「出願には説明会の参加が必須」としているところもあります。資料は早く取り寄せ、募集要項は確認しておきましょう。
天王寺学館高等学校はどんな学校? 特徴を解説

学費 | 31.4万円〜(詳細) *通信コース/就学支援金適用時 *通学にかかる費用はキャンパスによって異なります |
スクーリング | 通信部:週3日 午前のみ 通学部:3日制 / 4日制 / 5日制 |
開講コース | 【通信部】 総合教養系列 / 国際教養系列 / 芸術情報系列視聴メディアコース(年間登校数は、月 1回程度を予定 【通学部】 文理進学特進コース / 文理進学総合コース / 文系進学総合コース / 理系進学総合コース / 基礎総合コース / 芸術系進学総合コース |
入学時期 | 新入学:4月 10月 / 編入転入:随時 |
本校所在地 | 大阪府大阪市平野区平野北 11043 |
キャンパス | 大阪、奈良 |
天王寺学館高等学校は生徒が自分に合ったコースを選んで個々の能力と自立性を伸ばしていくことのできる通信制高校です。
主な特徴は以下の通りです。
大学進学に力を入れている
大学進学に力を入れて進路指導に取り組んでおり、これまでの卒業生には有名大学への進学者も数多くいます。これまでの実績として、京都大学、大阪大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学など難関大学への進学者もいます。
豊かな学校生活への取り組み
勉強や進学だけを目標にするのではなく、高校生活を生徒が楽しみ豊かに過ごすことも重要視しており、学校行事や部活動も充実しています。
中学では不登校だったという生徒や高校に入学してもなかなか思うように通学できないという生徒が、自分のペースで学習を進めながら個人が望めば様々な行事に参加して友人を作る機会にも恵まれるようになっています。
主な行事として、修学旅行、スポーツ大会、文化祭、ハイキング実習、スキースノボー実習などがあります。行事は自由参加なので、集団行動が苦手な生徒や体調が安定しない生徒が無理をする必要もありません。
天王寺学館高等学校の通学コース・カリキュラム

天王寺学館高等学校は通信部と通学部に分かれており、通信部は月水金の週3日午前のみの通学で選択した科目の授業を受けるという形をとっています。
通学部は通信部の学習にプラスして午後の学習もあり週に3~5日の通学スタイルです。
通信部のコース
通信部には総合教養系列、国際教養系列、芸術情報系列、視聴メディアコースの4つのコースがあり2年次からコースを選択することになります。
総合教育系列では1年次に引き続き普通科目を中心に学習を進めます。
国際教育系列では異文化理解や外国語科目の学習に力を入れており、芸術情報系列では芸術科目や情報科目を多く選択することが可能です。
視聴メディアコースは登校が困難な生徒のための個別指導コースで、月1回程度の登校や自宅訪問での指導を行いながら、いずれコース変更できるように取り組んでいきます。
通学部のコース
通学部には文理系の基礎総合コース、文理進学総合コース、文系進学総合コース、理系進学総合コース、文理進学特進コースに加え、実務系の芸術系進学総合コースが用意されています。
文理系では進学を見据えて必要な科目に力を入れて学習に取り組むことができ、実務系の芸術系進学総合コースではデザインや絵画、立体造形などの授業を受けることができ3年次には卒業制作にも取り組みます。
天王寺学館高等学校の学費は高い?

入学金 | 50,000円 |
授業料 | 212,500円 |
施設費 | 40,000円 |
交友会費 | 1,000円 |
課外活動費 | 10,000円 |
合計 | 313,500円 |
通信部(視聴メディアコース)の学費
入学金 | 50,000円 |
授業料 | 212,500円 |
施設費 | 40,000円 |
交友会費 | 1,000円 |
課外活動費 | 10,000円 |
視聴教育個別指導費 | 140,000円 |
合計 | 443,500円 |
通学部(基礎総合コース、文理進学総合コース、文系進学総合コース、理系進学総合コース、芸術進学総合コース)の学費
入学金 | 120,000円 |
授業料 | 週5日制:493,000円 週4日制:457,000円 週3日制:399,000円 |
施設費 | 50,000円 |
交友会費 | 1,000円 |
課外活動費 | 10,000円 |
合計 | 580,000円〜674,000円 |
通学部(文理進学特進コース)の学費
入学金 | 120,000円 |
授業料 | 週5日制:549,000円 週4日制:497,000円 週3日制:439,000円 |
施設費 | 50,000円 |
交友会費 | 1,000円 |
課外活動費 | 10,000円 |
合計 | 620,000円〜730,000円 |
通信制高校の平均学費は?
通信制高校は基本的に通学することをメインにしている高校だと学費も高くなり、通信がメインで通学日数が少ないと学費も安くなる傾向があります。
入学金や授業料、施設費を含む学費の平均は、週1日の通学コースだと約252,000円、週3日通学コースで約405,000円、週5日通学コースで約860,000円となっています。
天王寺学館高等学校は様々なコースや通学スタイルを選ぶことが可能で、週5日通学でも620,000円~730,000円なので学費は比較的安いほうだといえるでしょう。
天王寺学館高等学校のサポート体制ってどう?

天王寺学館高等学校はサポート体制も充実しています。
学校にカウンセリング室があり、臨床心理士2名と学校心理士2名が業務にあたっています。
生徒だけでなく保護者からの教育相談も受けており、心の問題や体の問題に悩む生徒のサポートにつとめています。
不登校やいじめによるトラウマ、対人恐怖やパニック障害、うつ状態など様々な悩みを教育相談やカウンセリングによって改善し、継続して相談やカウンセリングを受けた多くの人の症状が回復しています。
2017年以降は箱庭療法も行うなど、生徒や保護者の心と体の安定と回復のための取り組みを進めています。
また生徒の状況に合わせて出席時間や授業の習熟度にも融通をきかせているので、決められた授業開始時間に間に合わせて通学することが難しい生徒や、中学までの授業についていけなかった生徒にも自分のペースで学ぶ機会を提供しています。
天王寺学館高等学校に偏差値はあるの?
天王寺学館高等学校には受験目安となる「偏差値」はありません。
なぜなら、天王寺学館高等学校の入試において、学力テストがないためです。偏差値が低ければ受験難易度は低いと判断することはできますが、天王寺学館高等学校は学力試験がないため、偏差値での合否判定はできません。
天王寺学館高等学校の入試情報について
天王寺学館高等学校へ入学したい場合の流れは、おおまかにいって次の通りです。
説明会で学校の教育方針や教育課程、学費など希望、条件と合うかしっかり確認しましょう。
説明会については、学校のホームページに日程が掲載されています。希望する日の前日までに学校に電話をして予約を取ることで説明会に参加できます。
もし説明会の日程で都合のつかない場合においては、個別に相談を受けることができます。その場合も、学校に個人面談を希望する日時を連絡して学校と相談することが可能です。
学校のホームページで出願書類一式を取得することができます。受験生が記入するものと、現在通学中の学校に作成してもらうものとがあります。
受験生が記入する書類は、
・入学志願書
・受験票
・面接質問準備票
・志学理由等確認及び学習誓約書
の計4つです。
通学中の学校に作成してもらうものは、
・個人報告書(中学生の場合)
・転入学照会状
・在学(期間)証明書
・成績(単位修得)証明書
・科目履修状況証明書
の計5つです。
「転入学照会状」「在学(期間)証明書」「成績(単位修得)証明書」「科目履修状況証明書」については、転校、編入の場合のみ必要となります。
この「個人報告書」とは、内申書のようなものです。受験生の学校での成績、学校生活態度をまとめたものになります。中学校の教師が作成し、入試を受けたい高校に提出します。
これは入試試験の 合否の判定資料の1つとして使用されます。個人報告書次第で不合格になるということはほぼありません。本人を知るための資料として提出が求められています。
入学の意志が決まったら、学校に電話にて連絡をします。その際に、出願日、面接日等を相談して決めます。
なお、出願日と面接を同じ日に実施することも可能です。
出願書類書類については、直接学校へ提出するかもしくは、郵送でも可能なのでその際に相談しておくとスムーズにです。
受験日当日に、受験生が保護者を同伴しての面接になります。
面接の試験終了日から原則として、3日以内(但し、土曜日、日曜日、祝日、国民の休日、休業日を挟む場合はその日数を加えた日数以内)に発表されます。
結果の通知方法については、受験生本人宛てに郵送で通知されます。学校ホームページや学校内の掲示板での発表はありませんので注意が必要です。
天王寺学館高等学校に合格するには? 面接と筆記試験対策
天王寺学館高等学校では、出願書類の中に「面接質問準備票」があり、それを元に面接がされます。
・志望動機
・天王寺学館高等学校以外の受験予定の有無
・得意科目、苦手科目とその対処法
・将来的の夢、目標
・長所と短所
・学校に何を期待するかどんなところであってほしいか
・興味、感心のあること
・これまでの学校生活での楽しかったことと辛かったこと
・卒業後の進路計画
・部活動をしているかと、どんな部活動に入りたいか
面接では、聞かれた質問に対して、間違っているかいないかは問題ではありません。質問されたことにたいして、自分の意見をハッキリと述べることが大切です。
とはいえ、本番では緊張して上手く答えられないという場合もあります。対策として、事前に本番を想定した面接の練習をすることでスムーズに回答できるようになります。しっかりと準備して、余裕を持って面接試験を受けるほうがよいでしょう。
天王寺学館高等学校のメリット(向いている人)

天王寺学館高等学校のメリットは、多くの通学スタイルやコースから自分に適したものを選択でき、自分のペースで進学に向けて取り組めるという点です。
進学実績が豊富なので、大学進学に向けて努力する生徒のサポートは万全ですし、芸術分野に特化したコースで専門的な学習を進めることも可能です。
学校行事や部活動も盛んなので、高い目標をもって進学のために頑張りながら、友人と学校生活を楽しみたいという方に向いています。
スクールカウンセラーによるカウンセリングも受けられるので、一人で悩みを抱えて苦しむ必要もありません。
天王寺学館高等学校のデメリット(向いていない人)

天王寺学館高等学校は生徒個人に合わせて通学日数などを選ぶことが可能ですが、通信制高校の中では比較的通学日数が多めです。
どうしても通学が困難という場合には通信の視聴メディアコースを選んだり、別途学校に相談が必要です。
また自宅学習としてレポートの提出が必要なので、通学しない時間も自主的に学習に取り組める自主性とやる気を持った生徒でないと、与えられた課題をこなすのが苦痛になる可能性があります。
失敗しない通信制高校選びのコツ

通信制高校選びに失敗した生徒の口コミをみると、「学校の雰囲気が自分にはあわなかった」「不登校や発達障害があるのに、サポートのない学校に入って苦労した」といった声が目立ちます。
通信制高校は、自学自習が基本の学校から、不登校や大学受験などのサポートに力を入れている学校まで様々。学校選びに失敗しないためには、「自分が住んでいる地域にどんな学校があるのか」を正確に把握することが大事です。
まずは通学圏内にある学校資料をまとめて請求・比較するところからはじめましょう。

*資料請求をしたあとは、気になる学校の説明会に参加してみましょう。学校の雰囲気を知ることで生徒も安心しますし、入学後に後悔することも少なくなります。
*学校によっては「出願には説明会の参加が必須」としているところもあります。資料は早く取り寄せ、募集要項は確認しておきましょう。
天王寺学館高等学校 卒業生の口コミ評判
自分の体調や、生活環境によって自分に合ったコースを選ぶ事が出来ます。私の場合は高校一年の中途入学になりましたが、単位さえ取れれば丸3年居なくても卒業できました。こじんまりとした校舎で落ち着きがあります。私の担当の先生は非常に優しくて穏やかな方で話しやすかったです。
通信コースは数ヶ月に1度通う必要がありました。そこで授業を受けた覚えがあります。勉強に関してはそれほど苦ではなかったのですが、通信コースでも学校行事に何度か参加しないと卒業資格が貰えないと言う点が私に取っては苦痛でした。具体的には遠足や文化祭などへの参加なのですが、通信コースで全く友達などもいない中そういった行事に参加するのは非常に苦痛でした。
評価が1つ下がったのはこの点です。卒業後の進路は進学コースへ変更すると大学へ行ってる方も多数いらっしゃるようです。通学の利便性に関してですが、向かいに駅があり、裏に商業施設があるので、電車でも車でも行きやすい所になっています。

私が天王寺学館高等学校に入った理由は、いじめにあっていたからです。中学時代は、クラスメートから暴言や暴力を受けていました。そのせいで、学校に行くのが嫌になり、不登校になりました。通信制高校に入ってからは、いじめに遭うことはありませんでした。むしろ、同じような経験をした人や、自分の夢を追いかける人など、色々な人と出会って友達になりました。私は漫画家になりたかったので、放課後や休日には絵を描いたり、漫画教室に通ったりしていました。
講師との関係性も良好でした。講師は生徒の個性や目標を尊重してくれました。また、勉強だけでなく、人生や夢についても相談に乗ってくれました。私は特に国語の講師と仲が良くて、漫画の原稿を見せたり、アドバイスをもらったりしていました。
天王寺学館高等学校で学園生活を送ったことは、私にとって良い経験でした。自分のペースで勉強できるだけでなく、自分の夢に向かって努力できる環境があります。様々な人と出会って友情や恋愛も経験しました。通信制高校は一般的な高校と違うかもしれませんが、それだけに魅力的な学園生活が送れると思います。
進路も私は大学を選び、現在は大学生として過ごしています。特に通信制の高校だからといってデメリットも感じていません。

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