なぜ通信制高校に無料で通えるの?学費免除・無償化の条件について解説

学校で勉強を行うためには学費など様々な費用がかかります。

公立高校は就学支援金制度によって授業料を免除することが可能です。通信制高校にも利用することができる学費免除制度がありますので特徴や条件など詳しく解説します。

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通信制高校を検討している
すべての家庭に読んでほしいこと

「通信制入ったけど子どもが辞めた」

全日制と比較して自由に学べると評判の通信制高校ですが、中には失敗したという声もあります。

その後悔の声は「学校と合わなかった」に集約されます。

不登校支援がある学校を選べば良かった
「通信制高校は不登校生徒を受け入れてもらえる」という安易なイメージで選ぶんじゃなかった
  
自主学習が基本、不登校生徒へのサポートはなし、やる気がある人だけ引き上げるという感じ。不登校支援がある学校、しっかり時間かけて選べば良かったなあ

学費の安さで公立を選んで失敗

通信制高校ならどこも一緒でしょと、公立を選んだら大失敗。家から遠いし、週2日は通わないと単位取れないし、勉強もつまらない。3年間とても保ちそうにない…。

近所にあるから、学費が安いから、そんな理由で比較をせずに選んでしまうと、学校と合わずに辞めてしまうことも多いです

後悔しないためには、通学エリアにある学校を3~5校比較するのは必須

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学校のパンフレットを見比べるだけでも特徴はわかりますし、「この学校だけは違うな」と取捨選択もできます

住所を入力するだけで簡単に取り寄せることができるので、通信制高校の比較がまだできていない家庭は、利用してみてください。

人気校は早めに募集を締め切る学校もあります。出願には学校説明会の参加が必須、など学校によって条件があることもあるので、募集要項は急いで取り寄せ確認しましょう

目次

通信制高校で使える学費免除制度とは?

通信制高校でも公立高校と同じく、様々な学費免除や無償化の制度が存在します。

高校授業料の実質無償化制度は2010年から導入が始まりました。高校の学費の負担を大きく減らすことができる制度です。

実質無償化制度では、毎月の授業料である9900円を無償化、年間1で1万8800円の授業料が免除されます。

大きな特徴としては授業料が無料になる制度ですので、学校の教科書代や入学金には使用できません。私立高校や通信制高校の場合には、国公立と私立の区別なく利用できる就学支援金制度の対象となります。就学支援金制度では効率の通信制高校では授業料がすべて無料、私立通信制高校は年間12万円の授業料が免除されるのがポイントです。

就学支援金が適用されるのは授業料のみ

就学支援金制度も授業料に対する制度のため、授業料以外にこのお金を使用することはできません。

授業料の実質無償化制度や就学支援金制度のお金は直接学校が受け取り授業料に充てるので、生徒や保護者が直接受け取ることはないので注意しましょう。

これらの制度は入学後に学校から案内がありますが、入学前に詳しく知りたい場合には中学校の進路指導の担当者や高校の担当者に相談してみましょう。高校のオープンキャンパスに参加すると質問に答えてくれる個別相談などがありますので、そこでも詳しい説明を受けることができます。

授業料の実質無償化制度や就学支援金制度の対象になれば、毎月の授業料を学校に納入する必要がなくなるので経済的な負担を軽減することが可能です。

学費免除制度の種類と条件とは?

学費免除制度や支援制度には、いくつかの種類があり制度の対象となるための条件もあります。

通信制高校で利用できる制度には、主に高等学校等就学支援金制度、学費免除制度、奨学金制度、特待生制度などがあります。

高等学校等就学支援金制度

高等学校等就学支援金制度は国が運営している公立にも私立にも適用される制度です。

支援金の額は世帯の収入額によって異なります。通信制高校の場合には1単位につき支給額が4,812円です。1年間で最大12万円の支給となります。授業料のみに使用できる支援金です。

学費免除制度

学費免除制度は各都道府県が運営している制度です。

国の支援制度だけでは高校の授業料などが支払えない場合の世帯への救済措置として設けられました。

支給条件は、生活保護受給世帯や非課税世帯であることです。また住んでいる都道府県以外の高校に通う場合には対象外となりますので注意してください。世帯の収入と都道府県によって支給額が異なりますので、詳しい金額などはお住まいの都道府県に相談してください。

奨学金制度

奨学金制度は、経済的な理由で学ぶことが困難な学生を対象とした支援制度です。

奨学金には返金するものと、返金不要なものがあります。

また奨学金制度は都道府県が運営しているものや企業が運営しているものなど数多く存在し、それぞれによって受け取れる金額や条件が異なり、中には試験や面接を受ける奨学金もあります。奨学金のメリットは授業料以外にも使用できるという点です。

教科書代や通学のための定期代に充てることもできます。奨学金制度については、それぞれの都道府県や学校に相談してみましょう。

特待生制度

特待生制度は学校が運営している制度です。一般的に成績優秀者の学費の一部、または全額を免除するケースが多いです。入試の成績や入学後の定期テストなどで成績上位者になった生徒が受けることができます。制度の対象になるための条件や学費免除の額などは学校によって変わります。成績が良くないと制度の対象者にはなれませんが、学費が全額免除になる場合もあるので目指すだけの価値はあります。また特待生制度には世帯の収入は関係ないのもポイントです。

教育費を借りられる制度

通信制高校でも利用することができる授業料を免除する制度はいくつかありますが、高校は授業料以外にもこまごまと教育費用がかさみます。

テキスト代や通学定期代、入学金、施設設備費、PTA会費などです。通信制高校の中には活発に部活動や学外活動を行っている学校もあり、それらの活動に参加するための費用も必要になります。

授業料以外の教育費を借りられる制度があり、通常の借り入れよりも利息が安いのがメリットです。主な制度には入学金貸付制度と教育ローンなどがあります。経済状況などに合わせて学費免除制度と組み合わせて使用する人が多いです。

入学金貸付制度

入学金貸付制度とは、都道府県が運営する制度の一つです。

入学の際に学校に入学金を納めなくてはならないときに、入学金が不足している家庭に対して支給されます。適用条件は都道府県によって様々ですが、都道府県によっては無利子で20万円~30万円ほど借りることが可能です。

支給されたお金は入学金にのみ使用できる場合と、入学の準備でかかる費用に使用できる場合があります。入学準備に使用できる制度であれば、授業料や施設設備費、冷暖房空調代など入学の際にかかる費用に充てることができて便利です。

あくまで貸付制度ですので返金義務がありますが、出費の重なる入学時に使用できる利便性の高い制度です。

教育ローン

教育ローンは、通常のローンよりも低金利で組むことができます。教育ローンは使用用途が入学や進学の際にかかる様々な費用に限定されているため、金利を低く設定しているのが特徴です。

ローンの審査もハードルが低く、利用しやすいので人気です。通信制高校も教育ローンの対象となっていますので、ローンの申し込みができます。

教育ローンは未成年者は申し込むことができませんので、基本的に保護者が申し込むローンです。学生が申し込める学生ローンもありますが上限額が低いので注意してください。授業料以外の教育費をカバーしたい場合には教育ローンを利用するのも一つの方法です。

就学支援金制度を活用しよう!

通信制高校の学費に不安がある場合には、就学支援金制度などを活用しましょう。授業料以外にも使用できる奨学金や教育ローンなども組み合わせて費用対策を行うのがおすすめです。

通信制高校を検討している
すべての家庭に読んでほしいこと

「通信制入ったけど子どもが辞めた」

全日制と比較して自由に学べると評判の通信制高校ですが、中には失敗したという声もあります。

その後悔の声は「学校と合わなかった」に集約されます。

不登校支援がある学校を選べば良かった
「通信制高校は不登校生徒を受け入れてもらえる」という安易なイメージで選ぶんじゃなかった
  
自主学習が基本、不登校生徒へのサポートはなし、やる気がある人だけ引き上げるという感じ。不登校支援がある学校、しっかり時間かけて選べば良かったなあ

学費の安さで公立を選んで失敗

通信制高校ならどこも一緒でしょと、公立を選んだら大失敗。家から遠いし、週2日は通わないと単位取れないし、勉強もつまらない。3年間とても保ちそうにない…。

近所にあるから、学費が安いから、そんな理由で比較をせずに選んでしまうと、学校と合わずに辞めてしまうことも多いです

後悔しないためには、通学エリアにある学校を3~5校比較するのは必須

通信制高校の一括資料請求サービスを活用すれば、住所を入力するだけで、通学エリアにある学校のパンフレットを簡単に取り寄せることができます。

学校のパンフレットを見比べるだけでも特徴はわかりますし、「この学校だけは違うな」と取捨選択もできます

住所を入力するだけで簡単に取り寄せることができるので、通信制高校の比較がまだできていない家庭は、利用してみてください。

人気校は早めに募集を締め切る学校もあります。出願には学校説明会の参加が必須、など学校によって条件があることもあるので、募集要項は急いで取り寄せ確認しましょう

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