生活保護家庭でも通信制高校の学費は払える?【学費の安い通信制高校リスト付】

・生活保護家庭でも通信制高校の学費は払える?
・国や自治体の学習支援制度(補助金)は何がある?
・生活保護世帯の高校費用は、どの制度でどこまでまかなえる?
・学費が安い通信制高校はどこ?
・生活保護を受けながら通信制大学や専門学校に進学できる?

高校への進学を考えているけど、学費が心配、生活保護家庭なのでなるべく学費を抑えたい、など、様々な事情を抱えた方がいらっしゃると思います。

通信制高校では、普通の高校よりも安い学費で通うことができます。生活保護を受けている家庭でも支払い可能な額なのか、どういう支援・援助制度があるのかといったことについて解説していきます。

\サポート充実で評判も良い/
おすすめ通信制高校TOP3


N高等学校
オンライン授業が充実
年間学費10万円以下
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第一学院高等学校
大学進学に強い!
難関大も目指せる高校
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ルネサンス高校
通学は年5日〜
卒業率97%の通信制
資料請求
目次

そもそも、通信制高校の学費はどのくらい?

通信制高校は、公立で年間5万円程度で通える高校もあれば、私立で年間10~100万円かかる高校など様々です。

単純に学費のことを考えれば公立通信制高校でも良いのですが、公立は数が少ない(県内で1-2校程度)ため交通費がかかったり、自学自習を求められるため中退率も高いというデメリットもあります。

私立の通信制高校は高く思われるかもしれませんが、国から支給される就学支援金で授業料がまかなわれると、年間10万円前後で通うことができる学校もあります。この程度の学費であれば、生徒本人がアルバイトをして学費の一部を稼ぐこともできます。

公立よりも私立高校のほうがオンライン学習が充実して学びやすいことも多いので、検討段階では、

「自宅から通える範囲にある通信制高校を、公立・私立問わず探してみる」

のがおすすめです。

通信制高校には生活保護を受けている生徒も多い

通信制高校では、学費が安く、生活スタイルに合わせた通い方ができることもあり、生活保護家庭や経済面が厳しい家庭の生徒も多く在籍しています。

アルバイトをし、自分で学費を払いながら卒業したいといった場合でも無理なく通うことができます。

通信制高校ではアルバイト禁止している学校はほとんどありません。

ただし、生活保護を受けている世帯では、高校生のアルバイト収入も福祉事務所への収入申告が必要です。各種の控除があるため働いた分の一定額は手元に残りますが、申告しないと後から保護費の返還を求められることがあります。働き始める前に、担当のケースワーカーに相談しておきましょう。

応援し、サポートしてくれる先生もいます。単位制の学校が多いため、卒業までに必要な単位を取得できれば、3年以上の在籍で卒業することができます。

生活保護世帯が受けられる学費支援制度、その代表的なものは?

生活保護世帯が使える3つの学費支援制度

では、生活保護を受けながら通信制高校に通う場合、どんな制度が利用できるでしょうか。対象となる条件に当てはまると利用することができるので、いくつか代表的な支援制度をご紹介いたします。

1.高等学校等就学支援金制度

まず、どの家庭でも受けることができる学費援助として「高等学校等就学支援金制度」が挙げられます。

これは、高校等に通う生徒等に対し、授業の一部、または全部を支援してくれる制度です。

公私立を問わず、高等学校(通信制・定時制を含む)や高等専門学校、専修学校(高等課程)などに通う生徒が利用できます。2026年度からは所得制限がなくなり、世帯の収入にかかわらず対象になりました。もちろん生活保護世帯も対象です。

学校側(行政機関や学校法人など)が本人に代わって受給し、授業料に充当します。生徒や保護者が直接受け取るのではなく、学校側に学費が支払われる形となっています。

就学支援金制度による支援は、自動では受けられません。入学時に学校からの案内に従って、オンライン申請(e-Shien)などで申請を行います。

就学支援金制度の対象は授業料のみなので、その他の諸費用(教育充実費や施設費等)は対象になりません。

支援の対象になりそうな家庭の方は、入学の際に忘れず申請を行いましょう。

就学支援金制度・2026年度からの拡充

高等学校等就学支援金制度は、2026年度から所得制限が撤廃され、私立高校の支給上限額も引き上げられました。私立の通信制高校に通う場合、年額337,200円を上限に、世帯の収入にかかわらず支援が受けられます。

なお、公立高校は年額118,800円、私立の全日制高校などは年額457,200円が上限です。

上限額を超えた差額分は自己負担ですが、この範囲内であれば、授業料の負担なしで私立高校に通えます。後で紹介する鹿島学園高等学校やN高等学校のように、通信制高校では授業料が全額まかなわれる学校もあります。

ただし、この制度で授業料が無償化されても、入学金や施設使用料、教材費など授業以外に負担する費用が多くかかる場合があるので、しっかりと確認することが必要です。

また、就学支援金は手続き完了後に国から学校に直接支払われるため、学校によっては授業料をいったん納め、後日に授業料が還付される場合があります。最初から支援金の分を差し引いて請求する学校も増えていますが、入学時にはお金が必要になる場合もあるので、出願前に学校へ確認しておきましょう。

また、サポート校は就学支援制度の対象外です。通信制高校の授業料は対象となります。

2.高校生等奨学給付金

「高校生等奨学給付金」は、都道府県(地方自治体)が運営し、国がその資金を補助しています。そのため、支給の規定などは各自治体によって異なります。

この制度で対象となる人は、住民税非課税世帯、または生活保護世帯、保護者が給付金を支給する自治体内に住所を有すること、生徒が高等学校等(定時制、通信制を含む)に在学していること、です。

これは授業料に使うことはできません。

授業料以外の、教科書代や教材費、通学用品や修学旅行費用などに充てるために世帯構成等に応じて給付されるもので、給付金を支給することで高校生の就学を支援することが目的とされています。

国の基準では、生活保護(生業扶助)を受けている世帯の場合、国公立の高校で年額32,300円、私立の高校で年額52,600円です(通信制も同じ額)。住民税非課税世帯の場合は、世帯の状況や学校の種類によって金額が変わります。高校生を対象とした奨学給付金は、多くの自治体で返還不要となっています。自治体によっては「私立高校等授業料軽減助成」などを給付している場合もあります。

例:私立高等学校等授業料軽減助成金事業(東京都)

申請には、申請書、生業扶助の措置状況がわかる証明書、債権者登録申出書、通帳の写し等、在学証明書、などが必要です。

住まいの都道府県からの支給のため、自身でよく調べておく必要があります。申請書等の入手は、通っている学校を通じて配布されることがほとんどです。

3.生活保護世帯の生徒に支払われる「生業扶助」

生活保護で高校進学する場合「生業扶助」が受給できます。高等学校等(通信制高校を含む)に就学していることが条件で受給できます。

こちらの生業扶助(高等学校等就学費)では、「基本額」「学習支援費」「教材代」「授業料」「入学料・入学考査料」「通学のための交通費」などが支給されます。

高校生1人あたりの生業扶助がいくらかというと、国の基準では基本額が月額5,300円、課外のクラブ活動などに使う学習支援費が年間84,600円を上限とした実費です。教材代や交通費なども、かかった額に応じて支給されます。ただし、授業料や入学料は公立高校の額を基準とした範囲での支給となるため、私立の通信制高校では、就学支援金とあわせて自己負担が残らないか確認しておきましょう。

生業扶助は最低生活費に上乗せして支給されるものです。また、扶助してもらうために、就学意欲、勉学する能力、勉学する場所が必要です。高校に進学することで自立した生活を送れるようになる見込みがあると判断された場合に支払われます。

毎月支給される基本額とは別に、申請することで支給されるものがあります。申請が必要なものは、教材の購入リストや領収書が必要になるのでご注意ください。

生活保護世帯の高校費用、どの制度でどこまでまかなえる?

ここまで紹介した3つの制度を組み合わせると、生活保護世帯の高校費用は次のようにまかなうことができます。

費用主に使える制度ポイント
授業料高等学校等就学支援金私立の通信制高校は年額337,200円が上限。申請が必要
入学金・施設費などの諸費用生業扶助(入学料など)/自己負担就学支援金の対象外。私立は自己負担が出やすい
教科書・教材費生業扶助・高校生等奨学給付金生業扶助は領収書などが必要
スクーリングの交通費生業扶助(通学のための交通費)事前にケースワーカーに相談
部活動・修学旅行など生業扶助(学習支援費)・高校生等奨学給付金奨学給付金は返還不要

授業料は就学支援金でまかなえることが多いですが、私立の通信制高校では入学金や施設費、システム管理費などの諸費用が自己負担として残りやすいのが注意点です。また、サポート校や学習センターを利用する場合は、学校の学費とは別に費用がかかることがあります。学校を選ぶときは「就学支援金を差し引いたあと、年間いくら払うのか」で比べるようにしましょう。

最初に検討したいおすすめ通信制高校


N高等学校
オンライン授業が充実
年間学費10万円以下
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第一学院高等学校
大学進学に強い!
難関大も目指せる高校
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ルネサンス高校
通学は年5日〜
卒業率97%の通信制
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生活保護を受けていても通いやすい通信制高校リスト

就学支援金を引いたあとの3校の年間学費の比較

最後に、学費も安く評判も良い、私立の通信制高校をいくつかリストアップしてご紹介します。全国に学習センターがある学校を選びましたので、学校選びの参考にしていただければと思います。

1.鹿島学園高等学校(73,252円〜/年)

学費73,252円〜
*年額/就学支援金適用時(教科書代などは別途)
*通学にかかる費用はキャンパスによって異なります
スクーリング年間数日から週 5日まで選択可
開講コース週1〜5日制、自宅学習制、個人指導制、家庭教師制、ネット指導制
専門授業大学進学、アニメ・マンガ・声優、ダンス・芸能、音楽、スポーツ、ネイル・メイク・美容、ペット、スキルアップ、海外留学、保育・福祉、eスポーツ、ファッション・デザイン・アート(キャンパスによる)
本校所在地茨城県鹿嶋市田野辺141-9
キャンパス東京 神奈川、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木、岩手、宮城、福島、新潟、長野、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、広島、福岡、鹿児島他 全国多数

生活保護を受けている家庭でも通うことができる、学費の安いおすすめ通信制高校の1つが「鹿島学園高等学校」です。

授業料は1単位12,000円で、25単位を履修すると年間300,000円です。授業料は就学支援金と相殺して請求されるため、実際に支払うのは施設費・システム管理費などの【73,252円】。入学金も不要で、年間10万円以下で通うことができる通信制高校です。

ただし、通う学習センターによっては、学校の学費とは別にサポート費がかかります。資料請求や見学の際に、利用したい学習センターの費用もあわせて確認しておきましょう。

鹿島学園高等学校の魅力は、なんといっても通学できる学習センターが多いこと。全国各地に学習センターがあり、47都道府県から入学できます。資料請求をしてみると、意外と近所にある学習センターから案内が届いて驚いたりします。

なにか勉強や進路で悩んだときに相談できる学習センターが通学圏内にあるというのは、心強いものですし、3年間での卒業もしやすくなります。学費で通信制高校を選ぶのであれば、まず最初にアプローチしたい学校といえるでしょう。

2:N高等学校 (73,000円〜/年)

学費73,000円〜(詳細)
*通信コース/就学支援金適用時
*キャンパスにより異なる場合があるので資料請求でご確認ください
スクーリング年間5日間~
開講コースネットコース/週5・週3コース/週1+コース
入学時期4月、7月、10月、1月 ※転入生は随時受け付け
専門授業語学/プログラミング/特進コース(キャンパスによる)
本校所在地沖縄県うるま市与那城伊計224(入学は全国から可)
キャンパス札幌、仙台、東京(御茶ノ水・秋葉原・代々木・渋谷・池袋・立川・町田)、横浜、大宮、千葉、柏、名古屋、浜松、岐阜、新潟、金沢、大阪(天王寺・梅田・心斎橋)、神戸、姫路、京都、広島、高松、福岡、北九州、鹿児島他

次に学費が安く、おすすめできる通信制高校が「N高等学校」です。

ネットコースの1年次の学費は、授業料(25単位分)300,000円を含めて373,000円。就学支援金の支給見込額を先に差し引いて請求されるため、実質的な学費は入学金・施設設備費・教育関連諸費の【73,000円】となります。ネットコースの学費は各年次の一括納入で、スクーリングの費用や学習に使うパソコン・タブレットなどは別にかかります。

N高等学校の学校運営は、ニコニコ動画の運営元であるdwangoと、文芸やエンターテイメントで有名なKADOKAWAが提携して行っています。通学コースの方は、プログラミングや文芸創作授業など、専門学校で学ぶ内容を高校在学中に学ぶことができます。

通学のないコースにはなりますが、生徒一人ひとりにオンライン上で担任がつき、電話やメール、Slackなどで質問可能です。通学コースの独自性が取り上げられることが多い学校ですが、通信コースの安さも特徴です。

3:NHK学園高等学校(136,200円〜/年)

学費136,200円〜
*スタンダードコース1年次(入学金・教材費を含む)/就学支援金適用時
*2年次以降は79,900円〜84,100円
*通学にかかる費用はキャンパスによって異なります
スクーリング月1〜2回(3〜4日間の集中スクーリングとの併用も可)
*ライフデザインコースは1年次は年2〜4日から
開講コーススタンダードコース/登校プラス(東京本校)/ライフデザインコース
*オプション:オンラインプラス
入学時期新入学:4月・10月/編入学:4月・10月/転入学:随時
本校所在地東京都国立市富士見台2-36-2
キャンパス東京本校ほか全国30か所以上のスクーリング会場
*ライフデザインコース:東京/札幌/盛岡/仙台/名古屋/大阪/広島/福岡

学費の安いおすすめ通信制高校の最後は「NHK学園高等学校」です。スタンダードコース(ベーシック)の授業料は1単位12,000円で、24単位履修すると288,000円。就学支援金で授業料がまかなわれると、1年次の学費は入学金・施設設備充実費・教育運営費・教材費などの【136,200円】となります。

NHK学園高等学校は、60年以上の歴史を持つ、通信制高校の草分け的な存在です。これまでの累計卒業生は76000人超という、「誰でも入学しやすく、学びやすい通信制高校」といえるでしょう。

カリキュラムは、NHKの「NHK高校講座」と連動。PCやタブレットにも対応した教育システムで勉強を進めていきます。

自由度は高い一方、NHK学園高等学校は通学できるキャンパスが限られているため、気軽に相談がしにくいというのがデメリットでもあります。

電話相談はできるのですが、勉強についていけるかわからない、通学に慣れていって不登校を克服したいといった生徒には、別のサポートが充実している学校の方が適しているかなと思います。

生活保護を受けながら通信制大学・専門学校に進学できる?

生活保護世帯の高校と大学・専門学校進学の違い

通信制高校を卒業したあと、通信制大学や専門学校への進学を考える方もいるでしょう。高校とは違い、大学や専門学校の学費は生業扶助の対象になりません。

生活保護を受けている世帯から大学・専門学校に進学する場合は、進学する本人だけを生活保護の世帯から外す「世帯分離」をして通うのが原則です。世帯分離をすると、本人の生活費や学費は、アルバイト収入や奨学金などでまかなうことになります。一方で、大学などに進学して世帯分離をしても、家族の住宅扶助(家賃分)は減らされない仕組みになっています。また、進学するときには新生活の準備のための「進学準備給付金」を受けられる場合があります。

通信制大学は通学制の大学より学費が安く、働きながら学びやすいのが特長ですが、生活保護との関係での扱いは状況によって判断されます。通信制大学や専門学校への進学を考えたら、早めに福祉事務所のケースワーカーに相談し、あわせて進学先の大学・専門学校に、国の修学支援新制度(授業料の減免・給付型奨学金)が使えるかを確認しておきましょう。

生活保護と通信制高校の学費に関するよくある質問

生活保護を受けていても通信制高校に入学できますか?

入学できます。通信制高校に通う場合も、就学支援金・高校生等奨学給付金・生業扶助(高等学校等就学費)の対象になります。入学前に担当のケースワーカーへ進学することを伝えておきましょう。

生活保護の高校生には、生業扶助がいくら支給されますか?

国の基準では、基本額が月額5,300円で、そのほかに学習支援費(年間84,600円が上限の実費)、教材代、通学のための交通費などが、かかった額に応じて支給されます。

私立の通信制高校でも学費を払えますか?

授業料は就学支援金(私立の通信制高校は年額337,200円が上限)でまかなえることが多く、鹿島学園高等学校やN高等学校のように年間7万円台で通える学校もあります。入学金や施設費などの諸費用は自己負担になるため、支援金を差し引いたあとの金額で比べましょう。

生活保護を受けながら通信制大学に通えますか?

大学や専門学校は生業扶助の対象外で、進学する本人を世帯分離して通うのが原則です。扱いは状況によって判断されるため、進学を考えたら早めに福祉事務所に相談しましょう。

受けられる支援制度を知り、余裕をもって学習しよう

家庭の事情や経済面での厳しさがあっても、家庭ごとに受けられる支援を知り、利用することで余裕をもって勉強に努めることができます。

また、各都道府県によって授業料等の支援を設けている場合があるのでよく調べておくようにしましょう。学校の説明会やオープンキャンパスでも、どういう支援制度があるのかは質問をすることができますので、事前に確認されてください。

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おすすめ通信制高校TOP3


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阪口裕樹のアバター 阪口裕樹 通信制高校選びの教科書 編集長

自身の発達障害の経験から「生徒一人ひとりに合った学校選びをサポートしたい」という想いで2013年に当サイトを創設。卒業生への直接取材と、公式サイトや資料に基づいた徹底的な情報検証を続け、現在は年間110万人が訪れるサイトとなりました。読者が本当に知りたい情報を、分かりやすく誠実にお届けすることをお約束します。

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