屋久島おおぞら高等学校の年間学費
214,250円~/年間
※上記は通信コース/就学支援金適用時の金額
※住所を入力すると通学県内にある学校高校の資料をまとめて請求できます。
屋久島おおぞら高等学校は、学校法人KTC学園が運営する通信制高校です。鹿児島県の屋久島にある本校キャンパスの他にも、全国各地40カ所以上に通学キャンパス(連携施設)を設置しています。
この学校の魅力は、なんといっても世界遺産・屋久島でのスクーリング。この学校の生徒は年に一度、4泊5日のプログラムに参加をします。年1回の集中スクーリングを用意している通信制高校は多くありますが、屋久島という舞台で、自然体験などのアクティビティ重視のプログラムを用意しているのは他の学校にない特徴です。
・屋久島スクーリングを体験したい
・通信で学びつつ、様々な生徒とのつながりを持ちたい
という生徒に適した通信制高校といえるでしょう。
屋久島おおぞら高等学校ってどんな学校?
学費 | 214,250円 ※就学支援金適用時 |
---|---|
本校住所 | 鹿児島県熊毛郡屋久島町平内34-2 |
スクーリング | 年1回〜/屋久島での合宿スクーリング |
通学コース | 自宅学習コース/通学コース(提携通信制サポート校への通学) |
キャンパス所在地 | 仙台、東京、静岡、名古屋、滋賀、京都、梅田、広島、松山、福岡他 |
屋久島おおぞら高等学校の特徴・通学コース
屋久島おおぞら高等学校は、
・オンラインでの自宅学習が基本
・オンラインや電話で月1度のサポート
・年に1度の屋久島スクーリング(4泊5日、または8泊9日)
という流れで高校卒業資格を目指す通信制高校です。
生徒全員が「つながる学科 ジブン探索コース」に在籍
生徒は屋久島おおぞら高校に入学すると、2022年4月に新設された「つながる学科ジブン探索コース」で3年間をすごします。
つながる学科とは現代社会で問われる環境問題などの課題、人と自然の共生(つながり)を意識しSDGsに貢献できる人材をめざす学科です。学習はICT(情報通信技術)を用い、全国どこからでも平等に学ぶことができるのが大きなメリットです。
日々の学習は専用の動画の授業をパソコンやスマホで見て進めます。動画教材なので時間にとらわれることなく細かく休憩しながらといった、自分が学習しやすい時間割で学ぶことがきます。
その際にわからなかった箇所や困った部分があった場合は月に1度だけサポートが受けられる日があるので、その日にまとめて質問をします。
スクーリングは前述したの屋久島でのスクーリングに年に1度参加するだけで卒業に必要な対面授業の学習時間が達成できます。
通学をしたい場合は提携通信制サポート校「おおぞら高等学院」へ
他にも「みらい学科」というコースが検索で見つかりますが、こちらは通学型のコースとなっており、通信制サポート高「おおぞら高等学院」で開設されているコースです。
おおぞら高等学院は、全国40箇所以上にキャンパスを持つサポート校です。屋久島おおぞら高等学校の生徒で、
- 通学したい(週1日〜週5日)
- 高校の勉強以外の専門授業を学びたい
- 大学進学を目指した勉強を進めたい
といった希望を持つ生徒が通っています。普段は自宅近くのキャンパスに通って勉強し、年1回の屋久島スクーリングにも参加します。
専門授業やコースの種類は、通学キャンパスによって異なりますが、「進学コース」「プログラミングコース」「マンガイラストコース」「子ども・福祉コース」など、進路に合わせた専門授業を受講できます。通学コースを希望する場合には、おおぞら高等学院への入学金+選択コースの受講料がかかります。
屋久島おおぞら高等学校の口コミ・評判
屋久島おおぞら高等学校の学費は高い?
屋久島おおぞら高等学校の学費詳細
屋久島おおぞら高等学校は単位制高校です。
そのため、年間学費の計算方法は、1単位あたりの学費×1年間の修得単位ということになります。「つながる学科ジブン探求コース」の授業料は15,000円/1単位となります。
入学金 | 50,000円 |
---|---|
授業料 | 375,000円(25単位取得/就学支援金対象) |
施設管理費 | 90,000円 |
就学支援金 | ▲300,750円 ※世帯年収590万円未満の場合 |
年間学費 | 214,250円 ※就学支援金適用時 |
屋久島おおぞら高等学校の学費は高い?
屋久島おおぞら高等学校の年間学費は【515,000円】、国から支給される就学支援金(1単位あたり最大12,030円)を差し引いた金額で【214,250円】となります。
他の私立通信制高校の通信コースの学費が、10万円前後平均(就学支援金適用時)であることを考えると、屋久島おおぞら高等学校の学費は【高い】といえます。
屋久島おおぞら高等学校の学費が高い理由
学費が高い理由は設備管理費の90,000円にあります。
一般的に通信制高校の通信コースはオンライン学習が基本なので、設備管理費は無料〜数万円程度に収まる学校が多いです。屋久島おおぞら高等学校の場合、屋久島スクーリングに使用するキャンパスの設備費がかかるため、他学校よりも高額になっています。(設備管理費90,000円を差し引いた金額は、他通信制高校と同程度の金額になります)
屋久島おおぞら高等学校の学費に価値はある?
通信コースとしての学費は高いですが、
世界遺産・屋久島での4泊5日/8泊9日スクーリング
というのは、他の学校にはない唯一無二の特徴です。
他高校の場合、スクーリングは提携キャンパスへの登校を意味し、学校の教室で授業を受けたり、課外活動をする程度の経験にとどまります。どちらかというと、「高校卒業資格を取得するために行く」目的で、屋久島スクーリングのように「人生が変わる経験ができる」ものとはいえません。
このスクーリングに価値を感じるか、否かで、学費の価値は変わると思います。
提携サポート校(おおぞら高等学院)を併用する場合の費用
通学でサポートを受ける場合は、別途連携サポート校(おおぞら高等学院)の学費が必要となります。
おおぞら高等学院のコース学費(2023年度)
基礎コース | 396,000円 |
---|---|
進学コース | 640,200円 |
個別指導コース | 580,800円 |
子ども・福祉コース | (基礎)640,200円(個別指導)825,000円 |
プログラミングコース | (基礎)640,200円(個別指導)825,000円 |
住環境デザインコース | (基礎)640,200円(個別指導)825,000円 |
マンガイラストコース | 別途案内 |
学費は通学コースによっても異なりますが、週5日通学の場合、私立の全日制高校同様の金額(年間100万円前後)がかかります。
ただし連携サポート校は基礎科目や一般教養だけでなく、各々の興味や得意に合わせた多彩な学習項目が用意されており、専門性の高い分野も同時に学ぶことができます。
一般の私立高校に通うのと同じ金額で専門授業も学べる、かつ少人数でのサポートもあることを考慮すると、納得感のある金額といえます。
サポート校を利用しない場合のサポート体制
また、仮に連携サポート校は利用せず自宅学習で進める場合も、担当教員によるオンラインや電話でのサポートが少なくとも月に1回以上はあるため、安心して相談できるサポート体制は整っています。
学習もパソコン・スマートフォン・タブレットがあればいつどこでも取り組める授業動画(オンデマンド配信)が用意されており、理解できるまで何度でも授業を振り返ることができます。
さらに屋久島の大自然の中で生徒自身の「なりたい大人」像を育む、宿泊型の集中スクーリングがあるのも大きな魅力の一つです。屋久島の雄大な自然や現地の人々との触れ合いを通じてジブン探しをします。
こういった唯一無二の体験活動も行いながら学費が単位分のみで済むというのは、魅力的と言えるでしょう。
屋久島おおぞら高等学校に学費免除はある? 学費サポートや奨学金情報
残念ながら、屋久島おおぞら高等学校には学校独自の特待制度や奨学制度はありません。
ただし、「国の教育ローン」「学費サポートプラン(学校指定の教育ローン)」「各種団体の奨学金制度」の利用が可能です。
国の教育ローン
「国の教育ローン」は日本政策金融公庫の教育一般貸付というサービスです。家庭状況に応じて金利、返済期間、保証料などが優遇されるため、経済状況が厳しい家庭でも計画的な返済ができます。
学費サポートプラン
「学費サポートプラン」は、株式会社オリエントコーポレーションが運営する「オリコ学費サポートプラン」を指定しています。この教育ローンは、全国2,100校と提携があり教育ローンとしては提携校数No.1となっています。
毎月一定額を返済する「通常返済」と、在学中は手数料のみ支払い卒業後に元本も含めて返済する「ステップアップ返済」の2つの返済パターンから選択することができます。卒業後働きながら返済することも視野に入れられる選択肢です。
各種団体の奨学金制度
「各種団体の奨学金制度」は、代表的なものでは「公益財団法人日本教育公務員弘済会」の給付奨学金や「あしなが育英会」給付+貸与一体型のものがあります。
公益財団法人日本教育公務員弘済会は、就学意欲がありながら学資金の支払いが特に困難であると認められ、かつ学校長の推薦を受けた上で選考されます。募集人数は都道府県によって異なります。
また、あしなが育英会の支援対象は親が病気や災害(道路上の交通事故をのぞく)または自死(自殺)などで死亡、あるいは親が著しい障がいを負っている家庭の子どもです。
それぞれの募集要項に該当するか必ず確認の上、利用しましょう。
屋久島おおぞら高等学校が向いている生徒
向いている生徒
屋久島おおぞら高等学校は、基本はオンラインで自宅学習を進めながら、年に1度の屋久島スクーリングで普段はできない体験をすることができる通信制高校です。屋久島スクーリングには全国のキャンパスに通う生徒が一同に集うため、様々な生徒との出会い・交流があります。
- 普段は自宅学習で勉強を進めたい
- 年に一度の屋久島スクーリングに参加したい
- 多様な人と交流がしたい
と思う生徒には適した学校といえます。
向いていない生徒
逆に、通信コースとしては学費が高めになることと、通信コースのオンラインサポートは月1回のみと限られています。提携通信制サポート校(おおぞら高等学院)に入学すれば通学サポートは受けられますが、別途費用が必要になります。
- 体験よりも、学費が安い通信コースを探している
- サポート頻度の高い通信制高校が良い
という生徒はミスマッチになる可能性があります。
他学校も視野に入れ、パンフレットを取り寄せて比較検討されることをおすすめします。