宇都宮高等学校の学費
30,000円/年間
※上記は通信コース/就学支援金適用時の金額
※住所を入力すると通学県内にある学校高校の資料をまとめて請求できます。
・宇都宮高等学校の通信制ってどんな雰囲気?
・学費はいくら?
・学校の雰囲気や設備はどんな感じ?

栃木県立宇都宮高等学校の通信制を卒業したあやせです。
この記事では、宇都宮高等学校の学費や偏差値ってどう? 通信制の雰囲気ってどんな感じ?と気になる方に向けて、「卒業生の本音」をお話していきます。
学校選びの参考にしていただけると嬉しいです!
失敗しない通信制高校選びのコツ


通信制高校選びに失敗した生徒の口コミをみると、「学校の雰囲気が自分にはあわなかった」「不登校や発達障害があるのに、サポートのない学校に入って苦労した」といった声が目立ちます。
通信制高校は、自学自習が基本の学校から、不登校や大学受験などのサポートに力を入れている学校まで様々。学校選びに失敗しないためには、「自分が住んでいる地域にどんな学校があるのか」を正確に把握することが大事です。
まずは通学圏内にある学校資料をまとめて請求・比較するところからはじめましょう。


*資料請求をしたあとは、気になる学校の説明会に参加してみましょう。学校の雰囲気を知ることで生徒も安心しますし、入学後に後悔することも少なくなります。
*学校によっては「出願には説明会の参加が必須」としているところもあります。資料は早く取り寄せ、募集要項は確認しておきましょう。
栃木県立宇都宮高等学校(通信制)ってどんな学校?


学費 | 30,000円程度 *就学支援金適用時 |
スクーリング | 週1回(日or火) |
開講コース | 全日制、通信制 |
入学時期 | 4月 |
本校所在地 | 栃木県宇都宮市滝の原3丁目5-70 (最寄り駅:JR日光線 鶴田駅or東武宇都宮線 南宇都宮駅) |



栃木県内屈指の進学校である宇都宮高校、その敷地の片隅に通信制棟が建っています。通信制の生徒は主にここで勉強します。
全日制の宇都宮高校は男子校ですが、通信制は男女共学です。全日制の生徒との交流は普通に通っている限りはほぼなく、通学中にすれ違う程度です。
スクーリングは基本的には日曜日に行われます。日曜日がムリという生徒のために火曜日もあります。
しかしどうしても日曜と火曜だけでは満たせない場合は、NHKの高校講座の視聴による出席代替や、個人指導を目的とした学習指導日の出席をそこに含める制度も用意されています。
栃木県立宇都宮高校(通信制)の学費について





栃木県立宇都宮高校(通信制)の学費は次のとおりです。
入学考査料金 | 無料 |
---|---|
入学金 | 500円 |
教材費 | 1,000円程度 |
授業料 | 1単位につき320円 ※25単位取得の場合8,000円 |
諸経費 | 8500円程度 |
教科書・学習書代 | 20,000円程度(1年次の場合) |
合計 | 30,000円程度 |
ここから就学支援金が差し引かれ、授業料は実質無料となります。
そのため年間の支払い総額は【30,000円/年】程度となります。栃木県内で学費が安い通信制高校を探している生徒は、候補にあがる学校になるかと思います。
学費の他にかかる費用について
これとは別に、協力校や本校に行くときの交通費がかかります。
通信制高校といっても、完全に通いのない学校はありません。
国が単位取得で必要と認める日数は学校に行く必要があるため、なるべく近くに本校・協力校があるかは事前に調べておきましょう。
宇都宮高等学校(通信科)の授業内容・時間割
国語、世界史、数学、理科、保健体育、情報、芸術(音楽、美術、書道等から選択)、家庭といった一般科目を学びます。
学習と単位習得の流れ
学習スタイルは、
- 家で教科書などを読みながらレポートの問題を埋める
- 締切までに郵送でレポートを提出する
という流れが基本です。しばらくすると添削された物が返ってきます。
レポート作成は好きな時間にできるので、昼間はアルバイトをして、夜にレポート作成、という生活も可能です。
年2回、前期と後期の期末に試験が行われ、一定以上の点数を取らなければ単位は修得できません。
スクーリングについて
また、週1回行われる授業(スクーリング)にも通う必要があります。
卒業するには、規定のスクーリング出席数をクリアする必要があるからです。
先生に直接聞きたい事、相談したい事があったら、この日にするのが良いと思います。
スクーリング(登校日)のスケジュール



スクーリングの日は、全日制の高校と同じように、時間割に沿って授業が進んでいきます。
朝8時40分までに登校し、午前中は4時間目までの授業を受けます。個別指導ではなく一斉授業となります。
クラスは一応分かれていますが、受ける授業が各々違うという事もあり、中学校までのように「何もするにもクラス単位」という感じではありません。
昼休みに好きな教室でお弁当を食べたら、次は午後の授業の5~6時間目を受けます。
そのあとはホームルームで先生の話を聞いたりして、15時40分に解散です。
宇都宮高等学校(通信制)の設備・学習環境はどう?





設備面は、地方の古い公立校ということでお察しです(笑)
正直、全日制との格差を感じる所も無くはなかったです。
私の在籍時にはクーラーはありませんでした。最近は学校での熱中症が問題になってきていますし、導入されるているかもしれませんが、確認をおすすめします。
教室については、生徒数に対して広く余裕があると感じました。決まった座席はなく、授業の際はみんな好きな場所に座っていました。
ただ、日曜と火曜では生徒数に差があるかもしれません。私は火曜に通っていました。
宇都宮高等学校(通信制)の設備でいやだったところ
嫌だったのは、体育の授業の際のトイレや着替えの場所です(これは女性の場合です)。
体育館は全日制の男子校と共用のため、トイレは男子用しかありません。女性も使用OKとのことでしたがやはり抵抗を感じます。
そしてもちろん女子更衣室もなしです。代わりに指定された着替え用の部屋は、倉庫と思しき場所なのでとにかく狭いです。
宇都宮高等学校(通信制)の教師について
先生は、県で高校教員として採用された人が、異動で赴任してきています。
ですから、全日制公立高校での指導経験のある人が圧倒的多数だと思います。
授業もそのような雰囲気で行っています。
私はあまり学校の先生と関わりたくないタイプのため、先生にじっくり相談したことはありませんでしたが、友人が放課後に相談した時は丁寧に対応してくれたようです
宇都宮高等学校(通信制)のイベントや学校行事





宇都宮高校の通信制にも部活動はありますが、基本週1回しか通学がないスタイルのためか、盛んなイメージはありませんでした。
体育大会、文化祭、生徒会選挙、修学旅行といった学校行事は、全日制とは規模が違うものの用意されていました。
参加は強制参加ではなく、自分がやりたいものをやって、特別活動の単位を満たせればそれで良いという制度になっているので気楽に参加ができます。
通信制ならではのイベントとしては、「校内生活体験発表会」というものがあります。
自分の今までの人生やこれからについてスピーチをするもの。これも全員参加ではなく、発表しなくても大丈夫なイベントですが、個人的には色んな生徒の目標やこれまでの人生を聞く機会となり、とても印象に残っている時間です。
特別活動の単位はすぐにクリアできてしまいますが、イベント・行事にはなるべく参加することをおすすめします。他の人との交流を深めることができ、いい思い出になるでしょう。
宇都宮高等学校(通信制)にいじめはある?学校の雰囲気について





生徒の質や学力については、この学校の性質上、ピンからキリまでいます。
年齢層は、入学時で15-19歳くらいが主になりますが、不登校や高校中退を経験している生徒が多かったです。
中退や不登校になった理由を聞いたことはありませんが、勉強が苦手でついていけなくなったのかな、という感じの人もいました(その人は苦労しつつも無事卒業できていました)。
不良のような感じの人もいましたが、距離を置いていたこともあり、特に害はありませんでした。その他、身体の事情で全日制高校に通うのが難しい人、年配の人も数人いました。
一人で過ごしたい人も、友人をつくって話したいという人も、自由。授業ごとに各々教室が違うという事もあり、1人でいるとかそうでないとか、皆あまり気にしない環境です。
いじめも、自分の知る限りではありませんでした。週1日の登校ですし、いじめが起きるほどのコミュニケーション自体が発生しないのだと思います。
宇都宮高等学校(通信制) 卒業後の進路





卒業後の進路ですが、クラスの半分くらいの人が大学を受験していました。
有名大学に受かった人も何人かいました。(先生に相談すれば、受験用の勉強を日曜日と火曜日以外の日にも教えてくれます)
就職や大学についての説明会は1年生の時から年に何度かありました。
進路担当の先生がいて相談に乗ってくれたり、勉強を教えてくれたり、面接の練習などにも付き合ってもらうことが出来ます。
明るく社交的な人は就職出来ていましたが、家事手伝いや、働きながら通っている人もいたのでそのまま、という人が多かったように感じました。
私は対人恐怖症が治らず家事手伝いや内職をしていますが、高校生活を通し入学前よりかなり良くなり、少し自信をつけることも出来ました。
宇都宮高等学校の通信制への入学を考えている方へ
宇都宮高校の通信制は、不登校や高校中退などで行き場を失った人の受け皿になっています。先生方もそこはよく分かっていて、
「週一で通うなんて…」
「いちいちレポート提出なんてできないかも…」
という自信喪失状態の人でも入学を認めてくれます。
たとえ入学時は気が乗らなかったとしても、高校卒業資格を得るために前向きに頑張ってほしいと思います。
勉強が苦手だったり、学校に通うのが苦手だったりしても、救済措置があります。先生方も、卒業できるようにフォローしてくれます。
また、友達がいれば楽しく過ごすことができ、勉強へのモチベーションも上がりますが、
「キラキラした学校生活なんか必要ない。高卒資格が取れればそれでいいんだ。」
と割り切ってしまっても良いと思います。個人の自主性が尊重されている学校なので、その辺りは各々好きにやっています。
宇都宮高等学校の通信制から大学進学を目指す方へ
そしてこれは大学を目指したい人に向けてですが、率直に言ってしまうと、この宇都宮高校通信制の学習のみでは偏差値50超の大学に合格することは不可能です。



全日制の宇都宮高校は県内最高レベルですが、正直、通信制になると最低レベルです。
大学に行きたいという思いが少しでもあるなら、なるべく早い段階から塾などで別途勉強していくことをオススメします。あるいは、別の高校への入学を検討した方がいいと思います。
どんな進路に進むとしても、無事卒業できれば達成感を感じますし、自分への自信にもつながりますよ!
失敗しない通信制高校選びのコツ


通信制高校選びに失敗した生徒の口コミをみると、「学校の雰囲気が自分にはあわなかった」「不登校や発達障害があるのに、サポートのない学校に入って苦労した」といった声が目立ちます。
通信制高校は、自学自習が基本の学校から、不登校や大学受験などのサポートに力を入れている学校まで様々。学校選びに失敗しないためには、「自分が住んでいる地域にどんな学校があるのか」を正確に把握することが大事です。
まずは通学圏内にある学校資料をまとめて請求・比較するところからはじめましょう。


*資料請求をしたあとは、気になる学校の説明会に参加してみましょう。学校の雰囲気を知ることで生徒も安心しますし、入学後に後悔することも少なくなります。
*学校によっては「出願には説明会の参加が必須」としているところもあります。資料は早く取り寄せ、募集要項は確認しておきましょう。