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Loohcs(ルークス)高等学院ってどう?学費・偏差値・評判を徹底調査

Loohcs高等学院の学費

1,340,400円~/年間

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Loohcs(ルークス)高等学院は、東京渋谷・桜丘町に通学キャンパスを持つ通信制のサポート校です。

1993年に斎木陽平・伊勢谷友介の両名を発起人として設立されました。

学校名を、「school」を逆さに綴った「Loohcs」としているのは、既存の学校をくつがえし、今までにない新しい価値を生み出すことを目指しているためです。

・進学校に馴染めなかった
・高校を辞めたくて不登校になった/親に相談できない
・落ちこぼれの状況を逆転したい

など、さまざまな環境下にある生徒でも、将来への希望を持って通うことのできる通信制サポート校といえるでしょう。

Loohcs高等学院ってどんな学校?

2019年4月、高校1~3年を対象の、代々木高等学校のサポート校として設立されたLoohcs(ルークス)高等学院。設立されてからまだ日は浅いですが、専門学校を含む現役の合格率は55%を誇っています。

Loohcs高等学院は「思いやりのココロをカタチにできる」人材の育成を目指しています。

その具体的な内容は、以下の3つから成り立っています。

  • 新しい発想で今までにないような新しい価値を生み出す「実行力
  • 暗記よりも考える力を重視する「思考力
  • ほかの者と感情・価値・時間を共有する「協働力

このような学習体制のもと、高校卒業資格を取得することが、Loohcs高等学院の大きな目的となっています。

Loohcs高等学院の特徴・通学コース解説

「思いやりのココロをカタチにできる人材の育成」を目指したLoohcs高等学院の学びには、次の2つのカリキュラムがあります。

  1. 高校で学ぶすべての科目を学習する「リベラルアーツ
  2. 学んだことをもとに実践・研究・制作などに挑戦する「プロジェクト

以下、それぞれのコース詳細について解説していきます。

1.リベラルアーツ

リベラルアーツは、高校で学ぶすべての科目の学習を目指すカリキュラムです。

学習にはLoohcs高等学院オリジナルの教材が使われ、普通の高校では選択制になっている科目までを幅広く学びます。

リベラルアーツの選択科目(学校HPより抜粋)

時間割は1・2時限目があてられ、100分1コマで開講されています。

・暗記ではなく考え方を重視し、学びへの好奇心を育てる

・学習指導要領に準拠した教材で、普通の高校で学ぶ事柄からさらに深い内容までを網羅する

・対話中心の講義で、学生の好奇心を目指す

以上がリベラルアーツの主な特徴です。

また、具体的な学習内容は以下を参考にしてください。

・明確にした学習目標にもとづいた学習課題の提示と、ディスカッション
・動画・統計資料・専門書などを用いた講義と、教員・学生同士での対話
・振り返りの機会を設けて知識を定着させる
・専門レベルの参考図書を提示して、より深い学習を目指す

2.プロジェクト

プロジェクトは、基本的に選択制です。

時間割の3時限目があてられ、リベラルアーツで学んだことをもとに、実践・研究・制作などに挑戦します。具体的な学習内容は、以下になります。

社会人特別講師によるワークショップ

社会人特別講師によるワークショップとは、さまざまな分野から第一線で活躍している社会人を特別講師として招き、社会人から直接学べる機会を作る学習方法のことです。

今までに30名以上の特別講師が招かれ、生徒が自分の将来像の具体的なイメージを得るサポートをしています。

地方留学プログラム

地方留学プログラムとは、地方に短期または長期に滞在し、その土地で実際に暮らして学びを深める学習方法のことです。農業や漁業、その土地の伝統工芸などを実際に体験し、経験値として学ぶことを目的にしています。

社会科見学・自然体験プログラム

社会科見学・自然体験プログラムは、主に「実際の現場での社会見学」「山登りやラフティングでの自然とのふれあい」「美術館や博物館での文化とのふれあい」の3つを軸としています。

頭で考えるよりも、からだを通して学ぶことを重視している学習方法です。これには学習へのモチベーションを高める効果も期待されています。

ゼミや部の活動

ゼミや部の活動は、生徒が自ら学びを深め、学習活動を促進することを目的としています。ゼミや部は、基本的に学生自身が色々と考え、立ち上げています。

Loohcs高等学院の学費は高い?

Loohcs高等学院の3年間に必要な学費は、以下になります。

初年度納入学費

入学金 132,000円
授業料 1,144,000円
教育充実費 10,780円(施設費・課外活動費・教材費等)
学生会費 3520円
初年度合計 1,290,300円

提携通信制高校の学費(代々木高等学校)

Loohcs高等学院は通信制サポート校になるため、提携通信制高校に合わせて入学する必要があります。

Loohcs高等学院は代々木高等学校と提携しており、下記の学費がかかります。

入学金 10,000円
授業料 (就学支援金の対象で実質無料)
教科書代 10,000円
登録手数料 2,000円
諸雑費 1,100円
メディア視聴費用 7,000円
スクーリング会場運営費 20,000円
合計学費 50,100円 ※就学支援金適用時

Loohcs高等学院+通信制高校の学費合計は、

1,290,330円+50,100円=1,340,400円

この金額が初年度の学費となります。

学費以外にかかる費用

PC購入費用の目安 約100,000円(Macbook推奨)
教科書代・参考書代 50,000円

こちらの金額が、学費以外にかかる実費となります。

Loohcs高等学院の学費は他通信制高校と比べて高い?

通信制サポート校の平均学費は、

週5日通学の場合:50万円〜80万円程度

美容師や調理師などの国家資格を取得する専門授業がある学校の場合:100万円〜120万円程度

となります。

Loochs高等学院の学費は1,290,300円になるので、国家資格取得のコースがある通信制サポート校よりも【高い】学費水準になります。

リベラルアーツやプロジェクト教育を取り入れている通信制高校はここ数年で増えてきています(N高等学校など)。

この学費であれば、全国どの学校でも選ぶことができますので、Loochs高等学院に共感し、学費に納得した上で入学されるのが良いといえます。

Loohcs高等学院の学費サポートや奨学金情報

代々木高等学校に関する奨学金

高等学校等就学支援金:国が提供している教育費負担軽減の制度であり、代々木高等学校の授業料分に対して適用されます。世帯収入に応じて支給額が代わり、世帯年収590万円未満の課程は、授業料部分の学費が【全額免除】となります。

Loohcs高等学院に関する奨学金

学費免除制度

授業料の20~50%を目安に学費が免除されます

また、家庭の事情や入学希望者の強い学習意欲により、学費免除割合の増加を検討してもらうことも可能です。学費免除の審査結果は、入学試験終了後に案内されます。

特待生制度

以下の2つの条件に当てはまるとき、学費が全面的に免除されます。

条件.1:在籍校の評定平均が4.0以上であり、各種英語検定資格または数検準が1級以上であること

条件.2:特筆すべき実績を収めていること(数学オリンピック出場や読書感想文での全国入賞、スポーツで全国上位成績など)

特待生の募集・審査は、入学試験合格後に案内されます。代々木高等学校とLoohcs高等学院ともに、奨学金の審査基準は「入学希望者の学習意欲」と「経済状況や家族構成」です。

Loohcs高等学院に偏差値はあるの? 入試内容を解説

偏差値について

結論からいうと、Loohcs高等学院には「偏差値」はありません

Loohcs高等学院の入試には、学力を判定するための入学試験はないので、偏差値は測れないためです。

また、Loohcs高等学院は設立当初から偏差値を重要視しないこと、偏差値で人を判断しないことを理念としています。

出願資格は以下の2つを満たしていることのみです。

中学校を卒業見込みであり、中学校卒業程度以上の言語運用能力をもっている

Loohcs高等学院の渋谷キャンパスでの授業に出席できる

出願時の書類

Loohcs高等学院へ出願するには、以下の書類を用意してください。

  • 各種入学に関する契約書
  • 奨学金に関する希望書 (必要な方のみ)
  • 高校卒業資格の取得に必要となる記入書(必要な方のみ。代々木高等学校(通信制課程)に提出)
  • 調査書(転編入学用)
  • 転学照会・在学証明
  • タテ3cm×ヨコ2.5cmの写真を3枚

以下に、出願から入学までの具体的な手続きを紹介します。

1.出願書類を提出する

「WEB出願」のページから、必要事項を記入して出願すると、原則として3営業日以内に案内メールが届きます。

2.入学試験として、面接と筆記試験を受ける

筆記試験として「問題探究型テスト」または「課題解決型テスト」を選択し、回答します。そのあとに面接です。

3.合格発表

入学の合否は、入学試験から3営業日以内にメールで通知されます。

4.入学手続きをする

先ほど紹介した、Loohcs高等学院への出願に必要な書類を用意し、入学手続きを進めます。

Loohcs高等学院が向いている生徒・向いていない可能性がある生徒

向いている生徒

Loohcs高等学院は、「実行力」「思考力」「協働力」を柱に、頭で考えるよりもからだを通しての学びを重要視している通信制サポート校です。数多くの社会人特別講師も招かれています。

・受験勉強に嫌気がさして、新しい環境に飛び込みたい

・基礎学力に自信がないけれど、進学を目指して自分の可能性を試したい

・ただの暗記の学習ではなく、何かが得られる場所で学びたい

以上のような生徒が、気持ちよく通える学校といえるでしょう。

向いていない可能性がある生徒

Loohcs高等学院は、生きた学習を体験できることが大きな魅力ですが、

・受験戦争を勝ち抜いて難関大学へ進学したい

・座学が得意で、暗記中心の学習がしたい

・学費を安く抑えたい

という生徒には、学習の方向性が違っていると感じられる可能性があります。

進学については、高校卒業資格を取得しての大学・専門学校への進学をサポートしていますが、難関大進学への体制が用意されているわけではありません。事前に学校説明会などに参加をして、希望校に対応しているか確認するようにしましょう。