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N高等学校にはどんな批判がある?N高をおすすめできる人、できない人

学び方のスタイルが多様化する時代のニーズに応える学校として注目を集めているN高等学校をご存じでしょうか。

芸能人やスポーツ選手にも在学生、卒業生がいることもあり、メディアでも取り上げられる機会が比較的多いN高等学校には、好意的な評価も寄せられている一方で、批判的な意見も挙げられています。ここでは、そういった世間的な評価も含めて、N高等学校の特性についてお伝えしてゆきましょう。

N高等学校の公式HP
学費73,000円〜詳細
*通信コース/就学支援金適用時
*通学にかかる費用はキャンパスによって異なります
スクーリング年間5日間~
開講コースネットコース/通学コース/オンライン通学コース/通学プログラミングコース
入学時期4月、7月、10月、1月 ※転入生は随時受け付け
専門授業語学/プログラミング/特進コース(キャンパスによる)
本校所在地沖縄県うるま市与那城伊計 24(入学は全国から可)
キャンパス札幌、仙台、東京(御茶ノ水・秋葉原・代々木・渋谷・池袋・立川・町田)、横浜、大宮、千葉、柏、名古屋、浜松、岐阜、新潟、金沢、大阪(天王寺・梅田・心斎橋)、神戸、姫路、京都、広島、高松、福岡、北九州、鹿児島他
目次

N高等学校に対する批判とはどんなもの?

N高等学校は、他校ではなかなか見られないようなカリキュラムやイベントを取り入れた高校です。その特殊性が注目を集め、批判的な意見が殺到するケースもあります。N高等学校が批判された例にはどんなものがあるのでしょうか。

VR入学式

まず最初に挙げられるのが、VR入学式です。新入生がVRメガネを着用して入学式に臨むという、一風変わったスタイルの入学式で、その珍しさから各種メディアでも盛んに報道されました。報道を目にした人のなかからは、世も末である、教育機関にふさわしくない、といった否定的な意見を述べる人が多数いました。

ネット遠足

また、ネット遠足も批判の的になりました。これは、「ドラゴンクエストX オンライン」のゲームを舞台にして、生徒が制服を着たキャラクターになって参加し、教職員も引率者として参加するというものです。ネット遠足に関しては、子どもの教育にゲームを取り入れるのは不適切、遊びと学びの区別がついていない、オタクっぽくてヤバい、といった批判が殺到しました。

N高等学校に対してなぜ批判が殺到したのか?

N高等学校への批判は、本来的には学校とはこうあるべきだ、という固定観念からの批判が多いです。

従来の学校とは違うのはおかしい、という価値観を持った人が批判を寄せた一方で、新しい教育の在り方として好感を持てると感じた人がいるのも事実です。

通信制高校に対する受け止め方も変化してくるなかで、イベントやカリキュラムが発表された当初と比べると、N高等学校に対する批判は少なくなってきました。新しい時代に合う教育スタイルとして、好意的に受け止めている人が増えていると言えるでしょう。

通信制高校のN高等学校ならではのメリットとは?

N高等学校は、通信制高校にあたります。通信制高校は、全日制高校や定時制高校とは異なり、毎日決まった時間に学校に通学して授業を受ける必要がありません。

通信制のため、ネットを利用して自分のライフスタイルに合わせて勉強を進めるのは、N高等学校で学ぶ大きなメリットです。仕事をしている社会人や、スポーツや芸能活動を行う人など、学業以外に行っていることがある人には適した学校だと言えます。

通信制+スクーリングでの交流

通信制高校の場合、全日制高校や定時制高校と比べると友人に触れ合う機会が少ないものです。N高等学校の場合は、スクーリングが実施されているため、その時に仲間と出会うことができます。スクーリングの日数は、年間に7~9日程度です。スクーリング会場については、N高等学校の本校以外に、全国各地にスクーリング会場が設置されているため、どんな地域に住む人でもスクーリングに通いやすいです。

オンライン/オフラインでのサポート体制

サポート体制がしっかりしている点も、N高等学校の大きな魅力です。生徒ひとりひとりに専門のメンターが付いて指導や相談にあたる制度が整っているため、ひとりひとりの個性や特性に合った対応がしてもらいやすいです。学習面のみならず、生活や将来のことなどについても幅広く相談しやすいのは、N高等学校ならではのメリットと言えます。

オンラインでの学習を通して、パソコンや電子機器に関する知識や興味の幅が広がるのも、N高等学校の魅力です。電子機器の扱いに詳しくなれるので、将来的に職業に生かすこともでき、生徒自身の可能性の開拓にもつながります。

N高等学校のデメリットとは?

N高等学校は、カリキュラムやスケ-ジュールの自由度が高いのが魅力である一方で、デメリットがあるのも事実です。

自律と学習意欲は必須

N高等学校では、自主的に学習に取り組む必要があるため、自分を律する力や学習に対する意欲がないと、挫折してしまいがちです。全日制や定時制の高校であれば、クラスメイトと会う楽しみも感じながら通学し、勉強を続けられます。

しかしながら、通信制で学ぶ場合は、自身で責任を持ってスケジュール管理をする必要が生じます。また、一人で過ごす時間が極端に長いため、必要以上に孤独感を強めてしまうこともあるでしょう。

個性が強いイベントに馴染めるか

また、世間でも批判されがちなN高等学校の独自のカリキュラムやイベントは、個性が強い分、好みが分かれやすいです。ネットやゲームに親しみがある生徒にとっては比較的馴染みやすいかもしれませんが、ゲーム等にさほど関心がない場合は自分には馴染めないと感じてしまう生徒もいることでしょう。

N高等学校がおすすめできる生徒

N高等学校がおすすめの生徒は、自分の意志がはっきりしている生徒です。自身でカリキュラムを選択したり、スケジュールを立てたりすることが必要なので、自分でしっかり物事を決める力を備えていることが求められます。

また、スポーツや芸能といった学業以外に本格的に取り組みたい活動がある生徒にとっては、自由度の高いカリキュラムは大きな魅力でしょう。各界で活躍している卒業生も沢山いるので、学業と他の活動を両立させる上で、大いに励みになるはずです。

N高等学校がおすすめできない生徒

学校での仲間との触れ合いを重視するタイプの人には、N高等学校はおすすめしません。自宅で学習を進めるのが基本のため、休憩時間や放課後の仲間との時間が何よりの楽しみだと感じる人には、あまり適さないと言えます。

他にも、自分で何かを決めるのが苦手だというタイプの人は、自主的に日々の学習に取り組むことに対して、過度の負担を感じてしまうこともあり、N高等学校の学習スタイルは合わないでしょう。

また、ニコニコ動画やゲームなどを取り入れたカリキュラムやイベントが多いので、サブカルチャーに抵抗を感じる人にも、N高等学校はおすすめしないです。

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