代々木グローバル高等学院は、学校法人代々木学園が運営する通信制高校のサポート校です。
東京と大阪、金沢に拠点があり、国内外問わずどの地域からでも入学することが出来ます。
代々木グローバル高等学院の一番の特徴は、英会話を主体とした授業や海外留学によってグローバルな人材を育成していることです。
さまざまな体験を通して生徒一人一人の人間力や主体性を育んでいるため、「将来は海外で活躍したい」方だけでなく「自分のやりたいことを見つけたい」方にもおすすめの学校です。
学費 | 授業料はコースによって異なる |
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スクーリング | 1年に1回程度 |
通学コース | 通学コース |
専門授業 | 英会話(Global Communication)、レポート、基礎学力授業、IL(Integrated Learning) |
所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-8-2(東京校) 大阪府大阪市中央区太郎町2-5-19丸忠第3ビル3階(大阪校) 石川県金沢市南町5-14アポー金沢1F(金沢校) |
代々木グローバル高等学院はどんな学校? 特徴を解説
英語レベルの向上
IELTS(International English Language Testing System)とは、英語のリスニングとリーディング、ライティングとスピーキングの4つの要素で構成される、英語運用能力試験のことです。国際的な試験であり、毎年世界中で350万人以上が受験しています。
大学受験で出願する際に英語テストのスコアの提出が求められますが、IELTSのスコアを導入している学校も多くあります。
代々木グローバル高等学院では、生徒が目指す英語レベルとして、このIELTSのスコアを基準にしています。
国内外の大学に入学するのに必要なスコアの目安は4.5ですが、この学校の留学コースの卒業生は最低でも5.5、グローバルコースの生徒に求められるのは6.5以上です。
目標の達成を目指して、生徒が楽しみながら会話を中心とした実践的な英語を身に着けていけるよう、環境が整備されています。
一人一人に寄り添う学習システム
代々木グローバル高等学院では現地で英語を学びたい、働きながら勉強したいといった一人一人の希望に合った内容での学習コースやサポートを提供しています。
留学ではただ英語を学ぶだけでなく、専門分野の技術や知識などより実践的な内容を学ぶことが出来ます。
また、働きながら通信コースで学ぶ場合にも、家庭教師による個別指導やオンラインでのサポートなどを受けることも可能です。
代々木グローバル高等学院のコース/カリキュラムについて
代々木グローバル高等学院には大きく分けて
- グローバルコース
- DYO(Design Your Own)コース
の2つのコースがあります。
グローバルコース
3年間の高校生活の中で、2度の海外留学を経験できるコースです。短期留学ではなく2年間も海外で過ごします。
1年次はカナダのバンクーバーにある語学学校に通って英語の基礎を身に着け、2年次の留学では12のコースの中から一人一人が選択し、身に着けた英語を活かして学習を進めていきます。
※選べる12コースの例(抜粋)
- 高校留学
- パイロット
- キャビンアテンダント
1年次は「英語を」学び、2年次は「英語で」学ぶわけです。これによりネイティブな英語が身に付きグローバル企業でも通用する英語力を獲得できます。
選べる12のコースには、アメリカでの高校交換留学やビジネスマネジメントプログラムのほか、ダンスやデザインについて学ぶものもあります。
フランス語やドイツ語といった、英語以外の第二外国語を学ぶことも可能です。
DYO(Design Your Own)コース
DYOコースがグローバルコースと大きく異なる特徴は、大まかな型が定まった学習プランではなく自分好みのプランを組み立てられることです。
以下のその他留学コース、通学コース、高卒資格コースなどから自分の目標に必要なコースを選びます。
例えば「英語に集中したいけど海外留学はちょっと…」という生徒の場合は「高卒資格+国内留学」を組み合わせ、「まるまる2年海外はちょっと…」という生徒の場合は「高卒資格+短期海外高校体験」などなど、無理なく自由な選択で理想の高校生活をすごせます。
その他の留学コース
語学研修とアメリカ交換留学コース、正規留学コースと中学からの進学コースがあります。
語学研修では、現地の語学学校で英語を学びながら、補習授業や面談といった個別のサポートによって日本の高校卒業資格を得ることが出来ます。
通学コース
午前中は英会話(Global Communication)、午後からはレポートや基礎学力授業、IL(Integrated Learning)の授業を実施しています。
ILでは、生徒一人一人が社会で生き抜き活躍していけるような人材になることを目指し、必要な力を育んでいます。
ILの授業で行う主な内容は体験授業と一般常識講座、検定資格講座、レクレーションとグループワークです。
高卒資格コース
一般的に思い浮かべる通信制はこちらのコースです。
登校する必要がほぼないので一日の時間の使い方が自由です。この自由な時間を使って趣味を伸ばしたり、アルバイトをしたりと個性を開花させるのに役立つでしょう。
学習サポートとして週に1度、英会話とILの授業にそれぞれ参加することが出来るほか、レポート補修日にレポートでの疑問点を質問することも可能です。
週1回の登校日に通うことが難しい場合でも、家庭教師派遣によって在宅で学習などのサポートを受けることが出来ます。
※家庭教師派遣は別途費用がかかります。
代々木グローバル高等学院の学費は高い?
代々木グローバル高等学院は通信制高校のサポート校であるため、この学校の学費と通信制高校の学費を両方支払う必要があります。
この学校は代々木高等学校だけでなくルネサンス高等学校とも提携しているため、この学校に入学する際は2校のうちのどちらかにも同時に在籍することになります。
それぞれに必要な学費(就学支援金の適用前)は以下の通りです。
- 代々木高等学校:入学金10,000円+授業料(1単位あたり)11,000円+教科書代10,000円+登録手数料2,000円+諸雑費1,100円
- ルネサンス高等学校:入学金50,000円+授業料(1単位あたり)10,000円+施設設備費20,000円+教育関連諸費60,000円+スクーリング費65,000円
代々木高等学校で1年間に25単位を履修する場合、学費は298,100円になります。
また、ルネサンス高等学校で25単位を履修する場合に必要な学費は445,000円です。
しかし、通信制高校では国から就学支援金が支給されるため、学費の負担を軽減させることが出来ます。
1単位あたり4,812円が支給されますが、それぞれの家庭の経済状況に応じて加算される場合もあります。
代々木グローバル高等学院には上記の通り4つのコースがあり、学習に必要な学費もコースによって異なります。
入学金は110,000円とされていますが、通信コースには不要で、推薦入試の場合は免除されます。
留学に必要な費用はアメリカでの交換留学の場合は14,500ドル~25,000ドル、正規留学の場合は留学先や期間によって180万円~800万円です。
よって、通信制高校とサポート校の両方を合わせた学費の平均が45万円~105万円であるのに対して、代々木グローバル高等学院の学費は「コースによっては高い」と言えます。
しかし、実践的な英語の学習や海外への留学に必要な費用も含まれていることも考えると、妥当であると言えるでしょう。
代々木グローバル高等学院のサポート体制ってどう?
代々木グローバル高等学院では、生徒の学習面と生活面との両方に対するサポート体制が整えられています。
学習面でのサポート
高校卒業に必要なレポートの作成やスクーリングでの指導はもちろん、単位を修得するための単位認定試験に対しても対策、指導しています。
留学コースでは、海外に滞在しながら日本の高校で学ぶ内容も学習できるので、卒業後の進路の幅が広がります。
生活面でのサポート
代々木グローバル高等学院ではただ勉強を教えるだけでなく、生徒の生活面やメンタルも支援し、学校生活をサポートしています。
生徒はそれぞれの担任やカウンセラーに対して、悩みや不安を相談することが出来ます。
生徒だけでなく、保護者からの相談にも対応可能です。
代々木グローバル高等学院のメリット(向いている人)
代々木グローバル高等学院に通う一番のメリットは、やはり「実用的な英語を学習できる」ことでしょう。
上記の通り、留学先でも日本の高校で必要な内容を学べるので、帰国後の学習の遅れなどの心配もありません。
ただ英語を学ぶだけでなく、英語を活かしてそれぞれの分野のより専門的な技術や知識を習得できるという点も魅力的です。
- 海外の学校に留学したい
- 将来は英語を活かした職業に就いて活躍したい
といった人に向いていると言えます。
代々木グローバル高等学院のデメリット(向いていない人)
代々木グローバル高等学院を選ぶメリットとして挙げた「実用的な英語を学習できる」という点は、言い換えればデメリットであると言えます。
この学校ではコースによっては英語に対して高いレベルが要求されるので、英語の学習に意欲的に取り組む必要があります。
- 英語の学習に対して苦手意識がある
- 仕事に英語を活かすつもりはない
という人には向かないでしょう。