発達障害に理解がある福井の通信制高校
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- 子どもの発達障害、どんな高校を選ぶべき?
- 発達障害に理解のある福井県内の通信制高校は?
- 発達障害サポートが手厚い学校選びのコツは?
この記事は、「福井で発達障害/グレーゾーンの生徒を受け入れてくれる高校を探している人」向けに書いています。
発達障害を抱えていると、高校へ進学するのは難しいと考えている人もいるのではないでしょうか。
そんなときには、通信制高校へ入学するという選択肢も考えてみてください。
福井には、発達障害へのサポート体制がある通信制高校も多いです。こちらの記事では、発達障害に理解がある福井の通信制高校を選ぶコツを解説します。
発達障害の生徒が通信制高校に向いている理由
福井県では、少子化などの影響で高校の統廃合が進んでいます。例えば、各市町村にある複数の職業科高校を統合したり、学科配置を見直すなどの動きが広がっています。
また福井市では、中高一貫教育制度を取り入れる高校も出てきています。
それらの取り組みは、学業に重きを置くことがメインの場合が多く、必ずしも生徒一人一人のパーソナリティや学習面での弱点を考慮したものとはなっていないようです。そのため、特に発達障害の生徒は高校選びを慎重にしたほうが良いといえます。
通学時間はムダな時間
地域に高校が少なくなると、進学したい高校までの通学時間が増えることが考えられます。
学校が近ければ、放課後の時間を自主学習や部活、趣味などに打ち込むことができますが、通学時間が長く、通学手段が限られる地域では、学校に行くだけで手いっぱいになってしまうかもしれません。
また、学校が少ないことで、自分に合う高校選びが難しくなることも予想されます。
こだわりが強い、集団行動が苦手などの特性がある発達障害やグレーゾーンの方は、自分のペースで楽しく学校生活を送るためにも、通学時間や学ぶ内容を考慮した高校選びが大切です。
全日制だけではなく通信制も視野に入れよう
福井県で発達障害やグレーゾーンの方が高校を選ぶ場合は、必ずしも全日制など通学にこだわる必要はなく、通信制高校も視野に入れてみましょう。
通信制高校では、毎日登校しなくても、自宅などで自分のペースで学習が進められるメリットがあります。
また、通常の普通科や職業科では味わえない学びを取り入れる通信制高校もあり、発達障害やグレーゾーンの方それぞれの長所を引き出すことにもつながっているようです。
今まで見つけ出すことができなかった強みを発見できれば、大学や専門学校への進学先や、就職先を決める際にも役立つはずです。
福井で発達障害に理解のある通信制高校の選び方
何ができて何ができないのかを把握すること
発達障害やグレーゾーンの方は、生活や勉強の面で得意分野と不得意分野がはっきり分かれる傾向にあります。
そのため、まずは親御さん自身がお子さんの特性とともに、強みや弱点を把握して、順応しやすいと思われる通信制高校を選ぶことが大切です。
多様性を認めるようになってきた現代では、発達障害やグレーゾーンの方の能力に着目して、適性のある仕事を提供する動きが広がっているので、得意分野や強みを伸ばすことに力を入れている通信制高校を選ぶことができるかもしれません。
カウンセラーがいるかどうか
他の方と異なるパーソナリティを持つ人には、よき理解者の存在が不可欠です。
そのため、発達障害やグレーゾーンの知見がある臨床心理士やカウンセラーがいるかどうかも、考慮することができます。
専門家を配置している通信制高校では、生徒一人一人に細かいサポートをしてくれる可能性が高いので、学習面でネックになっていることを解決したり、対策を考えるなどの柔軟な対応が期待できます。
福井県では大都市圏ほど通信制高校が多くないので、どうしても選択肢が少なくなります。
お子さんの特性を意識し、通学する場合の学校の場所や登校日数の目安を把握しつつ、一年間にかかる学費などのバランスも考えて、通信制高校を選ぶとよいでしょう。
福井で発達障害を受け入れ可能な通信制高校は?
福井でおすすめの通信制高校「福井県立道守高等学校」
年間学費 | 4万円~ |
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通学コース | 日曜コース、日曜コース+月曜日スクーリング |
住所 | 福井県福井市若杉町35-21 |
福井県立道守高等学校は、福井市内にあった定時制高校や通信教育部のノウハウを生かして、昭和46年に定時制・通信制の教育モデル校として誕生しました。
生徒の意欲と笑顔、達成感を増やすことを目標にして、生徒が興味や関心を持つ講座を選択できるようになっているのが特徴で、何より公立高校であることが特徴です。
また、社会とつながりを大切にし、社会で生きていくことをめざし、主体性を持った学校づくりを進めています。発達障害やグレーゾーンの生徒は、自分の能力や適性を活かしつつ、社会で生活していくための具体的な目標を設定するのに役立つことでしょう。
こちらの学校の学習過程は、普通科での日曜日のスクーリングに加え、3年間で卒業が可能になるよう月曜日のスクーリングを行っています。
また、水曜日には希望者に学習支援を行っていているため、発達障害やグレーゾーンの生徒は学習の仕方や進め方などを気軽に相談しやすいのがメリットです。生徒は福井県内全域から通ってきており、福井駅からスクールバスで登校することができます。
福井でおすすめの通信制高校「星槎国際高等学校福井学習センター」
年間学費 | 29万5千円〜 |
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通学コース | 週2日コース、週3日コース、月1・2回のスクーリング+レポート学習 |
住所 | 福井県福井市若杉4丁目2618 |
星槎国際高等学校は、単に高校卒業資格を得るだけでなく、体験学習や社会体験の機会を多く設けています。
自発的に行動する力や思考力が身につくような学びのコースがあるので、中学時代に不登校気味だった発達障害やグレーゾーンの方が、明るく前向きに学校に通うようになったというケースもあるようです。
そして、生徒の自主性を重んじる校風を大切にしつつ、推薦入学が可能な大学や専門学校も多く設けているので、生徒のモチベーションを維持するのに役立ち、毎年の卒業率が90%を超えています。
こちらの通信制学校の通学スタイルは、週2日を基本とし、最大週5日登校することも可能です。また、スクーリングを極力少なくして、レポートによる自習を行う一般的な通信制過程を選ぶこともできます。
その柔軟な教育課程から、スポーツや芸能分野で活躍する生徒も多く在籍しています。社会とのかかわり方を模索する発達障害やグレーゾーンの方は、良い刺激を期待できるでしょう。
福井でおすすめの通信制高校「鹿島学園高等学校」
年間学費 | 21万6千円〜 |
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通学コース | 週2日~5日制、週1日制、自宅学習制 |
住所 | 茨城県鹿嶋市田野辺141-9(入学エリアは全国) |
鹿島学園高等学校では、発達障害やグレーゾーンの方など、学習面でトラブルを抱えている生徒への専門の教育課程を設けています。福井県内には学校はありませんが、全国に22か所ある学習センターを利用することができます。
年間で数日程度のスクーリングのみで卒業することも可能で、ネットによる指導や家庭教師制度を使って学びを進めることもできるようです。
こちらの学校では、みんなが同じペースで学ぶ必要はないとして、一人一人の状況に合わせた個別指導を重視しています。
精神保健福祉士やカウンセラーが在籍していて、人とのかかわり方のコツを学べるよう教職員が働きかけているので、発達障害やグレーゾーンの方の親御さんも安心できるに違いありません。
こちらの学校の際立った特色は、10以上の専門分野を学ぶオプションコースがあることです。アニメやファッション、デザインや美容分野などの学習過程が設けられているので、興味やこだわりが強い発達障害やグレーゾーンの方は、個性を活かす学びができるでしょう。
通信制高校に進学する、という選択肢を知ろう
発達障害があると高校に通うのは難しいと諦めている生徒や保護者もいるでしょう。ですが、通信制高校という選択肢があります。
発達障害に体するサポートが充実していたり、就労に対しての相談に乗ってくれるところもあるので、まずはそれぞれの高校の特徴を調べて、無理せずに通えるところを探すようにしましょう。