通信制高校では、自由なカリキュラムを組める利点を活かして、
・アニメーターや漫画家になりたい
・プロのダンサーとして活躍したい
・美容師になるため早く専門を勉強したい
といった、自分のやりたいことが学べるプログラムを用意している学校が増えています。
ただ、学校によっては「専門は学べるけど年数回のトライアル」みたいなこともあるので注意も必要です。この記事では、やりたい専門分野が決まっている人向けの学校選びをまとめています。
通信制高校を検討している
すべての家庭に読んでほしいこと
「通信制入ったけど子どもが辞めた」
全日制と比較して自由に学べると評判の通信制高校ですが、中には失敗したという声もあります。
その後悔の声は「学校と合わなかった」に集約されます。
不登校支援がある学校を選べば良かった
「通信制高校は不登校生徒を受け入れてもらえる」という安易なイメージで選ぶんじゃなかった。自主学習が基本、不登校生徒へのサポートはなし、やる気がある人だけ引き上げるという感じ。不登校支援がある学校、時間かけて選べば良かったなあ
学費の安さで公立を選んで失敗
通信制高校ならどこも一緒でしょと、公立を選んだら大失敗。家から遠いし、週2日は通わないと単位取れないし、勉強もつまらない。3年間とても保ちそうにない…。
近所にあるから、学費が安いから、そんな理由で比較をせずに選んでしまうと、学校と合わずに辞めてしまうことも多いです。
後悔しないためには、通学エリアにある学校を3~5校比較するのは必須。
通信制高校の一括資料請求サービスを活用すれば、住所を入力するだけで、通学エリアにある学校のパンフレットを簡単に取り寄せることができます。
学校のパンフレットを見比べるだけでも特徴はわかりますし、「この学校だけは違うな」と取捨選択もできます。
簡単に取り寄せることができるので、通信制高校の比較がまだできていない家庭は、利用してみてください
「専門スキルが学べます」という通信制高校の注意
学校のHPやパンフレットに「アニメや漫画、ダンスなどの専門が色々学べます」と書いてある通信制高校は多いのですが、
実は学校によって、専門を学べる時間数や日数、取得できる資格や講師の質、設備の善し悪しはかなり違います。
これは酷い例なのですが、、、
「アニメ制作について勉強できますよ」
と学校説明会で聞いていたのに、実際に入学してみたら年に数回の特別授業のひとつでしかなかったという話もあります。(ちなみにその生徒は、2ヶ月ほどで中途退学してしまったそうです)
現役のプロの講師に、毎週決まった時間に本格的に指導を受けることができる通信制高校もあれば、このように、年に数回の「トライアル」という形でしか専門授業を受けられないこともあります。
通信制高校が「その専門科目をどれだけ重要視しているか」によってカリキュラムが変わりますので、必ず事前に確認をするようにしましょう。
専門スキルを学ぶことができる通信制高校の選び方
専門授業の質や量を確認するためには、次の項目を、主に学校説明会の場で確認するようにしましょう。
1.どのレベルの専門を学ぶことができるのか?
2.専門授業は週何時間あるのか?
3.施設や講師の質はどうか?
という3点です。
1.どのレベルの専門を学ぶことができるのか
就職に役立つ資格取得までをすることができるコースなのか、年に数回の「トライアル」で学ぶことができる程度なのかを確認しましょう。
2.専門授業は週何時間あるのか
カリキュラムは通信制高校によって変わります。同じアニメの授業でも、毎日行うところもあれば、週1回、課外授業的に行うところまで様々です。
学校説明会などに参加をして、授業スケジュールをみせてもらうようにしましょう。
3.施設や講師の質はどうか?
通信制高校は、学校単位では「アニメ」や「美容」に力を入れていても、自分が通うキャンパスには、希望する設備が整っていないこともあります。そのため、「通学圏内のキャンパスの設備や講師はどうか」を必ずチェックするようにしましょう。
たとえば、「クラーク記念高等学校 秋葉原ITキャンバス」は、プログラミングやアニメ、声優、ゲームなどの専門授業を学ぶことを目的に作られたキャンパスです。
立地も、この分野を学ぶのに最適な秋葉原に位置し、プロも利用する収録施設「秋バラクラークスタジオ」を利用することができる他、初歩から高度なデジタルツールの利用まで学ぶことができます。
専門授業に力を入れている通信制高校例
専門授業に特に力を入れている通信制高校の事例をいくつかご紹介していきます。
1.ヒューマンキャンパス高等学校
学費 | 102,000円〜(詳細) *通信コース/就学支援金適用時 *通学にかかる費用はキャンパスによって異なります |
スクーリング | 専門コース:週3~5日 専門チャレンジコース:週1~5日 通学コース:週1~5日 通信コース:年10日程度 |
開講コース | 専門コース:専門科目を最も多く学ぶことのできるコース 専門チャレンジコース:高校の学習に加え、好きなことを一つプラスして学ぶコース 通学コース:週1〜5日で通学日数を選べるコース 通信コース:自宅での学習をベースとするコース |
入学時期 | 新入学:4月 10月 / 編入転入:随時 |
本校所在地 | 千葉県茂原市緑ケ丘 1-53 |
学習センター所在地 | 室蘭/札幌駅前/札幌大通/旭川/仙台駅前/秋葉原東/新宿/高田馬場/川崎/横浜西口/宇都宮/大宮東口/高崎/十日町/魚沼/新潟/富士河口湖/静岡駅前/名古屋駅前/大阪心斎橋/京都四条通/神戸三宮/広島八丁堀/福岡天神 |
「ヒューマンキャンパス高等学校」は、デザイン・ファッション・タレント・ミュージシャンなど、選ぶことのできる専門コースが20種類以上も用意されている通信制高校です。
専門学校運営では国内最大手の「ヒューマングループ」が母体となっているので、各分野のプロ講師からかなり実践的な授業が受けられます。医療や美容分野の専門資格を在学中に取得することができる仕組みが整っています。
2.インターナショナルメディア学院高等部
声優を目指す人専門の通信制サポート校「インターナショナルメディア学院高等部」は高卒資格取得をめざしながら、声と演技の勉強をすることができる通信制高校です。
ここは「ドラゴンボール」のベジータ役などの声優を務めた堀川りょうさんが学院長を務めており、声優をめざす生徒に向けて本格的な演技指導、発生指導、オーディション指導などを行っています。アフレコ施設もかなり本格的で、学校訪問をするとビックリされるはずです。
3.バンタンデザイン研究所高等部
学費 | 1,120,000円〜(詳細) *通信コース/就学支援金適用時 *通学にかかる費用はキャンパスによって異なります |
開講コース | ファッション学部 ヘアメイク学部 デザイン学部 映像学部 スポーツ・デザイン学部 |
入学時期 | 新入学:4月 10月 / 編入転入:随時 |
キャンパス | 東京/大阪/名古屋 |
通信制高校によって強み・特徴が違う。学校選びは慎重に!
通信制高校は大きく、
1.高校卒業資格の習得を目指す学校
2.卒業資格に加えて、専門スキルを学ぶことができる学校
の2つに別れます。
高卒資格の習得を目指す学校の「専門授業」は、トライアルコースなど、生徒の視野を広げるための授業であることも多いです。
そのため、
漫画家になりたい、アニメーターになりたい、美容の勉強会したいと、すでに進路が決まっている人は、本格的に授業を受けることができる通信制高校を選ぶようにしましょう。
専門授業を学ぶ=通学することになりますので、まずは通える範囲内にどんな通信制高校があるのか検索・パンフレットを取り寄せることからはじめてみましょう
おまけ:専門課程に特に力を入れている通信制高校まとめ
広域制(全国に学習センターやキャンパスがある)の通信制高校で、特に専門スキルの修得に力を入れている学校をまとめてみました。
ここに掲載されている高校は一部ですので、あくまで参考程度にご覧ください。
ダンス・芸能 | 鹿島学園高等学校|クラーク記念国際高等学校|星槎国際高等学校|日本ウェルネス高等学校|代々木高等学校|ルネサンス高等学校|KTCおおぞら高等学院 |
---|---|
音楽 | 鹿島学園高等学校|星槎国際高等学校|日本ウェルネス高等学校|日々輝学園高等学校|代々木高等学校|ルネサンス高等学校|KTCおおぞら高等学院|聖進学院|東京国際学園高等部 |
スポーツ | 学芸館高等学校|鹿島学園高等学校|星槎国際高等学校|日々輝学園高等学校|KTCおおぞら高等学院|中央高等学院|東京国際学園高等部|東京療術学院高等部|トライ式高等学校|代々木高等学校 |
ファッション・美容 | 鹿島学園高等学校|星槎国際高等学校|日本ウェルネス高等学校|代々木高等学校|ルネサンス高等学校|聖進学院 |
アニメ・漫画・声優 | 星槎国際高等学校|代々木高等学校|KTCおおぞら高等学院|東京文理学院高等部|代々木高等学院|トライ式高等学校 |
動物・ペット | 鹿島学園高等学校|クラーク記念国際高等学校|KTCおおぞら高等学院 |
美術・デザイン | 鹿島学園高等学校|星槎国際高等学校|日本ウェルネス高等学校|日々輝学園高等学校|北海道芸術高等学校|代々木高等学校|KTCおおぞら高等学院|代々木高等学院 |
介護・福祉 | 学芸館高等学校|鹿島学園高等学校|クラーク記念国際高等学校|星槎国際高等学校|つくば開成高等学校|日々輝学園高等学校|代々木高等学校|KTCおおぞら高等学院|聖進学院|中央高等学院 |
通信制高校を検討している
すべての家庭に読んでほしいこと
「通信制入ったけど子どもが辞めた」
全日制と比較して自由に学べると評判の通信制高校ですが、中には失敗したという声もあります。
その後悔の声は「学校と合わなかった」に集約されます。
不登校支援がある学校を選べば良かった
「通信制高校は不登校生徒を受け入れてもらえる」という安易なイメージで選ぶんじゃなかった。自主学習が基本、不登校生徒へのサポートはなし、やる気がある人だけ引き上げるという感じ。不登校支援がある学校、時間かけて選べば良かったなあ
学費の安さで公立を選んで失敗
通信制高校ならどこも一緒でしょと、公立を選んだら大失敗。家から遠いし、週2日は通わないと単位取れないし、勉強もつまらない。3年間とても保ちそうにない…。
近所にあるから、学費が安いから、そんな理由で比較をせずに選んでしまうと、学校と合わずに辞めてしまうことも多いです。
後悔しないためには、通学エリアにある学校を3~5校比較するのは必須。
通信制高校の一括資料請求サービスを活用すれば、住所を入力するだけで、通学エリアにある学校のパンフレットを簡単に取り寄せることができます。
学校のパンフレットを見比べるだけでも特徴はわかりますし、「この学校だけは違うな」と取捨選択もできます。
簡単に取り寄せることができるので、通信制高校の比較がまだできていない家庭は、利用してみてください