発達障害に理解がある千葉県の通信制高校
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- 子どもの発達障害、どんな高校を選ぶべき?
- 発達障害に理解のある千葉県内の通信制高校は?
- 発達障害サポートが手厚い学校選びのコツは?
この記事は、「千葉で発達障害/グレーゾーンの生徒を受け入れてくれる高校を探している人」向けに書いています。
発達障害を抱えていると、高校へ進学するのは難しいと考えている人もいるのではないでしょうか。
そんなときには、通信制高校へ入学するという選択肢も考えてみてください。
千葉には、発達障害へのサポート体制がある通信制高校も多いです。こちらの記事では、発達障害に理解がある千葉の通信制高校を選ぶコツを解説します。
発達障害の生徒が通信制高校に向いている理由
朝に弱い人でも安心
発達障害を持つ生徒が通信制高校を選ぶべき理由には、学校の授業開始時間が遅い学校が多いことが挙げられます。
発達障害を持つ子どもは体のコントロールが苦手なゆえに呼吸が浅いなどの理由で眠りが浅くなりやすく、朝に弱い子が多いです。
集中力が低下した状態で学校に行ったとしても、ただ眠くてぼーっとしているだけで授業が頭に入らなくなってしまいます。
授業が理解できない状態が続いていると、学校にも足が向かなくなってしまうでしょう。
そこで授業開始時間が遅い学校なら、ゆっくり休息を取り、しっかり目が覚めた状態で学校に行けるので、勉強にも身が入ります。
単位制なら出席日数不足にならない
また、通信制高校は単位制を採用している学校が大半であることも大きなメリットです。
発達障害を持つ子は朝起きれなかったり、気分の波が激しかったりして、遅刻や早退、休みを繰り返してしまう子も少なくありません。
それ故に出席日数が足りず留年して一つ下の学年に馴染めず最終的には退学するケースがよく見受けられます。
単位制なら自分のペースで課題に取り組み、調子の良いときにスクーリングすれば問題ありません。
そのため、ストレスを溜めずに学校に通えます。
ひとりひとりの事情を考えてくれる
そして、一人ひとりの事情を汲み取り、踏み込みすぎない人間関係が築けるのも通信制高校の魅力です。
通信制高校にはいじめなどで不登校になってしまった人、社会人になってから高卒資格を取ろうとする人など、様々な事情を抱えた人が集まっています。
そのため、多少の事情を周りに話さなくても友達が作れます。
この理由から通信制高校をあえて選ぶ発達障害の生徒も多く、通信制高校は発達障害のある生徒に対する理解を得るためのインクルーシブ教育を行っているところも増えているので、周りからフォローしてもらえる環境で学べるのも通信制高校のメリットです。
千葉で発達障害に理解のある通信制高校の選び方
専門のスタッフがいるところを選ぶ
発達障害を受け入れてくれる通信制高校を選ぶコツは、臨床心理士やカウンセラーなど、発達障害の特性を理解し、本人の相談に乗ってくれる人がいることです。
高校生になると生徒自身も思春期に入り、親と距離ができる子が増えます。
また、発達障害を持つ子どもの中には自分の言葉を言語化することに苦手意識を持っている子も少なくありません。
それ故に問題が起こった際に必要以上に事が大きくなってしまうこともよくあります。
そこで手軽に相談できる第三者が学校にいることで、困りごとを早期解決し、本人がストレスなく学校生活を送ることができます。
通学しやすいところを選ぶ
もう一つ大切なのは、本人が無理なく通える距離であることです。千葉はベッドタウンという特性のある地域なので、特に通学時間が通勤ラッシュと被る可能性も高いでしょう。
発達障害の中には、ADHDで多動があり長時間じっとしているのが苦手な子や、感覚過敏で人がたくさんいる場所にいることが苦痛な子もいます。通学時間が長時間化してしまうと学校に足が向かなくなってしまう可能性があります。
したがって、できれば電車に乗る時間は30分以内、長くても1時間以内に収めましょう。通学時間が長くなる可能性がある場合はできるだけ乗り換えの無い場所にある学校を選ぶのがおすすめです。
千葉で発達障害を受け入れ可能な通信制高校は?
千葉県内の通信制高校で発達障害支援がしっかりしている学校をピックアップしてご紹介します。
千葉でおすすめのサポート校「興学社高等学院」
年間学費 | 95万円 |
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通学コース | 総合進学科、特進科、リベラルアーツ科 |
住所 | 松戸市新松戸4-35 |
興学社高等学院は千葉県松戸市にある通信制高校です。運営元の興学社学園は放課後デイサービスも運営しており、発達障害への理解のあるスタッフが集まっています。
興学社高等学院では、発達障害を持つ生徒もしくはグレーゾーンで正式に発達障害と診断されていない生徒もWISC-4を受けることが可能です。
WISC-4の結果に基づいて本人の得意不得意を把握し、それに基づいたカリキュラムを組んでくれるので、ストレス無く授業を受けられます。
また、興学社高等学院では全生徒を対象にSSTを実施。特にコミュニケーションに苦手意識のあるASDの生徒でも、これから社会に出るにあたって必要なコミュニケーション能力を育むことができます。
千葉でおすすめの通信制高校「わせがく高等学校」
年間学費 | 30万円〜 |
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通学コース | 全日型、通学型、自学型 |
住所 | 香取郡多古町飯笹向台252-2 |
わせがく高等学校は有名予備校「早稲田予備校」が母体の通信制高校です。千葉県香取に本校を持ち、柏、勝田台、西船橋、稲毛海岸と千葉県内に多くのキャンパスを持ちます。
通信、週2、週5の3つのコースが用意されており、コースの変更も手軽にできるのがわせがく高等学校の魅力。学校に通い始めて馴染めてきたと感じたら週2から週5に変更するなどして自信をつけることができます。
発達障害を持つ生徒は集団生活に対して苦手意識を持っている人が多いですが、やはり社会に出たら集団生活は避けて通れません。そこで徐々に集団で生活を送ることができるように、本人の得意な科目は集団で、苦手科目は個別でなど柔軟な授業スタイルで対応してもらえます。
また、わせがく高等学校は本人の学ぶ意思も積極的に応援。予備校の早稲田予備校と提携しており、割引価格で受講できるので大学受験対策も安心です。
千葉でおすすめのサポート校「千葉YMCA学院」
年間学費 | 30万円〜 |
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通学コース | スタンダードコース、グローバルコース、健康スポーツコース、進学コース、マイスペースコース、Yチャレンジコース |
住所 | 千葉市中央区富士見2丁目5-15 |
千葉YMCA学院は千葉市中央区に位置する通信制高校です。不登校や発達障害に対する支援体制が整っており、中学からの振り返りを行うマイスペースコース、不登校児の支援を行うYチャレンジコースがあります。
千葉YMCA学院の魅力は、人間関係トレーニングに力を入れている点です。
YMCA学院には発達障害の有無に問わず、過去に人間関係でトラブルがあった、学校でいじめに遭ったなどといった事情を抱える生徒が集まっています。そこで週に人間関係トレーニングの授業の枠を1〜2時間設け、コミュニケーション能力の向上を目指します。
発達障害に適した通信制高校を選ぼう
発達障害があると高校に通うのは難しいと諦めている生徒や保護者もいるでしょう。ですが、通信制高校という選択肢があります。
発達障害に体するサポートが充実していたり、就労に対しての相談に乗ってくれるところもあるので、まずはそれぞれの高校の特徴を調べて、無理せずに通えるところを探すようにしましょう。