通信制高校は学校によって出願期間が変わり、長い学校では3月末〜4月末まで受け付けている学校もあります。
この時期から通信制高校への入学を考えるなら、通学圏内にある学校資料をまとめて取り寄せ、出願を受け付けている学校があるかをまず探しましょう。早い学校は翌日には願書や資料が届きます。

*受験にあたっては「説明会参加が必須」という学校もあります。受験間際で焦らないよう、入学願書は今すぐ取り寄せ確認しましょう!
この記事では、渋谷市内で通うことができる通信制高校とサポート校について、主に学費が安くておすすめな学校情報をまとめています。
渋谷市の通信制高校には私立だけがありますが、公立の通信制高校に通おうと思うとスクーリングがしにくい場合もあります。
渋谷市の私立通信制高校は学費が高いイメージがあるかもしれませんが、国から支給される「就学支援金」を差し引けば、年間数万〜10万円以内で通学できる学校も多いです。
そのため、まずは通える範囲内にある学校の中から、学費の安い通信制高校を探していくのがおすすめです!
渋谷区内の通信制高校事情(公立/私立)
渋谷区は言わずと知れた東京の大都市であり、街には若者の姿も多く見られ、今なお発展を続けている非常に活気がある街です。
そのような背景を持ち、交通の便も良い渋谷には数多くの通信制高校が集まっています。
また音楽やファッションなど若者文化の最先端が集まる街でもあるので、美容関係やエンターテイメント関係などの学校もあるのが特徴です。
卒業後の進路として国公立私立の四年制大学への進学率は約18%と全国平均とほぼ同じ数値でした。
専門知識を学ぶために卒業後に、専門学校へ通う生徒は約19%、就職率は約21%でした。
いずれも全国平均と大差が無い事から、渋谷にある通信制高校が、進学を目指すための特進クラスや専門分野を学べるコースなど、様々なコースがバランス良く設置されていることが分かります。
渋谷区内の公立の通信制高校
東京都立新宿山吹高校

渋谷区にあるわけではないですが、すぐ近くの新宿区には公立の東京都立新宿山吹高校があります。
都立の通信制高校は全部で3校しかなく、他には千代田区と立川市にそれぞれ1校あります。
都立なので私立高校に比べると学費は安く設定されています。
都立の通信制高校の入学金は500円です。また一単位当たりの履修に必要な受講費は336円となっています。
さらに家庭年収が910万円に満たない場合は、受講費が実質無料になります。
この金額であれば都内でもかなりの世帯が含まれると思われ、少しでも安く通信制高校に通いたい人にとってはとても理想的です。
都立の通信制高校の入試は(英数国を統合した60分程度の)学力検査と調査書によって行われます。
学費の安さのみならず新宿という好立地もあって、かなりの人気上位校となっています。
志願者や倍率も例年かなり高く、入試で良い成績を収めない限り合格は難しいと言えるでしょう。
また、入学後も週1回の通学やテスト、レポートの提出が求められ、それらをしっかりとこなさなければ卒業資格を得ることが出来ません。
そのためきっちりと学習の習慣を身に付けなければ、付いていくのは難しいと思います。
渋谷区の私立の通信制高校
渋谷区には8校の私立の通信制高校があります。その他に渋谷に教育拠点を置く通信制高校やサポート校など数多くの学校があります。
通信制高校を選んだ生徒は、アニメ関係や美容関係の専門コースに進み、そこで学んだ分野の専門性をさらに高めるために卒業後に専門学校に進む生徒もおります。
また公立大学入試を先生に勧められて受験して見事合格した生徒や、技術系のコースに進みそのままその分野で就職できた生徒など、十人十色の卒業後の進路があり、全員が夢に向かって進んでいます。
公立の通信制高校ほどではないですが、学費が安い私立の通信制高校もあります。
しかしサポート校は他の通信制高校に比べて、通信制高校+サポート校の費用を負担しなければならず、少々高めに設定されています。
1.鹿島学園高等学校
鹿島学園高等学校は、東京に40個以上ものキャンパスを持つ大きな通信制高校です。
その内の一つ渋谷キャンパスでは、週1回~週5回の登校回数を自分で選ぶ事が出来ます。
入学金は約5万円で、一単位当たりの授業料は約7千円です。
おおよその年間学費の目安は216,000円と、他の私立通信制高校と比べると安い水準と言えます。
一般的に通学日数が多いほど、また専門性が高いコースを選ぶほど学費が高くなる傾向にあります。専門コースの中には、デザイン、美容・エステ、アニメ・マンガ・声優などがあります。
詳しくは、学校のパンフレットを取り寄せて調べてみましょう。

2.ヒューマンキャンパス高等学校
数多くの専門コースを抱えるヒューマンキャンパス高等学校は、メイク・美容関係などの専門コースが充実しています。
現役トップアーティストから直接プロの技術を学べたり、業界の就職につなげられる強力な就職サポートも魅力的です。
また、就学支援金の対象校でもあり、支援を受けることで比較的安く通学できることも大変魅力となっています。
入学金1万円、1単位当たりの授業料は8500円です。
一般通信コースは年間約30万円ほどですが、専門コースを選択すると年間70万円を超える場合もあり、事前にパンフレットなどで良く調べておくことをお勧めします。

3.ルネサンス高等学校
ルネサンス高等学校は渋谷区にもキャンパスを持つ通信制高校です。
場所や時間を選ばずに自分のスタイルで自由に学習できるのが特徴で、中でもタブレットを活用しての授業や、レポートの提出をするようになるため、入学者全員にタブレットが配布されます。
自分の好きな事に時間を使いながら高校を卒業することが出来、もちろん卒業時には高校卒業資格が与えられます。
インターネットを活用した個人指導が魅力的で、個人で自由に学習を進められるため、難関大学への合格者も多数輩出しています。
また芸能活動やスポーツなど、それぞれの夢を追いかけながら勉強する生徒もおり、学ぶ楽しさを知りながらなりたい自分になる、そんな人を応援してくれる学校です。
ルネサンス高等学校は就学支援金制度の対象となっていますので、非常に安く学校に通うことが出来ます。
この制度を使えば、入学金5万円、授業料約13万円、諸経費約15万円で年間33万円程度で学校に通えます。
就学支援金はご家庭の経済状況によって変わるので、詳しくは学校に問い合わせてみることをお勧めします。

自分に合った通信制高校の資料を取り寄せよう
渋谷エリアにおいて学費が安い通信制高校を紹介してきました。
公立と私立がありますが、就学支援金によって私立の授業料も全額免除される学校がほとんどで、学費負担は以前よりもラクになりました。
そのため、公立・私立に限らず、
「通学圏内にある、自分が気に入った通信制高校」
を選んでいくのが、通信制高校選びの第一歩となります。

また、通信制高校は完全な通信コースではなく、週1日でも通学をして、授業がわからない箇所を質問したり、進路について相談できたほうが、高校卒業率は高くなります。
まずは通える範囲にどんな学校があるかをリストアップして、資料請求をするところからはじめてみましょう!
通信制高校は学校によって出願期間が変わり、長い学校では3月末〜4月末まで受け付けている学校もあります。
この時期から通信制高校への入学を考えるなら、通学圏内にある学校資料をまとめて取り寄せ、出願を受け付けている学校があるかをまず探しましょう。早い学校は翌日には願書や資料が届きます。

*受験にあたっては「説明会参加が必須」という学校もあります。受験間際で焦らないよう、入学願書は今すぐ取り寄せ確認しましょう!