2024年度最新版!学費が安い通信制高校ランキング|全国から入学できる43校の学費を一挙掲載

学費の安い通信制高校ランキング(2024年)

全国(47都道府県)から入学可能な私立広域通信制高校・全43校の「通信コースの学費」をランキングにまとめました。学校リストは「広域通信制高等学校の一覧(文部科学省調査)」より抜粋しています。

学費が安い通信制高校としては公立通信制高校もありますが(年間学費は4-5万円程度)、公立の通信制高校は県内に1-2校しかないため、単位取得に必要なスクーリング(週1日程度)の交通費が予想以上にかかってきます。

私立通信制高校は高いイメージがありますが、国から支給される就学支援金を差し引けば、年間5-10万円程度で通える学校も多いです。

学費が安い通信制高校を探す上では、

公立校+通学圏内にある私立通信制高校を合わせて探す

というアプローチがおすすめです。

以下、全国から入学できる通信制高校の学費ランキングを掲載します。

通信制高校を検討している
すべての家庭に読んでほしいこと

「通信制入ったけど子どもが辞めた」

全日制と比較して自由に学べると評判の通信制高校ですが、中には失敗したという声もあります。

その後悔の声は「学校と合わなかった」に集約されます

不登校支援がある学校を選べば良かった

「通信制高校は不登校生徒を受け入れてもらえる」という安易なイメージで選ぶんじゃなかった。自主学習が基本、不登校生徒へのサポートはなし、やる気がある人だけ引き上げるという感じ。不登校支援がある学校、時間かけて選べば良かったなあ

学費の安さで公立を選んで失敗

通信制高校ならどこも一緒でしょと、公立を選んだら大失敗。家から遠いし、週2日は通わないと単位取れないし、勉強もつまらない。3年間とても保ちそうにない…。

近所にあるから、学費が安いから、そんな理由で比較をせずに選んでしまうと、学校と合わずに辞めてしまうことも多いです

後悔しないためには、通学エリアにある学校を3~5校比較するのは必須

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簡単に取り寄せることができるので、通信制高校の比較がまだできていない家庭は、利用してみてください

人気校は早めに募集を締め切る学校もあります。出願には学校説明会の参加が必須、など学校によって条件があることもあるので、募集要項は急いで取り寄せ確認しましょう

目次

全国から入学できる通信制高校の学費ランキング(通信コース)

ランキングデータについて

※年間学費の数字は「国から支給される就学支援金を差し引いた金額(年収590万円未満世帯)」の数字を記載しています。

※通学コースや各種サポートを希望する場合は、追加で費用が発生します。各学校の学費やコースの詳細は「詳細を見る」ボタンをクリックしてください。

※年間学費の数字は「2023年度募集要項」の数字ですが、情報が見つからない一部学校は、2022年以前のデータを記載しています。

学校名本校所在地年間学費
※就学支援金適用時
学校詳細
わせがく高等学校千葉県香取郡多古町48,000円〜詳細を見る
並木学院高等学校広島県広島市中区49,200円〜詳細を見る
クラーク記念国際高等学校北海道深川市納内町50,000円〜詳細を見る
明聖高等学校千葉県千葉市中央区50,000円〜詳細を見る
中京高等学校岐阜県瑞浪市土岐町50,000円〜詳細を見る
代々木高等学校東京都渋谷区上原50,100円〜詳細を見る
飛鳥未来きずな高等学校宮城県登米市米山町60,000円〜詳細を見る
日本ウェルネス高等学校愛媛県今治市大三島町60,000円〜詳細を見る
ECC学園高等学校滋賀県高島市今津町63,200円〜詳細を見る
N高等学校沖縄県うるま市73,000円〜詳細を見る
創学舎高等学校埼玉県深谷市大字血洗島77,000円〜詳細を見る
中央国際高等学校東京都武蔵野市吉祥寺本町80,000円〜詳細を見る
相生学院高等学校兵庫県相生市野瀬80,000円〜詳細を見る
今治精華高等学校愛媛県今治市中日吉町83,000円〜詳細を見る
慶風高等学校和歌山県海草郡紀美野町85,000円〜詳細を見る
神村学園高等部鹿児島県いちき串木野市別府85,000円〜詳細を見る
鹿島朝日高等学校岡山市北区御津紙工97,000円〜詳細を見る
NHK学園高等学校東京都国立市富士見台98,100円〜詳細を見る
AIE国際高等学校兵庫県淡路市100,000円〜詳細を見る
ヒューマンキャンパス高等学校沖縄県名護市三原102,000円〜詳細を見る
滋慶学園高等学校岡山県美作市古町103,000円〜詳細を見る
高野山高等学校和歌山県伊都郡高野町106,628円〜詳細を見る
日本航空高等学校山梨県甲斐市宇津谷107,000円〜詳細を見る
鹿島山北高等学校神奈川県足柄上郡108,700円〜詳細を見る
つくば開成国際高等学校沖縄県那覇市樋川116,000円〜詳細を見る
科学技術学園高等学校東京都世田谷区成城120,000円〜詳細を見る
ルネサンス大阪高等学校大阪府大阪市北区芝田120,000円〜詳細を見る
くまもと清陵高等学校熊本県阿蘇郡南阿蘇村120,000円〜詳細を見る
勇志国際高等学校熊本県天草市御所浦町140,250円〜詳細を見る
札幌自由が丘学園三和高等学校北海道上川郡和寒町150,000円〜詳細を見る
明蓬館高等学校福岡県田川郡川崎町160,000円〜詳細を見る
興譲館高等学校岡山県井原市西江原町170,230円〜詳細を見る
第一学院高等学校茨城県高萩市赤浜174,820円〜詳細を見る
こころ未来高等学校長崎県長崎市愛宕175,000円〜詳細を見る
ルネサンス高等学校茨城県久慈郡大子町195,000円〜詳細を見る
ルネサンス豊田高等学校愛知県豊田市藤沢町195,000円〜詳細を見る
屋久島おおぞら高等学校鹿児島県熊毛郡屋久島町214,250円〜詳細を見る
美川特区アットマーク国際高等学校石川県白山市美川浜町234,000円〜詳細を見る
松陰高等学校山口県岩国市錦町266,000円〜詳細を見る
星槎国際高等学校北海道札幌市厚別区281,077円〜詳細を見る
和歌山南陵高等学校和歌山県日高郡日高川町313,700円〜詳細を見る
一ツ葉高等学校熊本県上益城郡山都町350,600円〜詳細を見る
日々輝学園高等学校栃木県塩谷郡塩谷町585,500円〜詳細を見る

学費の安い通信制高校を選ぶときの注意・考え方

上記の通り、私立通信制高校であっても、通信コースであれば年間学費は10万円以内に収めることができます。ただし、学校選びにはいくつか注意点があるので、3つの選び方のポイントを解説していきます。

通信制高校の選び方3つのポイント

  • 通学圏内にキャンパスがある学校を選ぶ
  • 通信コースのカリキュラムが充実している学校を選ぶ
  • オンラインでのサポートが充実している学校を選ぶ

1.通学圏内にキャンパスがある学校を選ぶ

全国から入学可能な通信制高校は数多くありますが、通信コースのサポートは限定的で、オンラインでのサポートは意思疎通が難しいこともあります。

通信制高校は自宅学習が基本となりますが、「通学をしたい」「勉強のサポートを直接受けたい」という生徒向けに、通学キャンパスを用意している学校がほとんどです。

通学キャンパスの場所は学校により異なり、「N高等学校」のように全国各地にキャンパスを持つ学校もあれば、「一ツ葉高等学校」のように九州+関東圏の一部のみキャンパス展開をしている学校もあります。

・途中で通学コースに切り替えたい
・勉強や進路の相談を直接したい

となったときに途中でコース変更ができるよう、「通学キャンパスが自宅の近くにある」通信制高校を選ぶようにしましょう。

それでは具体的に通学時間が何分以内なら「通学圏内」なのでしょうか。こちらは理想は40分以内、限界が120分と一般的に言われています。私は高校大学と90分の時間をかけて通学していましたが、かなりしんどかったです。

全日制に比べて登校回数が少ない通信制ですが入学の前に実際に登校の練習をしてみて3年間続けられるのか考える機会を作ることはとても大事です。

2.通信コースのカリキュラムが充実している学校を選ぶ

通信制高校は自宅学習が基本ですが、学校によって通信コースのクオリティが異なります。

自宅学習の場合、「通信コースの勉強内容が面白いか、進めやすいか」というのは大きなポイント。

教科書を自分で読み進めながら紙のレポート提出をする従来型の学校もあれば、iPadやスマートフォンで映像授業を受けつつ、レポート提出もオンラインで完結する学校も増えています。学習のしやすさや生徒のライフスタイルを考えると、「オンラインでの授業が充実している学校」を選ぶのが大事といえるでしょう。

オンライン授業も、学校によってそのクオリティや内容が異なります。

・「NHK高校講座」で授業を進める学校(NHK学園高等学校他)

・独自の映像授業を用意している学校(N高等学校第一学院高等学校他)

・ベネッセの「スタディサプリ」を閲覧できる学校(ルネサンス高等学校興譲館高等学校他)

など、オンライン授業の内容/環境に注力している学校を選ぶほうが、「単位習得がしやすい=勉強が継続しやすく卒業がしやすい」ことになります。

3.オンラインでのサポートが充実している学校を選ぶ

通信コースは学費が安い分、生徒の自学自習が求められます。そのため、

・映像授業が充実していない/つまらない
・サポート範囲が限られている
・サポートへの問い合わせが面倒(電話対応のみなど)

という学校を選んでしまうと、勉強のわからない部分がそのままになってしまいかねません。3年間での卒業が難しくなったり、なかには中退してしまう生徒もいます。

実際、サポートが限られている公立通信制高校の3年間での卒業率は【4~6割程度】と言われています。

高校卒業資格を取得する上で、オンラインサポートの内容・サポート体制の有無は重要といえるでしょう。

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学費が安い通信制高校ランキング(おすすめ校厳選)

上記3つのポイントを踏まえて、通信コースのカリキュラム/サポートが充実している通信制高校をピックアップしてご紹介します。

1.N高等学校 (73,000円〜/年

学費73,000円〜詳細
*通信コース/就学支援金適用時
*通学にかかる費用はキャンパスによって異なります
スクーリング年間5日間~
開講コースネットコース/通学コース/オンライン通学コース/通学プログラミングコース
入学時期4月、7月、10月、1月 ※転入生は随時受け付け
専門授業語学/プログラミング/特進コース(キャンパスによる)
本校所在地沖縄県うるま市与那城伊計 24(入学は全国から可)
キャンパス札幌、仙台、東京(御茶ノ水・秋葉原・代々木・渋谷・池袋・立川・町田)、横浜、大宮、千葉、柏、名古屋、浜松、岐阜、新潟、金沢、大阪(天王寺・梅田・心斎橋)、神戸、姫路、京都、広島、高松、福岡、北九州、鹿児島他

N高等学校は、日本で最もオンライン学習に力をいれている通信制高校のひとつです。

N高等学校の学校運営は、ニコニコ動画の運営元であるdwangoと、文芸やエンターテイメントで有名なKADOKAWAが提携して行っています。

独自の映像授業に加えて、課外授業の動画コンテンツ(大学受験対策やプログラミング、Webデザイン等)で将来の選択肢を広げることができます。オンラインで課外授業も受けることができるのは、他の通信制高校にはない特徴です。

2.NHK学園高等学校(85,100円〜/年

学費98,100円〜
*通信コース/就学支援金適用時
*通学にかかる費用はキャンパスによって異なります
スクーリング月1-2回 or 年1回の集中スクーリング(4日間)
開講コースネット学習コース/ライフデザインコース/登校コース
入学時期新入学:4月 10月/編入学:4月 ・10月/転入学:随時
本校所在地東京都国立市富士見台品2-36-2
キャンパス東京/札幌/盛岡/仙台/名古屋/大阪/広島/福岡

NHK学園高等学校は、日本最大の通信制高校であり、歴史も古い学校です。これまでの累計卒業生は76000人超という、「誰でも入学しやすく、学びやすい通信制高校」といえるでしょう。

カリキュラムは、NHKで放送されている「NHK高校講座」と連動。PCやタブレットにも対応した教育システムで勉強を進めていきます。NHK高校講座は誰でも閲覧できるので、入学前に授業のクオリティを確認することができ安心です。

学習は「N-gaku Online Space」という独自システムで管理。学習の進捗状況を確認したり、電話/メール/チャットでわからないことを質問することができます。

単位取得に必要なスクーリングも、全国40箇所から選ぶことが可能。誰でも入学しやすく、学習しやすい通信制高校といえるでしょう。

通信制高校の学費はいくら?基本の考え方

通信制高校の授業料は、1単位あたりの費用で計算されます。

私立の通信制高校の授業料平均は、1単位あたり9,000円程度。年間約25単位を取得することを考えると、授業料は年間225,000円となります。

ただ、こちらの授業料は、国から支給される「就学支援金制度」により減額されます。

通信制高校の学費が安くなる就学支援金

就学支援金とは、高校に通う費用の一部を国が負担してくれる仕組みです。

具体的な支給額は以下のとおりです。

就学支援金の支給額

1単位あたりの支給額:4,812円〜12,030円

年間25単位履修した場合の支給額 :120,300円〜300,750円

就学支援金は、世帯年収によって支給金額が変わります。この支給金額は2020年4月に改定になり、590万円未満の家庭では1単位12,030円が支給となります。

世帯年収に応じた支給金額は次のとおりです。

世帯年収が590万円未満:1単位につき12,030円

世帯年収590〜910万円未満:1単位につき4,812円

世帯年収910万円以上:支援金なし

通信制高校のほとんどは単位制で、授業料は1単位12,030円以下の学校が約97%を占めています。

そのため、世帯年収が590万円未満の家庭では、授業料は全額免除(無料)となります。

通信制高校にかかるその他の費用

授業料は就学支援金によって無料〜大幅に削減されますが、通信制高校の通学にかかる費用は授業料だけではありません。

特にオンラインではなく、通学するタイプの学校は、授業料以外にも以下のような費用が学校生活にかかります。

授業料以外にかかる費用
  • 入学金
  • 施設費
  • 特別活動費(イベント参加)
  • 教育充実費
  • 専門科目の授業料

基本的には、通学頻度が高くなればなるほど授業料以外の費用は高くなり、通学のないネットコースは安くなります。

世帯年収を把握した上で、授業料以外の費用を計算していきましょう。

年収590〜910万円未満の世帯への支給額は、「1単位あたり4,812円」となっており、910万円以上の世帯には就学支援金は支給されません。通信制高校の学費を調べるときは、世帯年収に応じて、授業料の部分から就学支援分を差し引いて計算をしましょう。

通信制高校は比較して選ぼう

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通信制高校の平均学費はどのくらい?

通信制高校で勉強する女生徒の写真

通信制高校は登校頻度を自由に選ぶことができる他、一般科目に加えて専門授業を受けることができるコースがあるなど、バラエティに富んだカリキュラムが特徴です。

通信制高校の基礎的な学費の考え方としては、以下の表のようになりたちます。

専門授業
ありなし
登校回数多い高い普通
少ない普通安い
学習スタイルと学費の関係

この上で通学コースが増えるとどう学費が変わるのか、平均学費の例を下にまとめてみました。

通信制:自学型(通信)コースの平均学費

入学金50,000円
授業料225,000円 ※25単位習得/就学支援金対象
補修費・その他費用なし〜50,000円
合計275,000円

就学支援金を差し引いた年間学費 ▶ 100,000円〜154,700円

 通信制:週3日通学コースの平均学費

入学金30,000円
授業料225,000円 ※25単位習得
補修費・その他費用230,000円
合計485,000円

就学支援金を差し引いた年間学費 ▶ 260,000円〜364,700円

通信制:週5日通学コースの平均学費

入学金50,000円
授業料225,000円 ※25単位習得
補修費・その他費用520,000円
合計795,000円

就学支援金を差し引いた年間学費 ▶ 570,000円〜674,700円

*****

この一覧をみると、通学のない通信コースの学費のほうが安く済みますが、通学なしのコースを選択するかはよく考えて決めるようにしましょう。

というのも、通学しない場合、自分でスケジュールを決めて勉強をしていかないと単位修得ができないため、わからないことが出てくると、そこで止まってしまい、ついていけなくなってしまうこともあるからです。

そのまま時間が経ち、最悪の場合は通信制高校も辞めないといけなくなっていしまった、、、という声もたまに聞きます。

高校卒業資格を確実に取るためにも、月数回〜週1回は最低でも登校することをおすすめします。

最近では、通信コースといっても、わからないことはオンラインで先生が指導してくれるような通信制高校も増えてきました。通信コースを選ぶ場合は、学校が用意しているサポート体制を確認するようにしましょう。

通信制高校は比較して選ぼう

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通信制高校+サポート校を併用するときの学費について

サポート校とは、「通信制高校卒業を”サポートするための”支援学校」です。

通信制高校のように文科省に認可されている学校ではないため、高校卒業に必要な単位習得をすることはできません。

提携している通信制高校に入学し、テストなどはそこの高校を受けながら、普段はサポート校で勉強を受けたり、専門授業や課外授業などを受けながら勉強していきます。

サポート校に入学する場合は、提携している通信制高校にも入学する必要があります。

年間25-35万円という通信制高校の年間学費に加えて、20-70万円程度(通学頻度に寄って金額が異なります)の年間学費が上乗せされます。

サポート校+通信制高校に通う場合の平均学費

週1日通学280,000円
週2日通学390,000円
週3日通学548,000円
週5日通学785,000円

*上記以外に通信制高校の学費が必要になります。

サポート校の授業料にも就学支援金は適応される?

就学支援金はサポート校の授業料には適応されません

支給対象となるのは、公立・私立の高校(全日制・通信制・定時制)や高等専修学校となっています。

サポート校は対象になっていませんが、サポート校に入学すると自動的に提携先の通信制高校にも入学することになるので、そちらの授業料が割引され、結果的に負担が軽くなります。

就学支援金はサポート校の対象になりませんが、県によっては、サポート校を利用する低所得世代の経済的負担の軽減するための補助金を用意しているところがあります。

例えば、長野県の「通信制高校サポート校等就学支援事業」では、サポート校利用者につき年1回/10万円を上限とし、合計4回まで補助金が支給される制度があります。

就学支援金と比べてサポートを受けられる家庭は限られますが、経済的な負担を軽くする制度が住んでいる自治体にあるかは確認しておきましょう。

就学支援金以外の支援金/学費支援制度について

就学支援金の他にも、都道府県が独自に用意している学費免除補助があります。

こちらは、地域によって学費免除の内容や対象とする学校が異なります。私立の通信制高校に関して、授業料減税の対象措置がとられているのは、全国25府県にとどまっています。

例:大阪府の補助金

たとえば大阪府は、世界年収が590万円未満の場合は、国の就学支援金と大阪府補助金を合わせて、私立学校の学費が無償となる設定がなされています(私立高校生等に対する授業料等の支援について)。

例:東京都の事例

東京都でも、都が認可する私立通信制高校の授業料軽減助成の対象とするようになりました(私立都認可外通信制高校在学生授業料助成金)。

世帯年収590万円〜910万円未満の世帯に対して、在学校の授業料を上限に、国の就学支援金と合わせて25万8000円まで助成されます。

こうした仕組みがありますので、まずはお住まいの県の補助金や助成金を探してみましょう。

こうした助成金を受けるためには、各自治体が認可をしている私立通信制高校に限ります。助成金の申請を考えている方は、入学を希望する学校がこうした助成金の対象学校になっているか、学校説明会などで確認されるようにしてください。

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公立の通信制高校の平均学費はどのくらい?

公立の通信制高校の学費についても解説します。

公立通信制高校は、地方自治体(都道府県)が運営しており、全国に78校が開設されています。

公立通信制高校は地方自治体の予算内で運営されているので、入学者はその地域に住んでいる人か、在勤者となります。その地域の中学卒業、またはそれと同等の人なら誰でも入学することができます。

学費は、私立の通信制高校同様に就学支援金の対象となっていますが、授業担当総額の就学支援金(1単位あたり336円、月額520円)により、授業料は無料になることがほとんどです。

年間にかかる学費は、入学金、教材費、その他の会費など含めて、年間1〜5万円程度となります。

公立の通信制高校に通う場合の注意

ただ、公立の通信制高校に入学する生徒は、「自分のことは自分でする」という心構えが必要です。

担任制度もあるのですが、平均すると生徒67人につき教員1人となり、生徒の自学自習が前提とされています。

中学時代に不登校であったり、勉強についていけるかどうか不安という生徒は、公立の通信制高校を選んでしまうと卒業できないケースも多いです。

私立の通信制高校も、安い学校であれば年間学費10万円程度で通うことができるので、

自分は自主学習前提の公立校でやっていけるか

という部分で判断し、不安な生徒は私立校を含めて広く学校を探すようにしましょう。

通信制高校の学費についてのよくあるQ&A

通信制高校の「進学コース」などには授業料以外の費用がかかりますか?

かかります。

私立の通信制高校では、生徒の大学進学を指導する「進学コース」「特進コース」を設置している学校が増えてきました。通信制高校の年間学費は、1単位5,000円〜12,000円程ですが、進学コースを希望する場合は、この授業料とは別に指導料がかかることがほとんどです

通信制高校は、全日制の学校と比べてカリキュラムを自由に組むことができるため、志望校の受験に集中したカリキュラムをつくることもできます。指導形態も個別指導、少人数指導など、生徒のレベルに合わせることができるような形態がとられることが多いです。

進学コースを選択する場合は、

卒業生の実績に志望校への進学実績があるか

どの偏差値レベルの大学まで対応しているか

をよく調べた上で検討しましょう。

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「通信制高校は不登校生徒を受け入れてもらえる」という安易なイメージで選ぶんじゃなかった。自主学習が基本、不登校生徒へのサポートはなし、やる気がある人だけ引き上げるという感じ。不登校支援がある学校、時間かけて選べば良かったなあ

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学校のパンフレットを見比べるだけでも特徴はわかりますし、「この学校だけは違うな」と取捨選択もできます

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運営者情報

通信制高校選びの教科書は、通信制高校の卒業生にインタビューをしてまとめた情報サイトです。不登校生徒や発達障害の気質を持つ生徒、一般の高校では学べない専門授業を学びたい生徒向けに、学校選びと進路選択のサポートを行っています。2013年から運営を開始、現在は年間110万人が訪問するサイトになりました。

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